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ウイングハロー

 荒起こし出来る圃場が無くなって少し早めに帰って来たので、トラクターのエンジンフードを塗装。前々から気になっていて塗料だけは取り寄せてあったのですが。暇な時期にやれば良いとは思うものの、実は室内では塗料の溶媒を吸い込んで、とてもやってられないのです。

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 今日はアウトドアでも時々咳き込んだほど。下塗りもせずいきなりスプレーしたので、錆が広がらなければ良しとして、仕上がりはあまり気にしないことにします。

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 トラクターの塗装を確認。新聞紙を外し、ボンネットの塗れ具合を見たのですが、まあまあかな。結構艶もあって悪く無いですね。ボンネットが綺麗になるとフロントグリルが気になって、この後こっちも塗装しました。

 ボンネット天場の塗装が剥げて見苦しいのは、運転席からは目立って気になるものの他からは見えないのですが、これで昭和の時代の年代物トラクターやと気にする必要はなくなりました。何しろ誰も乗って無い機種やから、古いという事は分かってもどれ程古いのか、分かるのは私とYESの賢君だけなので、これで大丈夫。まだ1,330h なんでこの先10年? は使えます。

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 我家の圃場の荒起こしは、耕耘幅140のパワーディスクで行います。これだと起こした畝3列で460㎝位になるのですが、220のドライブハローで一列おきに砕土すると、どうしても20㎝程度の潰し損ないが出ます。仕方なく各列全部を砕土すると、重なって砕土する所がハローの両側に40㎝程出来るので、ちょっと無駄やとは思っていました。これらを両方とも解消するのに240のドライブハローが欲しかったのですが、普通のハローだと幅が広すぎて、危なくてとても道路を走れない。特に夕方などは危険極まりない事になります。

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 オークションで240幅のウイングハローを見付けて落札。鯖江まで引き取りに行って来ました。写真で見ても現物も綺麗だったので、品質的には問題無いかと思っています。ところがマジックで書き入れてあるのが、2006-18年! しかしどうみても、2~3反代掻きしただけとしか思えない錆具合。それ以来13年間倉庫の中で眠っていたのか、新品同様でした。周囲の農家はおそらく、良い(新品)のを買ったと思われるでしょうね。

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 ディスクで荒起こしした畝を砕土するのにこのハローを使えば、1列置きで済むので作業が格段に早くなるうえ、折り畳んだら幅170㎝程度になるので、これまでの220のハローと比べると道路を走るのも、格段に安全で楽になりそうです。電動では無いので折り畳むのには力が要りますが、まあそれ位は…。我家の場合は洗車してから折り畳むので、多分それ程汚れない?

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 一昨日入手したウイングハローは、オートヒッチフレームでトラクターに装着する仕様になっていました。しかしオートヒッチ用のフレームが台風騒ぎで昨年から見当たらないので、畔塗機もトラクターに直装しています。

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 今度のハローもトラクターに直装出来るよう、ピンを交換しました。と言っても自分では出来ないので、作業は何時もの様にYES の賢君に依頼。ギアが壊れて部品どりに残してあったササキのドライブハローからピンを外し、ウイングハローがトラクターに直装出来るように改良。

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 元々は内向きのピンだったのですが、トラクターに装着しやすいようにピンを外向きに取り付けました。早く試運転したくてウズウズしているものの、今日は午後から雨模様。取り敢えず耕土培養資材を散布して、荒起こしをしてしまわないと。明日なら試運転出来るかな。

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軽油に水が?

 アサイチに農機ハウスでトラクターへ燃料を補給し、家の側の肥料ハウスの前へ移動。昨日ニコイチで作って貰った広角ドライブシャフトを、2㎝強短く切断して取り付け易くし、パワーディスクのギアオイルを交換。さてこれで万全と思ってキーを回したのですが、何としてもエンジンが掛からない。

