ミニ圃場整備-2

  今年からお預かりする事になって、先月24日からミニ圃場整備を始めた田は、パワーディスクで耕起した後ドライブハローで細土し、バックホーで土を押して移動しました。と言っても測量抜きで、全くの目見当なのですが。2日でかなりの土を動かしたのに、まだまだ高低差は残っています。

バックホーで土を移動

  代掻きに備えて再びドライブハローで細土しています。この後水を入れたのですが…。

代掻きに備えてドライブハローで細土

  22日の朝、水が入っているのを確認したのに、夕方代掻きに行くと水路に水が無くて、当然田の方も水が無くなっていました。折角来たのだからと、以前は野菜を作っておられたのに、ここ何年も耕作放棄されていた隣の田を耕起。余りにも草が酷くて5~6回は起こしたかなと思うのですが。

  晩飯前にその事をお断りに行くと、ご当主は一週間前の17日に亡くなっておられました。奥さんは誰かに頼んで、一度は草を刈って貰ったと言っておられましたが、放っておくと雑草の種が飛んできて大変なので、今後はついでやから私の方で管理しますと言っておきました。

何年も耕作放棄されていた隣の田を耕起

  水の入った状態で見るとまだまだ高低差があります。真ん中辺りが高くて奥の方が低く、このまま普通に代掻きしてもとても田植えは出来ません。

まだかなり高低差があります

  ドライブハローの回転を止めて泥を引っ張るのですが、これだと一回にかなりの泥を移動する事が出来ます。当然これも目見当でやるので、慣れないとちょっと大変かも知れません。

高低差を直すのに泥を引っ張ります

  一旦綺麗に均しておいて、次の日に見に行くとこの有様。もう一度最初から高低差の修正をやり直し、何とか田植えをしても苗が露出したり、水底に沈んだりしない程度に均す事が出来ました。

かなり高低差があります

  田植えの途中から雨になりましたが、雨合羽を着ての田植えです。雨脚がそれ程酷くならない内に植え終わって、6時過ぎには洗車して帰ることが出来ました。

  昨日田植機の点検をしていて、何時も使っていたイセキの田植機の調子が悪く、左側の2条が時々止まるのを発見。古いヤンマーの田植機を出してきて燃料パイプを交換し、キャブレターや燃料タンクを大掃除しながら植えたのですが、余り上手く植わっていません。多分植え付け爪を交換しないといけない時期なんでしょう。

  それに実は今日30日は昔から「泥落とし」の日で、百姓にとっては農休日なのですが…。

雨の中、何とか田植えを済ませました

目の前で田植え

  田植えが始まってなかなかブログを更新出来ませんでした。今日は土砂降りの雨で、午前中はトラクターでミニ圃場整備をしていたのですが、この所あまり休みが取れて無かったので、流石に午後から休養日にしてブログを書いています。そのせいで記事は今日の出来事ではありません。

  今年はミニ圃場整備を2件やっています。こちらはトラクターを置いている南側の畦と平行になるように、5月末に手前(北側)の畦を移動して広げた田で、6月13日に代掻き。バックホーでかなりな土を動かしてあったので、水戸尻の低い方へトラクターで何度も泥を引っ張りました。

移動した畦の付近が盛り上がっています

  こういう風に代掻きで田面を均平化した事が無い友人は、土の移動は秋の稲刈り後にするべきやと言いますが、それでは高低差は絶対に直せません。

  代掻きの時だと泥は楽々動くし、高低差は歴然と分かります。多分私がこの作業をしている時に見たら、もしかしたらその友人は卒倒するほど驚くかも知れんな、と思っています。

高低差を直すのに時間を掛けました

  15日、無事に田植えを終了。この田は地主さんのお宅が目の前にあって、家庭菜園にしておられる減反の田越しに、ご自宅の居間から何時でも稲の生長具合が見えるのです。

地主さんの家はすぐそこ

  気になっていた新しい畦は移動量も適当だったようで、田植えの最後に外周を回る折にも田植機を調整して、条合わせをする必要が無くなりました。勿論稲刈りも楽なはずです。

何とか田植えが完了

旭日小綬章受章

  (公社)国際農業者交流協会の石井清会長が、春の叙勲で旭日小綬章を受章されました。5月21日の国際農友会の理事会で、6月の総会で御祝いをしようと決め、御祝いの品は私が担当。

