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国際農友会 交流会

  滋賀県国際農友会の会員交流会を、長浜市雨森にある大橋正和OBの農場:アグリ39(アグリ・サンキュー)で開催しました。昨年新築した作業場のお披露目を兼ねて、前々からやろうと計画していたのですが、ようやく実現しました。

  東京から国際農友会事務局の窪田さん、京都のOB会から川崎会長をはじめ会員2名に、インドネシアからの研修生や今年派米研修に参加する若者、今年派米研修に応募する予定者まで合わせて6名。大阪からも櫛本会長代行が参加してくれ、賑やかで充実した会合になりました。

会長挨拶で開会です

  それぞれ自己紹介をして貰いました。私は新人以外は殆ど全員分かるのですが、全く面識の無い会員も多いのです。佐千夫も連れて行ったので、自己紹介しています。

それぞれ自己紹介

  まずは大橋君のアグリ39の作業場へ入って説明を受けました。建屋が1300㎡あり、天井まで11~12mもあるという大きさに、80石入りの乾燥機が並んでいても小さく見えます。

まずはアグリ39の施設見学

  バーベキューには国際農友会の上森会長が、最高級のA-4ランクの近江牛を準備してくれ、佐千夫が途中でもういいと言った程で、美味しくて大満足でした。

  その他にも会員が、メロン・パイナップル大福・奈良漬け・スイカなど色々と持参。私も純米酒「かじや村」を持って行ったのですが、冷蔵庫に仕舞ったままでバーベキューは終了。京都からのお客さんと大橋君へのお土産になりました。

バーベキューは大盛会でした

  散会を前に全員で記念撮影。フェイスブックやホームページにも載せています。

散会を前に参加者全員で記念撮影  

写真集はこちらです。 http://foodpia.geocities.jp/shiga_jaec/

苗代仕舞い

  6月28日、苗代の奥に綺麗な虹が架かりました。梅雨入りが早かったのですが降ったり止んだりの天気で、「百姓仕事は天気次第」と割り切って仕事を進めていました。

虹が架かっています

  昨年より1週間ほど遅くなりましたが、何とか苗代仕舞いになりました。残った苗を全部苗ラックに載せておき、育苗に使ったワリフやミリオンマットを取り去っておきます。

苗床を仕切る畦は草ぼうぼう

  苗代跡地を代掻きする時にはまず畦を潰すのですが、苗を運ぶのに何度も通っているので非常に固くて、5~6回はトラクターで通らないと田植えが出来る程にはなりません。

苗代跡地の代掻きには時間が掛かります

  代掻きをして、中一日置いて田植えをします。その間は苗を苗ラックに載せておくのですが、今年はうっとうしい天気で苗が乾かず、その点では助かりました。

最後のコシヒカリの苗です

  21日、ようやく苗代跡地にコシヒカリを植えて、今年の田植えを終えました。もしかしたらコシヒカリとしては、日本でも一番遅い方では無いかと思っています。

 夕方から酷い土砂降りになりました。この後2日間ずっと雨だった事を考えると、雨の前に田植えを終えて助かったなというのが実感です。

田植えが終わって夕方には土砂降り

  24日、ようやく日差しが戻って来ました。田植えからだと3日ぶりなのですが、その前の台風11号の頃からずっとぐずついていたので、これでやっと梅雨明けかなと思っています。

3日ぶりに日差しが戻って来ました

九十田の田植え

  4年前、同級生から預かった3ヶ所で5反の田の内の1枚で、九十田(クソダと読みます)の田ですが、私が引き受ける前にしばらく耕作放棄されていて、最初は何処から水が来るのかさえも分かりませんでした。周辺の田を耕作している得意先農家に聞いても、以前作っておられた農家は水が入らなくて、何時も難儀しておられたとか。

  昨年秋に下調べをして、どうやら上流の、長年減反で作付けされていない田の排水が、水路を通って流れてくる様になっているのに、肝心の水路が泥に埋まっていることを発見。

  此処を泥上げし農道には塩ビパイプを埋め込み、減反の田には地主さんにお願いして導水路を作ってありました。 7/14 代掻きの前にこの導水路と、幹線水路にある水口を接続。これで何時でも自由に水が流れます。 http://kajiyamura.blog115.fc2.com/blog-entry-824.html

幹線水路と導水路を繋ぎました

  昨年は、この田の直ぐ上手にある田(写真では左の田)の排水を貰って田植えをしたのですが、今年はこの2枚の田の真ん中の水路を掘削して準備していたので、水はこの通り流れていて排水を貰わなくても大丈夫。

春に泥上げをした水路にも水が流れ始めました

  7/15 この田にこれだけ潤沢に水が入ったのは、何十年ぶり?なのかも知れません。

この田にこれだけ潤沢に水が入ったのは初めて?