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 エッ! 何で? 何ともならないので、農機ホームドクターの賢君に電話。出先からの帰りに寄って色々点検してくれたのですが、あちこちバラシている内に燃料に水が混じっている事が判明。一旦賢君には帰って貰って水抜きをすると、今朝補給した燃料は全部水。何と小さめのバケツに3杯出て来ました。しかし何で…? 念のため別の軽油のポリタンクを持って来ると、そのポリタンにも水が…。私が軽油のポリタンクに水を入れておく訳は無いのですが、2年前にはドラム缶に入れてあった 100 リッター程の軽油を抜かれているし、これ以上は言及したくありません。鍵を付けてない私が悪いのでしょう。

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 文句を言っても始まらないので、賢君に聞いた手順で水を抜き、燃料フィルターを交換。しかし自分で出来るのは此処まで。再び賢君の手を煩わし、セルモーターが過熱する程回しながら、パイプや燃料噴射ポンプの中に残っていた水を排出。

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 随分時間は掛かりましたが、もう良いかなと部品を組み戻し、セルを回すと見事に始動。思わず賢君と握手しました。もし噴射ポンプを交換する様な事態なら、一大事だったので助かりました。

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 3時過ぎから、再起したトラクターで荒起こしに出かけました。レンゲの生えていない圃場を選って、パワーディスクで起こすのですが、草が多いと上手く反転しません。

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 草が無ければ非常に綺麗に起こせるのですが。

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 まだレンゲが花を残していますので、種になるまで避けて起こしています。

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苗代作り 1岸目

 朝イチに苗代の畦をバックホーで、水を張っても漏れないように閉め切り。 

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 一年振りに、苗代の導水路と各苗床への導水パイプを設置

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 先ずは今日苗箱を設置する1岸目へ、水を入れ始めました。

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 壊れていたレーキを修理。先日、国際農業者交流協会の監査で東京へ行った時、蒲田駅前のドン・キホーテで買って来たテープが役に立ちました。

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 苗床を作るのに必要な120㎝・140㎝の幅をレーキの柄にテープで表示してあり、このレーキを使って苗床を作っています。

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 10日昼過ぎに、頼んでおいた苗床の整地用具を、前川鉄工の幸三郎君が作って届けてくれました。「コロコロ」と命名するかな。古いのは、私が子供の頃から使っている道具なので、何度も修理しているのですが流石にもう無理。

 そのままでは古い柄には付か無かったので一旦持って帰って貰い、改めて11日昼過ぎに古い柄に付けた状態で届いたのですが、折角だから新しい柄に挿げ替えついでに我が家の焼き印も押しておきました。最近の農機具は機械ばかりなので、焼き印を押すのは久し振りです。

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 溶接の痕が少し茶色く見えますが、実はオールステンレス。円盤に穴を開け、細い横棒を全部通してから溶接してあります。円盤の中心部は、前のは単に穴が開いていただけだったのですが、今度のは少し大きめのパイプを溶接してから心棒を通してあり、これなら格段に丈夫でしょう。

 この部分は元々1㎝程あったのですが、心棒を止めているのがごく普通のナットだけだったから、楽々と手で回ったのでビックリ。使ってるうちに緩むのは目に見えているので、ロックナットに変えてガチネジも入れました。

 ロックナットを締め付けるのに長さが足りず、矢印部分のパイプをサンダーで半分ほどに削って短くしたので、心棒を受けて二重になっているのは、この円盤部分の5~6mm程だけです。

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 水を張るのには結構時間が掛かります。今年は前日の夕方、一度水を入れておいたので楽でした。

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 ヤンマーのミニカルチで代掻き。

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 新調した「コロコロ」は、古いのに比べると格段に丈夫。苗床の高低差を直すのも楽々でした。

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 此処まで来ると、やっと今年も始まったなと実感します。 

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 苗箱の上に載った種籾から、少し根が伸び始めているのを見付けました。育苗培土の下に蒔いてある種籾は、当然根が伸びている証になるので、ちょっと嬉しいですね。

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 夕方4時頃まで掛かって、ようやく今年の1岸目を作り終えました。

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苗代地作り

 田中神社の例大祭が無事に終わって、5日は後宴祭。周辺では待ってたように一斉に農作業が始まりました。我が家もマキノへの配達を一件終えてまずは苗代作り。

 しかしトラクターのエンジンキーが何処にも見当たらない。ずっと使っていたキーが見当たらないので予備キーで乗っていたのに、28日に使った後何処かへ置き忘れたかと思うのですが、どうしようも無いので新しいキーシリンダーと付け替えようと作業を始めました。実は何度となくキーを見失うので、一度本気で付け替える積もりでネットで仕入れてあったのです。

