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加工米の収穫

  秋晴れは今日・明日だけ。日曜日から急激に寒くなって、北の方は大荒れとの予報。朝から近くの水捌けの悪い圃場へ籾殻を撒きに行きましたが、肝心の川沿いは水浸しで入れず仕舞い。

  佐千夫は乾燥の済んだ「にこまる」を籾摺り。7月8日に植え、少しイモチ病に罹った気配もあったのですが、収量は7俵半弱と超遅植えの割にはまずまず。食べるのを楽しみにしています。

摺り糠はこんな風にして散布しています

  加工米の「にこまる」が今年最後の稲刈りになるのですが、幸いそれ程遠くない圃場なのでコンバインに乗って行き、籾摺りの済んだ佐千夫がリフトとトラックを持って来てくれました。

イモチは周辺部が特に酷かったのですが

  残念ながらこの2枚の圃場は酷いイモチ病に罹っています。台風18号で天気が荒れた頃に罹病したらしく、48年百姓をしていて初めて農業共済に被害届を出しました。刈り取りをしていて、坪刈りの跡を5ヶ所?ほど見付けましたが、果たして共済の見立てではどの位の収量でしょうか。

  我が家で刈り取った時の最終的な籾嵩は、2反歩併せてもせいぜい10俵というところ。実際にはイリコが多いと思われますので、玄米収量は4~5俵もあれば上々かと思っています。

農業共済の坪刈りの跡が5カ所ほど有りました

  隣の田では、この辺りの名物「万木かぶら」が大きくなっていました。「万木かぶら」はネコブ病に弱く、産地は段々と名前の元になった集落:西万木から川上の方に移動しています。

  ネコブの原因になるネコブセンチュウは水に乗って移動するので、病気の発症した圃場より川下の圃場では、かぶらは作れなくなるのです。農薬もあるのですが値段が高く、しかもかぶらが堅くなって仕舞って美味しいかぶらの漬け物が出来無くなるので、圃場が移動するのですが。

万木かぶらが大きくなってきました

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プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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