  昨年は上下2枚になっていたこの田を1枚に直したのですが、何しろ水が入らないので泥を移動できなくて、何日も掛かって仕舞いました。最後は大雨のお陰でようやく…。

  しかし今年は要るだけの水が自在に入ります。高低差を直すのには時間が掛かるのですが、 7/16 何とか田植えが出来そうな状態に出来上がりました。

高低差を直すのにも水の心配はありません

  昨年のブログで見てみると元々1週間ほど遅れていたのに、台風11号のお陰で予定より更に遅くなりましたが、今日(7/18) 昼過ぎには雨が上がって日差しが戻って来たので、どうにか田植えを完了。超遅植えコシヒカリをどう管理するか、これからの天気次第ですが頑張らないと。

雨が上がってようやく田植えが出来ました

子供園の前で

  東・南・西の三方を住宅に囲まれ、北側も駅前から続く都市計画道路を挟んで中央ユニバーサル子供園があり、人通りも車の往来もかなり多くて、我が家の経営地の中では一番目立つ圃場。

  7月6日にようやく水が回ったので、代掻きを始めました。此処はT字路になった水路の反対側を堰き止めないかぎり、なかなか上流側のこの圃場へは水が入らないのです。

水加減もピッタリで順調に代掻き

  この時期にこんな市街地で代掻きをしていると、通りがかった人は大抵気にしてチラッと見ている様です。こっちは毎年の事なので慣れていますが、周囲の田では既に中干しをしていて、穂肥を撒いている田もあるくらいなので、不思議なんでしょうね。

高低差を直すのには結構時間が掛かります

  この時期に、こんなに泥々に汚れたトラクターを動かせば、直ぐに犯人は特定されて仕舞います。これが農道でも気になるのに、こんな市道では一歩も動けません。

これだけ泥々に汚れていると一歩も動けませんね

  トラクターには洗車用にエンジンポンプを搭載してあるのですが、エンジンを吹かすと止まって仕舞います。これはもう修理しか無いと、2日前に安原エンジンサービス(YES)の賢君に依頼。

  水道から水を流し込みながらしばらくエンジンを掛け、やがて「あぁ、これやな!」と燃料パイプに小さな穴を見付けてくれました。修理は、穴のある部分を2㎝ほど切り詰めただけ。

エンジンポンプを修理

  トラクターも歩道も思いっ切り洗って帰ります。バケツ等を持って行って、タイヤに水を掛けて帰る農家も有るようですが、中途半端に洗うと帰りの路上に泥を落とすので、車体の下も徹底的に…。 

歩道の上で思い切り洗車して帰ります

  普通は中1日置いて田植えをするのですが、8日は朝から小雨が降り続き午後から雷を伴う大雨の予報。これでは田植えは無理と判断したのですが、何と夕方まで曇り時々晴れ…でした。

  9日、トラックに苗を積み込んで佐千夫が運転。私は田植機で出掛けたのですが、いつもよりエンジン回りの音が大きい? 前々からキーキーという異音が気になっていて、もしかしてベルトの軋みかなとは思っていたのですが、CRC-556を入れても直らなかったのです。

  圃場に着いて田植機に苗を積み込み、田へ入ろうとして音が一段と大きくなっていて、佐千夫に「ちょっと、おかしいと思わんか?」 と言いながら進入路を下りると、そこで田植機は動かない…。

  前にも後ろにも動かないので、直ぐにドライブシャフトの故障と判断。実は前日、軽トラのドライブシャフトがガタガタになって、修理を頼んでいる所だったのでピンと来たのです。

何と30分程で修理完了

  この時期は農機具店もヒマ?とみえて、何と2人来て故障箇所を見付け、部品を持って来てくれたもう一人と合計3人で、ものの30分程でドライブシャフトを交換してくれました。

  「何時までも、古い機械乗ってるからや」と笑われるかと思ったのですが、こんな故障は良くあることと聞いて何となくホッとしました。大抵田植機は田の中で立ち往生していて、膝まで漬かる様な泥田の中で、半泣きになりながら交換修理した事もあるとか。

  故障と判断した時点でトラクターを持って来て、後ろから牽引して田植機を隣の宅造地へ引き上げてあったので、こんな楽な修理は初めてやと言われたほどです。

無事田植えが終わりました

  当たり前ですが、ドライブシャフトを新品の交換したら全く異音がしなくなり、思わず田植機の買い換えが頭を過ぎった事さえ忘れて仕舞うほど。快調に田植えが出来る様になりました。

  苗の状態が万全では無かったので、所々に植え損ないもありますが、この2枚の圃場はいずれも同級生が地主さん。特に西側の1反歩の方は、地主さんが大阪在住。精米して2㎏パックにしてお送りしているのですが、「お米大好き」とのことでお米が無くなるとメールが入るので、こちらも時々圃場の様子を写真入りで送っています。 

これで子供園からも綺麗になった圃場が見えます
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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