  実は派米研修で渡航する記念に、自分のサイン入りのネクタイピンとカフスボタンを、京都のお店で象嵌細工で作って貰った事があり、今回もそのお店で注文する積もりで引き受けたのですが。

  出掛けてみると京都駅前のタワーデパートには、そんなお店は出店されていませんでした。何しろ私が作ったのは48年前の話なので、考えてみれば無くなっていても不思議では有りませんね。

  仕方なく他のお店を探していて、京都勧業館「みやこめっせ」でこんな幟を見付けました。 

「みやこめっせ」にこんな幟が

  館内には色々な京都の名産品が並んでいたのですが、この日実演されていたのは富田象嵌工房さん。次に実演されるのは6月15日の予定だったと言われ、偶然だとはいうものの此処で製作をお願いできたのは、非常にラッキーでした。

  国際農業者交流協会のマークを見て貰い、デザインを相談。交流協会のマークにあるJAECの文字を入れると、値段も製作日数も3倍以上かかると言われ断念。バックの丸みのあるお米マークのみにして、総会でお渡し出来るようにして貰いました。

  大体の値段を聞いて代金を先に払うか、せめて手付け金だけでもお渡ししようと思ったのですが、品物が届いてからでよいと言われ名刺を交換して帰りました。

富田象嵌工房さんが実演中

  6月3日の夕方富田象嵌工房のご主人から、タイピンセットが出来上がったので明日発送しますとの電話があり、5日の昼過ぎに到着。早速開いて見ると、黒漆の台に見事な象嵌細工が施された、ネクタイピンとカフスボタンが輝いていました。

  写真で見ると何故か筋が一杯見えますが、実物を肉眼で見ると全くツルツルの金ピカ。象嵌細工は鉄の台座へ鏨で彫り込んだ型の中に、細い金の針金を打ち込んでいくので、こんな風に見えるのでしょうか。ちょっと不思議な気がしています。

5日に届きました

  9日の夜、運良く美代が持っていた小さな熨斗紙に、「御祝・国際農友会」とプリント。最初は手書きしてみたのですが、文字は下手でも心はこもっていますので、と言い訳しようかとも思ったものの、やっぱりパソコンに入力してプリンターで印刷。

小さな熨斗紙に、「御祝・国際農友会」と印刷

  少しですが上下を切り詰めて箱にピッタリのサイズにし、美代の袱紗に包んで持参。

袱紗に包んで持参

  6月10日。国際農友会総会が終わると、例年全国の会長との懇親会が有るのですが、その冒頭でタイピンセットをお渡しすることだけを決めていました。中身もデザインも、ごく一部の関係者を除いて未公開だったので、皆さん興味津々。

  御祝いのタイピンセットは、国際農友会の星智宏会長から、国際農業者交流協会の石井清会長へ渡して貰いました。

星会長から石井会長へ渡して貰いました

  タイピンのデザインは何か分かりますかと会長にお尋ねすると、全く心当たりが無かった様子。ちょっとお借りして各都道府県の会長にも見せ、何人かは近寄ってきてじっくり眺めていましたが、誰もその意匠については首を傾げるばかり。ただ、交流協会の職員だけは、流石にウンウンとうなづいてくれました。

  後で石井会長は、「俺も分からなかったが、他の会長も誰も分からなかったので助かったよ」と笑われて、明くる日の国際農業者交流協会総会には、着用して出席していただきました。何でも途中で無くすと大変だからと、会場へ来てから着用されたそうです。

石井清会長にポーズをとって貰いました

田植え事始め

  苗の都合から言うとまだ少し第3葉が伸びきらないのですが、10・11日は国際農友会と(公社)国際農業者交流協会の総会で東京へ行く都合もあり、6日から田植えを始めました。

  田植えの前にまず田植機の整備。昨年終盤に壊したまま放置していたマーカーを、いつもの様に安原エンジンサービス(YES)の賢君に溶接して貰いました。エンジンオイルもついでに交換。

