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山田錦の刈り穫り

  昨日刈った籾が乾燥機に一杯詰まっていましたが、今日中には乾くから全部出して大掃除をして、明日の山田錦の刈り穫りの準備をしておこうと思いながら、県会議員の清水鉄次氏の議会報告を見ていると、こんな写真が出ていました。八田川という文字の川の字の部分で田植えの済んでないのが、永年我が家でお預かりして山田錦を植えている田なのです。

  のんびりと朝食を食べながら天気予報を見ると、確か土曜日までは良い天気のはずだったのに、既に明日の午後から雨模様。大急ぎで稲刈りの準備をして、山田錦の圃場へ向かいました。

こんな資料が有るのだそうです

  隣のヒノヒカリがイモチに罹って減収したので心配でしたが、毎年とは逆で道路際より奥の八田川に近い方が良くできていました。、非常に粒張りが良くて大粒だったので、収量も有りそうです。

  種籾を知り合いの農家から頼まれていたので、この写真で言えば手前の方でフレコンに一杯分を取りました。4町分と言う注文だったのですが、いい種籾がお渡し出来そうで一安心です。

心配していましたが良い出来でした

  上の写真で見ると、稲穂が黄金色をしているのが分かっていただけると思いますが、これは写真を逆光で撮っているためです。同じ稲穂を順光で撮ると、下の写真のような色になって仕舞います。目で見ている時にはそれほど差は感じ無いのですが、なんか不思議ですね。

  稲刈りは外周が終わったところで運転を交代し、佐千夫が中割をしてくれましたが少し曲がって仕舞いました。稲の出来が良くて筋が分かりにくかったのだそうです。センサーを修理しないと。

ちょっと曲がって仕舞ったようです

  何度か交代しながらコンバインの運転をしましたが、待機している方はフレコン係。農道を塞ぐようにトラックを移動して斜めに止め、横からフォークリフトで荷台に積み込んでいます。

  今年10枚新調したフレコンだと、トラックベッドに5個載せられます。これだと殆ど隙間が無くて、2段に積んでも安定します。結局今日は古いフレコンも使って、全部で11個になったのですが。

今日は農道で積み込みです

  圃場整備の田が2枚なので、今日は夕方まで通しで稲刈りの予定。昼にはお弁当が届きました。トラックの運転席で交代して昼食です。稲刈りは家族みんなで総力戦になりますね。

お昼ご飯が届きました

  佐千夫と交代して私が乗って間もなく、コンバインの前で何かが焼けた様な匂いがし、稲の刈り取りが出来なくなりました。詰まった稲を取り除いてエンジンを掛けてみると、真ん中のチェーンだけが動きません。 カバーを外してみると、稲を引き起こすプラスチックの爪が2本折れていました。

  丁度トラックに積んだフレコンもこの時点で4杯になっていて、何処かの時点で一度下ろしに帰らなくては重量オーバーになるので、少し早めになりましたが工具と部品の手配に一旦家へ。勿論フォークリフトも一緒に帰ってトラックを空にしました。

  佐千夫に部品センターへ行かせたのですが、生憎とプラスチックの爪は品切れ。チェーンと爪のセットならあると言うので、高く付きましたが明日まで待て無いので、セットで交換修理しました。 

引き起こしの爪が飛びました

  佐千夫に修理のやり方を教えながらチェーンを填め変え、30分ほど時間をロスしましたが何とか夕方遅めに稻刈りが完了。夕食後遅くなりましたが、無事乾燥機への張り込みも済みました。

  刈り穫り時点での籾の水分量は22%。雨の影響もあり一際寒くなってきたので、コシヒカリを乾燥していた10月中頃までと違って送風だけでは籾が乾かないので、バーナーを使い始めました。

  籾の張り込み量を最低に合わせ、ゆっくりと乾くようにセットしてあります。夜は乾燥機を止めるので余計に時間は掛かりますが、バーナーを使っても35~37℃程度の温度にしかならないので、品質を落とさないようじっくりと乾かす事が出来るのです。

地主さんと稲刈り

  同級生の地主さんが大阪からお墓参りに帰ってきて、稲刈りを見に来ると言うので是非コンバインに乗って貰おうと、外周を刈りに入って驚きました。23日に見に行った時には水が入っていたので水口を止め、その後確かに乾いていたのを確認したのに何故かまた水浸し。

  27日はかなり激しい俄雨だったので、その雨がまだ残っていたのでしょうか。取り敢えず1周だけは刈ってから隣の田へ移動し、お墓参りから帰って来るのを待ってました。

何故か水が溜まっていて驚きました

  隣の田は2反歩あって、お預かりした時には上下2枚に分かれていたのですが、昨年真ん中の里道を取って一枚に均しました。お陰で作業効率は抜群に良くなりました。

  コンバインを立って運転する人が多いのですが、我が家は座席に座っています。これが基本姿勢。中割をして真ん中を刈り広げ、3分割になる程度まで刈った所で左右を刈るようにしています。