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 あちこちバラし、サイドミラーやハンドル等を外し、最後に回転計のワイヤーをエンジンから外すのに、念の為何時もの安原エンジンサービスの賢君に電話相談。単純に引き抜いても大丈夫という返事を聞いてトラクターの方へ戻る時、ふと新しいキーがトラクターのキーシリンダーに合ったらお笑いやなあと思いながら袋に手を掛けた時、賢君から電話が掛かってきました。

 「貞夫さん、新しいキーシリンダーはキーとセットなんですね。そのキーは多分汎用で、トラクターのキーシリンダーに合うかも知れませんよ」。2人とも全く同じ事を考えていたらしく早速試して見ると、キーを入れたら予熱ランプが点灯しました。何やこれやったらキーだけ買っておいたら良かったんや無いか。

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 午後からバラしたトラクターの部品を全部組み直し、ようやく苗代用の畦付けを始めました。しかし月末に降った雨で思いの外土が湿っていて、畔が上手く塗れません。

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 半分も出来ない内に日が暮れて来て、途中で終了。6日の朝から畔付けを再開したのですが、途中でリングピンが飛んだり、シャーピンが折れたり、散々です。

 実はこの細いタイプのリングピンが作業の途中で飛んだのは、今回で二度目。ピンだけでなく作業途中でボルト迄抜けていたら大変なので、もう二度と使わないことにします。

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 土壌水分が高く畔塗機がスムーズに動かないので、畔が細かな段々になっています。こんなことは初めての経験。

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 色々試して、最後の一本だけは何とか綺麗に塗れました。最初の往復は少し控えめに軽く広く、二回目はその轍に車輪を入れて少し狭く強く塗ると良いのですが、来年までそのコツを覚えているかどうかですね。

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 反対側もリバースでバックして塗りました。

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 雨がかなり酷くなって、苗床部分の荒起こしが出来なかったのですが、まあ仕方ないですね。

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田中神社例大祭

 昨日の宵宮渡しの折に撮った写真をお土産に、朝の内に傘宿の土井さん宅へお邪魔し、気になっていた鋏み箱のハゲた部分に、ペンキを塗って修理。12時半に傘宿で記念撮影をし、惣社神社へ。

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 良いお天気に恵まれ、暑い程でした。

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 惣社神社では改めて全員で記念撮影。神社で待機されていた南市区の評議員さんにも、全員入って貰っています。

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 辰巳ヶ町の田の前を通る傘鉾巡行。予定通りレンゲの花越しの写真が撮れました。

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 道中はかなり風が強くて、それでも文句も言わずに傘鉾を保持してくれた役員に感謝。

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 仁和寺にある田中神社大燈籠の前で、「ま組」「つ組」「り組」の警護役の若者が、出会いの挨拶。

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 今年の当番区は「つ組」の沖田区で、全く馬に乗った事も無い若者が練習し、流鏑馬役を務めてくれました。

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 手前の天狗さんは素戔嗚尊。お面を被るのは次年度当番区になる区の区長と決まっているので、今年は南市の安原区長が勤めています。

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 石段を降りる時は勿論ですが参道を歩くときも、天狗のお面の中からは非常に視界が狭いので、両側を南市区の役員が支えています。

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田中祭・宵宮渡し

 9時から南市区会議所で、傘鉾作りが始まりました。先ずは下掛けを掛け、その上に打掛を掛けています。

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 着物・長襦袢を掛け、下がりを鯨尺で2尺2寸(約82㎝)に設定。

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 袖などは傘の上に糸で止めます。

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 傘の骨を止めている糸が切れ、修理に手間取りました。

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 3本の帯を載せて止めてゆきます。

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 なかなか裾が一直線には揃いませんが、まずまずの仕上がりになりました。

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 今年の傘宿は土井治さん宅です。

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 傘宿から惣社神社へ。この後南市区内を一巡する宵宮渡しが始まります。

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 3時半過ぎに我が家のある鍛冶屋村へ来てくれました。

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プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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