傘鉾の飾り付け

 5月4日の田中神社例大祭には毎年、三田・佐賀・上寺地区の「ま組」、馬場・下ノ城・仁和寺・沖田地区の「つ組」に、我が南市区の「り組」からそれぞれ傘鉾が奉納されます。南市区では傘鉾を奉納する傘宿は、結婚し所帯を持った順で夫婦健在な家が務める事になっているのですが、なかなかすんなりとは受けては貰えないのです。

 毎年何軒も回って断られているのを聞いていましたし、私が関係した何年かもかなり苦労した覚えが有ったので、最後は我が家で受けるからと責任者の町代に話しておきました。結局順番は跳びましたが、今年の傘宿は我が家になりました。

 私の母は田中郷へ嫁いで来ると、田中祭の傘鉾に結婚衣装を掛けるので、その積りで準備して来たと何度も話していました。しかし父が早く亡くなり、母も順番が回って来るのを見ずに他界しました。

 そのため私達夫婦が傘鉾を出すに当たっては、母の思いの詰まった嫁入り衣装を掛けようと早くから決めていて、蔵の二階の長持から90年振り?に打掛を出して来ました。
 
 南市区HP:http://kajiyamura.jp/minamiichi-ku/index.html

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 糸だけでなく生地自体も弱っていて、和裁をしておられる友人の奥さんの所へ、打ち掛けを持って行って相談し補強をお願いしました。2日程して持って来て頂いたのですが、これ以上は破れそうで怖いと言われました。勿論その後は何日も掛かって、美代が糸で刺して補強したのですが。

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 3日9時から南市区の会議所で、傘鉾を張って頂きました。最初に3本の帯をこんな形に組んでおきます。この形は、以前お隣の小父さんと一緒に担当した時、どう組み上げるのかどうしても分からず、二人で紙で模型を作って納得。

 やって見ると簡単で二人で大笑いした記憶が有ります。今では紙の模型が代々受け継がれています。

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 3本の帯は糸で仮止めしておき、最後に傘鉾の上から被せます。

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 傘鉾に打掛・黒留袖・長襦袢を掛け、大体の長さを決めて洗濯挟みで周囲を止めてゆきます。

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 傘鉾は上から針を刺す者と、傘の下で待っていて下から刺す者とのコンビで仕事をします。

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 下掛けを通して着物を針と糸で仮止めしてゆきます。

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 傘鉾の天井部分には、着物の上半身部分と袖が載っています。緩まない様に全部糸で止めます。

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 打掛・留袖・長襦袢の間を、3本の帯が埋めます。下張り・着物・帯を全部糸で止めるので、なかなか針が通らないのです。千枚通しを使う事もあります。

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 打掛・留袖・長襦袢に3本の帯それぞれの長さを調整して、下が一直線になるよう糸で止めて出来上がりです。

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 傘鉾の飾り付けは予定通り12時に終わったので、お世話になった役員さんには区から準備して貰ったお弁当の外、美代が作ってくれた鯖の寿司を準備しました。

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プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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