いつもの様に中割しています

  此処の田はJR安曇川駅から西に延びる都市計画道路沿いで、周囲を住宅に囲まれています。道路反対側には子供園もあり広々とした歩道があって、フォークリフトでフレコンを抜くのも楽々。

  例年だとコンバインを歩道に乗り上げて横からフレコンを抜くのですが、コンバインの足回りがグチャグチャで最初の時にかなり歩道を汚したので、佐千夫の提案でこんな形にしてみました。

都市計画道路沿いで歩道も広々

  幼なじみの地主さんは12時過ぎに来てくれました。早速コンバインの運転席に招待。外から眺めているのと運転席から見るのとでは、黄金色に輝く稲穂を見ての感動が全く違うのです。

  直ぐに大阪へ帰らなくてはと言うので、コンバインに乗って貰ったのは一周だけでしたが、来年は是非田植えから孫を連れて来たいと言っていました。今から楽しみです。 

地主さんを運転席に招待して一周しました

  幸い水が入っていたのは道路際5mほどだけ。昨年は此処でコンバインのクローラが壊れて苦労しましたが、先日足回りを整備しておいたのでトラブルもなく、無事刈り取り終了です。

何とか刈れましたが足下はグチャグチャ

  この田を刈り終えてから隣の田へ戻って、残りの稲を刈り取りました。お陰で足回りのドロドロはかなり落ちたので、隣町の神明講の田へ移動する時にも道路を汚さず、助かりました。

耕作放棄田

  大阪に住んでいて、毎月お墓参りに帰ってくる幼なじみの田を預かって3年目ですが、4枚に分かれていた3反と2枚になっていた1反足らずの田は、それぞれ1枚に整備して田植えをしました。

  この田は別。前の耕作者が永年耕作放棄していて草が酷く、果たしてどんな田なのか見当さえ付かなかったのです。昨年・一昨年はこんな状態で、トラクターで草だけは無くしていました。

昨年までは全くの耕作放棄田でした

  周辺の田を作っている同級生の話では、此処は水が入らなくて小作人泣かせの田やったとか。その割には夏場は何処かから水が入って水浸しになったので、4月に水路を掘って整備しました

  どうやら上の田からの排水がこの水路に流れてきて田に入るらしいのですが、水路が殆ど泥で埋まっていたのが原因だったようです。これで何とか今年の田植えが出来ました。

バックホーで水路を整備

  予想通りなかなか水が入らなくて、代掻きは雨を待って行いました。それでも元々上下2枚になっていたので、1枚の田にするのに上の畝町から下の方へ泥を引っ張るのは一苦労でした。

  何度も何度もやり直し、4日掛かりでなんとか田植えが出来る所まで均しました。田植えは遅れに遅れて7月13日でした。稲の出来不出来よりも、今年は兎に角田植えをするのが目的。

全部代掻きをするのにはまだまだ掛かります

  穂肥の時期になっても葉色が落ちてこないので、結局適期に肥料を入れられなかったのですが、案の定稲は極端に背丈が短く稲穂も情けないほど小さくて、これでは収量は望めませんね。

こんなに不出来な田でも3俵余りの収穫はありそう

  フレコンに一杯しか無かった籾嵩を考えると、不作だった他の田の更に半分程の収量にしかならないようですが、兎に角此の田に稲が植えられてここまで育っただけでも大成功。

  刈り跡の稲株を見て感慨にふけるのはどうかと思うのですが、これまで草茫々とした田が甦ったのは非常に嬉しくて、何枚も写真を撮りました。来年は普通の稲作りが出来ます。

何とか稲刈りまでこぎ着けました

  午後苗代跡地を刈りました。此処も事情は同じで、穂肥が適期に入っていなくて情けない姿。しかしイモチの気配があって稲穂が傾いてないのを見ると、無理をしなくて良かったと思っています。

  これで中生品種を明日刈り取って、次に山田錦を刈ると今年の稲刈りはお仕舞いになります。苗代跡地に稲が無くなると、ホッとするというより何となく寂しいですね。

苗代跡地に稲が無くなると寂しいですね

南市区の防災訓練

  8時45分に避難準備情報が出て、9時には避難指示が出されるという設定で南市区の防災訓練が行われ、私は南市区自警団の一員なので、法被にヘルメット姿で避難誘導を担当しました。

  南市区民は約800人位ですが、160人ほどの参加がありました。普段は椅子の並んでいるフロアに長時間座るのは大変。区民全員が此処に避難したら、とんでも無い事になりますね。

