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酒米を刈り穫り

 22日に家の近くで酒米の「玉栄」を刈り穫りました。今年初めて作った品種で、どんな稲になるのか全く分からず全て手探りでしたが、比較的作りやすい品種の様です。

玉栄も小出来でした

 「玉栄」の乾燥調整が一段落したので、今日は「山田錦」の刈り穫りに出掛けました。毎年コンバインをトラックに積んで行くのですが、昨年クローラを新しくしたのでそのまま乗って圃場へ。

 トラックとフォークリフトを運んだ佐千夫が待っていてくれたので稲刈りを任せ、美代に迎えに来て貰って一旦帰り、乾燥機の大掃除。同じ酒米でも品種が違うので手は抜けません。

 終わって軽トラで行くと、既にフレコンに2杯刈っていました。右の圃場は田植え直後に野生の鴨の食害を受けましたが、被害は最小限で済んだ様です。

中割をして刈っています

  元々苗イモチの気配が有ったのと、お盆過ぎての天候不順で穂肥を控えたので、稲穂が小さくてちょっと多収穫は望めそうも有りません。晩生品種で酷くイモチを出して、反収3俵とか言う噂の大型農家もあります。まあ病気を出すよりはましと思って、来年に期待ですね。 

やはり穂が小さいですね

  我が家では唯一の圃場整備田で隣町にあります。30年余りお預かりしていて自作田の様ですが、此処は農道が広いのでトラックへの積み込みも楽々。この時期になると回りの圃場の稲刈りは殆ど終わっているので、滅多に車も通らないのです。

農道が広いので積み込みも楽々

玄関先を刈り穫り

  昨日から乾かしている籾の嵩を見ていると、2台の乾燥機の籾を1台に詰め込める様に思って移し始めたのですが、張り込み制限を遙かに超えてギリギリ一杯でした。

乾燥機から隣の乾燥機へ

  ちょっと無理をしましたがこれで乾燥機が1台空になったので、思い切って玄関先のコシヒカリを刈り穫りました。8畝足らずで、しかもかなり高低差のある上下2枚に分かれています。我が家で耕作し始めて6年目ですが、耕土が浅くて水保ちも良くないので、例年収量はあまり良くありません。

良く乾く田で今朝水を切ったのに大丈夫

 この田は両側を道路に挟まれていて、散歩中にビールの空き缶を捨てる不心得者が居ます。それほど散歩で通る人間は多くないので、そのうち犯人を見付けてやろうと思っているのですが。

まだ犯人は分かっていません

  我が家の目の前の圃場なので、コンバインからフレコンを抜き取るのも倉庫の前。乾燥機までの搬送距離はわずか15mほど。こんな楽な稲刈りは他には有りません。

フレコンの抜き取りは倉庫の前

  上下2段に分かれていますが、細長い田なので田植えでも稲刈りでも、作業自体は短時間で済みます。それにしても、夕日に照らされた切り藁の上のコンバインを見ていると、まだまだ我が家の稲刈りは続くのに、既に晩秋の気分ですね。

此処の稲刈りは直ぐに済みます

  稲刈りが終わってから、昨日刈り取った中央ユニバーサル子供園の前の圃場に、レンゲの種を蒔いてきました。本来は稲刈りの前に種を蒔くので、この方法で上手く生えてくれると良いのですが。

  普通はレンゲの種を播種してからトラクターで軽く耕起しておくか、先に起こしておいて種を蒔くかします。しかし田んぼは一旦起こしてしまうと田面が軟らかくなり、子ども達が遊ぶのにはちょっと心配なので、我が家は例年5月末まで耕起しないのです。上手く生えてくれると良いのですが。

レンゲの種

中生品種を刈り穫り

  お米が無くなるとご注文を頂く方が多いのですが、月決めのお得意様へは毎月25日を目処に、特にコシヒカリを欲しいと言われない限り2種類を詰め合わせてお送りしています。

  先月はコシヒカリだけをお送りしたのですが、折角だから今月は何時も様にコシヒカリと中生品種の2種類を送りたくて、少し早めに刈り取ることにしました。

外周が終わった所で佐千夫と交代

  この圃場は駅前から続く都市計画道路沿いにあり、道路の反対側には中央ユニバーサル子供園があります。歩道も普通の道路より広いので、コンバインからフレコンを抜くのも楽々。