マーカーを溶接して貰いました

  我が家の苗ラックは軽トラの荷台にギリギリのサイズ。苗代で苗を積んだ苗ラックを、フォークリフトで片側だけ開いた軽トラの荷台にストンと載せるのには、ちょっとしたコツがあります。

ピッタリと軽トラに載るのですが

  佐千夫がウエイトリフティングの試合に役員で出掛けたので、田植えの助手は美代。軽トラの荷台から苗を運ぶ時、苗に気を取られて踏み外さないよう、U字溝にピッタリはまる溝蓋も用意。

水路に落ちないよう溝蓋も持って行きます

  田植機はもっと早くから準備し、具合の悪いところは整備しておくべきだったのですが、こういうのはどうしても雨降り仕事になって仕舞います。4月20日まで雨続きで外仕事が出来ず、以後1ヶ月余りは全く雨が降らなかったので外仕事に追われ、ついつい手遅れになって仕舞いました。

  マーカーの折れたのは直ったのですが、オートマーカーの出方が不正確で、よほど気を付けていないと逆側のマーカーを引きずったまま植えてしまいます。今回も最後の方で1条やって仕舞いました。苗を薙ぎ倒してしまったので、ちょっと格好悪いのですが。

何とか植えていますが調子は良くない

  それでも何とか4時少しに終了。田植機を洗って50mほど離れた我が家まで乗って帰り、着替えて大急ぎで南市農事実行組合の懇親会に参加してきました。

何とか終わりましたがちょっと不出来な田植え

  初めての企画だったのですが20人の参加者があり、私より年長の方が5人おられました。非常に喜んでおられたので、これは来年からも毎年やろうと言っています。

南市農事実行組合の懇親会

代掻き開始

  4月21日から降らなかった雨が50数日ぶりに降って、短時間ながら屋根瓦に叩き付ける音で目が覚めたほどの土砂降りになりました。お陰で昨年は水が回らず難儀した田にも、一杯の水。

昨年は水を入れるのに何日も掛かったのですが

  昨年からお預かりしていて、2反3畝の田が5枚に分かれていた内の4枚を、3日掛かりで1枚に均平化した田にも上手く水が入り、どうにか代掻きが出来そうになりました。

川が増水して一気に水が回りました

  ネットオークションで落札し佐千夫と福井まで取りに行って、安原エンジンサービス(YES)の賢君に改造して貰ったササキのパワーディスクを、朝からヤンマートラクターに装着。

  佐千夫は余り代掻きをやった事が無いので、機械も運転手も今日が試運転。1時間余り付きっきりで、出来るだけ細かい注意はしないようにしていると、自分で色々工夫して運転していました。

ディスクで起こした跡を潰しています

  一通り均し終えた後は、運転を交代。いずれは独りで代掻き出来る様になってくれるでしょうが、この田はミニ圃場整備をしてまだ2年目なので、仕上げは私が担当しました。

代掻きは荒起こしと違って繊細な操作が必要

荒起こしは終盤

  荒起こしが終盤になって、両側の田が20日ほど前に植わっている田を起こしに行きました。水路に一杯来ていた水が染み込んでいて、圃場の入り口側1/4程はグチャグチャ。トラクターは泥だらけになって仕舞い、このままでは市道へ出るわけにはいかないので洗車します。

このままでは一歩も市道へは出られません

  毎年エンジンポンプで洗うのですが、佐千夫も心得ていて文句も言わずに洗ってから帰って来ます。レンゲの花が終わって種が黒くなってから起こすので、仕方ないのですが。

佐千夫が丁寧に洗車しています

  今日は3枚起こしたのですが、何時もと役割を交代して私がライムソワーで土造り資材を散布し、佐千夫がパワーディスクで荒起こしをしています。

佐王に千夫に任せられる様になりました

  「十箱の田」は元々レンゲが多かったので、辛抱して種が黒くなるのを待っていました。

レンゲは種が載って黒くなりました

  しかしながら「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)」、通称「カラスノエンドウ」がどんどん大きくなって来て、ちょっと戸惑っています。本当ならこんな青物は鋤込みたくは無いのですが。

カラスノエンドウが山盛り生えています
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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