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稲こうじ病

  今年初めて試作した新顔の「にこまる」は、九州沖縄農業研究センターで交配・育成され、暑さに強いと言われています。「にこまる」という名は、おいしくて笑顔がこぼれる品種であること、品種特性である粒張りの良さを表現して命名されたということです。

  えっ?と驚くほど株張りが凄くて、常識的には分蘖が多くて株がこのように大きいと穂が小さくなるのですが、その割には穂は一人前以上に長くなっています。

  中学の同年で得意先農家の一人は、一穂持って帰って数えたら178粒着いていたと言っていました。普通は100粒もあれば上々。ならばこれは大豊作?なんでしょうか。

  収量構成要素といわれますが、収量は植え付け株数x一株の分蘖数x穂に付いている籾数x籾の登熟歩合の4つの要素の掛け算で決まります。あと数日で収穫出来ると思いますが、いったいどれくらいの収量になるのか、刈り穫りを楽しみにしています。
 
  刈り穫り時期を決めるために毎朝穂の登熟具合を見ていますが、豊作病ともいわれる「稲こうじ病」があって驚いています。一般に低温、日照不足、多雨条件下で多発すると言われていますが、お盆過ぎから毎日の様に降った俄雨と、9月の雨台風も影響したのでしょうか。

  それにしても他の品種では見掛け無かったので、時期的に遅い品種だから特異的に発生したのでしょう。全部取って仕舞って籾に混じらないようにする予定です。

「にこまる」に稲こうじ病を発見

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プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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