  もっとも幾ら圃場が乾いているとはいえ、度々コンバインを歩道へ乗り上げると多少は土を落とすので、収穫作業が終わったら竹箒で掃いておきます。

  圃場に隣接するお宅の子供さんが窓から顔を出し、「小父ちゃーん」と声を掛けてくれました。こちらも手を挙げて挨拶。代掻きをしていて水の上に浮いていたままごとの道具を発見。拾っておいてあげたのを覚えていてくれたようです。

フレコンは歩道の上でコンバインから抜き取り

  圃場の隣の宅造地には3軒の家が建っていますが、一番道路側はまだ1軒分が空き地のまま。何時もトラックは此処に止めて、フレコンを積み込んでいます。

宅造地でトラックに積み込み

  圃場は乾いていたし天気は良いし、収穫作業は極めて順調に終了。我が家のコンバインは古くて袋取り仕様なのですが、籾はフレコンで抜いてトラックで運び、乾燥機にもフォークリフトで吊って張り込むので、作業自体は特に重労働ではありません。

  籾の張り込みが終わると、明日は乾燥機が2台とも満杯で次の稲刈りは明後日になることを確認し、佐千夫は夕方から小浜へ魚釣りに行って仕舞いました。

  一昨年は綺麗に咲いたのに年々少なくなってきたので、明日はこの圃場にレンゲの種を蒔いて、春先には子ども達に遊んで貰えるようにする予定です。

間もなく刈り穫り終了

羽二重の刈り穫り

  刈り旬にはまだ少し早いのですが外周部分の稲穂が水分24%だったので、18日に行われる田中神社の秋正月祭に間に合わないかと思って、昨日滋賀羽二重糯を刈りました。

 結果的には少し早すぎて圃場の中心部はかなり水分が高く、今日夕方まで乾燥機で常温通風乾燥してようやく22%まで落ちました。明日もう一日掛けて風を送ってもせいぜい17~8%。糯米は水分14%台まで乾かさないと白くハゼ無いので、秋正月祭には間に合いそうにありません。

滋賀羽二重糯は少し不出来でした

  外周部分を刈った所で佐千夫が来てくれ、コンバインの運転を交代。右手奥に見える我が家まで250m程しかなく、フレコンが一杯になる度にリフトで運んだのでトラックの出番は無し。

佐千夫が刈ってくれたのでリフトで籾運び

  この羽二重糯の隣は例年なら前期のコシヒカリを植えているのですが、収穫時期が集中して仕舞うので今年は酒米の玉栄を植えています。2枚で3反歩ありますが初めて作った品種なので、肥料の散布時期などは全くの手探りでした。

  こうしてみると背丈は大したことは無いし倒伏の心配も無さそうで、これならもっと思い切った穂肥を入れても大丈夫だったかなと考えています。来年の話ですが。

酒米の玉栄が3反歩あります

  羽二重糯は2枚の圃場に植えてあります。こちらの圃場は手前の三角部分を減反にし、一部を注連縄用に青刈りした田。減反部分が多いので収量は余りありません。

  滋賀羽二重糯は非常に美味しいだけでなく、稲がしなやかで軟らかく注連縄などの細工物には最高の品種ですが、普通に作ると背が高くなって倒伏してしまいます。穂肥を入れる時期次第で倒伏は回避出来るのですが、今年はちょっと遅くなって穂が小さくなって仕舞いました。

注連縄用の稻藁を刈った田

  外周を3~4周刈り取ると中割をして左右を別々に刈ります。我が家のコンバインは古いので、この方が四隅で切り返してバックして、外周を全部刈って行くより綺麗に刈れます。

中割をして稲刈り

  滋賀羽二重糯の圃場へ行く農道の反対側には、今年初めてお預かりしてミニ圃場整備した酒米の圃場があります。この玉栄の刈り取りは多分1週間から10日位先でしょう。

今年から作り始めた田です

南市区の防災訓練

  昨年に続いて南市区の防災訓練が行われました。8時45分に避難準備情報が出て、その情報が区長から組長を経て各家庭に届きます。その知らせを聞いてから第5組の集合場所へ移動。私は南市区自警団なので、消防の法被にヘルメット・長靴で出掛けました。
  南市区のHP : 区・防災訓練 15

  本来自警団には避難誘導の任務が有るのですが、私は南市区のホームページを作るため、例年通りカメラマンをしています。秋晴れに恵まれて良い訓練日和でした。

南市区第5組が集合

  昨年は何となくバラバラと集まって来られた印象がありましたが、今年は各組毎に集まって歩いて来られました。集合場所(避難所)は市の「ふれあいセンター」にある「ふじのきホール」。

藤の木ホールへ移動

  板の間にしばらく座って色々な訓練をする事になるのでちょっと辛いのですが、昨年の経験から折りたたみの椅子を持って来られた年配の方もありました。

区民184人が訓練に参加

  確か昨年は参加者が145名だったか?今年は185名でした。お年寄りも多かったのですが、今年は小さな子供さんが多かったのが印象的でした。

区長の挨拶

  予定では地震体験で起震車が来るハズだったのですが、残念ながら車両故障で中止。変わりに火事の際の煙を体験できる設備が市の消防署から来てくれました。

  本来はもっと大きなイベントにしか出さないのだそうですが、安曇川町にある高島市の南部消防署長が南市の住人なので、起震車の代わりに手配してくれたものです。

煙道体験

  消防車は大きなポンプ車が来てくれました。消火作業以外に事故などの色々な場面に対応出来るよう、発電機やエンジンカッターなどの機材も積んでいます。

消防車の説明

  ホールに戻ってAEDを使っての救急救命訓練。とはいえ消防署員の説明を聞いているだけなので、本当なら何人かが実際にやってみる事も必要でしょう。

  せめて救護班と自警団を対象に、日赤救急法の訓練を受けてはどうかと提案しています。

AEDの使用方法を講習

田中神社で講習会

  田中神社で祭りの折りの馬の装束の付け方などを中心に、伝統を引き継いでいく試みが始まりました。これまで神社の改築などハード面では頑張って整備してきたのですが、今回はソフト面の強化を図ろうという分けです。  HP : 田中神社 : 田中祭り講習会 

  佐千夫は小学校6年生の時から、3年毎に巡ってくる南市区の渡し番ごとに、毎回「使発走(すばし)」でご奉仕している事もあってお声が掛かりました。私は平成17年と20年に大総代として、神社の改築に携わっていたことに加え、我が家で馬の装束を持っている事もあり特別参加しました。

開会式

  馬の装束着けには我が家の装束を使って実演。指導者の岸さんをはじめ、田中神社の歴史に一番詳しく今回の行事のために木馬を作られた平井正昭さんも、いずれも80歳。幸い何人もの流鏑馬や使発走でご奉仕した若手が参加してくれ、祭りの諸行事の継承に手応えを感じています。

木製の馬に装束着け

  当然ですが、実演に使った馬の装束(明治31年製)が我が家の持ち物と言う事もあって、佐千夫は殊の外熱心に取り組んでいました。それでもなかなか一度や二度で覚えられるほど簡単ではありません。ビデオも撮ったのですが、今日の講習会とは別に改めて撮影しようと話し合っています。

面懸(オモガイ)の付け方を練習

  泥障紐(あおりひも)を四つ目に組むのも難しいので、なかなか上手く出来ません。

紐を四つ目に組む方法

  流鏑馬や使発走の所作の手順も、田中祭の「ま組」「つ組」「り」組でそれぞれ違っていたりするので確認しました。使発走の所作は佐千夫が一番経験豊富なので、手本を見せながら色々と検討。これまでとは少し違った形になりました。 

使発走の所作を確認

  流鏑馬の所作も検討。流鏑馬は田中祭の祭事の中ではハイライトなので、熱が入ります。

流鏑馬の所作を確認

ゆうなの運動会

  コシヒカリの前半の刈り穫りが終わり、次の滋賀羽二重糯までしばらく間があるので、昨日は朝5時半に家を出て孫の「ゆうな」の運動会を見に、愛知県の安城まで行って来ました。

  「ゆうな」は3月生まれということもあり、年中組では一番小さくて何時も隊列の一番前にいるのですが、開会式では一番端の列でした。これは写真を撮るのには絶好の位置。

開会式と準備体操

  直前に水疱瘡に罹かってしばらく登園出来なかったので、お遊戯の練習などが出来なくて心配していましたが、元気いっぱいな様子で安心しました。

準備体操

  徒競走のスタート前には、自分で名前を場内放送でアナウンスします。

スタート前に自分の名前をアナウンス

  スタートは隣の男の子がフライングしそのまま走ったので、1番にはなれず。しかし走りっぷりは良かったので、体力が付けばいいランナーになるでしょう。

徒競走でスタート

  両手に旗を持ってお遊戯。

旗を持ってお遊戯

  親子でお互いを見付け合うというゲーム。

佐紀子と一緒にゲーム

  良いお天気に恵まれ全競技が終了。みんなの自画像を貼った入場門の前で記念撮影。

自画像を貼った入場門の前で
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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