高島市の防災訓練がありました

  「鈴の会」の女性陣は給食・給水班で、今日はドライカレーとお茶を配る手配を担当。美代も参加しましたが、組ごとに参加した人数分に分けて配るのが役目でした。

「鈴の会」は飲み水や食料が担当

  市の消防署からは署員2名が講師として参加。毛布を使った簡易担架の作り方や怪我の応急処置、人工呼吸や胸骨圧迫による心肺蘇生法・AEDの使い方などの講習がありました。

AEDを使って救急訓練

  家族づれで参加された方が多かったのですが、子ども達には堅苦しい訓練は無理。ロビーで「だるまさんが転んだ」をして、みんなで遊んでいました。

子どもは「だるまさんが転んだ」で遊んでいます

  戸外の駐車場では消火器による初期消火訓練を行いました。訓練なので消火器の中身は水。コンプレッサーで空気を送っておき、圧搾空気の圧力で水を飛ばす仕組みです。

駐車場で初期消火訓練

  午後稲刈りを再開。日曜日で佐千夫が居ないので家の近くの田を刈りました。昨年はコシヒカリを植えたのですが、稲刈りに行っていきなり水口部分でコンバインを煮え込ませ、慌てました

  隣の田は田面が20㎝ほど高く、同じ品種では水が染み込んでいてコンバイン作業が難儀すると分かったので、今年は中生品種に変えました。お陰で今年は全く心配なく稲刈りが出来ました。

今年は水口も乾いていました

  残念ながら奥の方の稲穂は、お隣さんから貰ったイモチのせいでかなり汚く、穂肥も十分には入れられなかったので 稲はこんな風に直立していて、とても豊作と言うわけにはいきませんでした。

稲が傾かないようでは豊作にはなりませんね

ゆうなの七五三

  孫のゆうなが3歳半になって、七五三のお詣りに多賀大社へ来るのにあわせて、私達もお多賀さんへ行ってきました。佐紀子は安城へ嫁いだので、お多賀さんは丁度中間点になるのです。

  朝から素晴らしい秋晴れ。佐紀子達が渋滞を避けて早朝5時半に安城を出るというので、私達も6時半に家を出たのですが。早めに家を出たお陰でお詣りの人も少なくて助かりました。

多賀大社は素晴らしい秋晴れでした

  本殿の左には毎年、このような七五三のお祝いの菊の花が飾られています。どなたの労作なのか分かりませんが、枚方パークの菊人形並の素晴らしい出来栄えですね。

七五三の形に菊が作られています

  写真を撮りたくて私はお詣りをせず外で待っていたのですが、お詣りが終わってゆうなが真っ先に出てきました。千歳飴と風船を貰ってニコニコ顔。家族写真を写す前に何枚か写真を撮りました。

ゆうなは風船を貰って大喜び

  佐紀子達の写真を撮ったあと、私達もゆうなを囲んで記念写真。

私達もゆうなと記念写真

日中は残暑気味

  得意先農家から頂いた苗を植えたヒノヒカリを刈り終えたので、次は我が家では中生になる田の稲刈り。3箇所に分かれて7反歩あるのですが、一番家に近いこの田はまだ少し先のようです。

  下の写真で、真ん中奥の高圧線の鉄塔の向こう側に見えるのは、裏側から見た我が家です。右の方には緑色のシートハウスも写っています。

こっちはまだ少し先かな

  こっちの田は、昨日下見に行った時にはかなり酷いように思ったのですが、何とかこの程度で済みました。長靴を履いて手刈りを強いられたのはほんの少しで助かりました。

  水の溜まっていない所でも田面は軟らかく、歩いていても軽く沈む程。当然コンバインの足回りはグチャグチャ。竹箒を持って行き、家まで帰る時には時々止まって道を掃いたほどでした。

畦から水が染み込んで入る様です

  外周を刈り終えた所へ、トラックとフォークリフトを圃場まで移動させていた佐千夫が来て、運転を交代しました。この品種は倒伏に強いので稲刈りは楽々なんですが、穂肥を入れるときには連日曇り時々雨。イモチが心配で思い切った施肥が出来ず、出来栄えは余り良くありません。

  田植えの時も田植機が不調で、恥ずかしいほど欠株が出来ました。植わった苗も極端に細植えになってしまって、今年はこの圃場の写真を撮るのを控えたくらいでした。

佐千夫と交代しました

  圃場の前の道路は余り広くないので、コンバインからフレコンを抜くのは歩道の上で。

今日は歩道で積み替え

  外周を5周程度刈ったところでいつもの様に中割。今日は2分割でした。

圃場を真ん中で割って刈っています

  佐千夫がのどが渇いたと言うほどの残暑で、これ以上暑かったらしんどいでというほど。持参したスポーツドリンクを飲んでいる間だけ私が交代して、一往復だけコンバインを運転しました。

  昼食抜きで2時過ぎまで掛かって3反歩の田を刈り穫りましたが、乾燥機に張り込んだ感じでは反収8俵程度。例年と比べると1俵から1俵半落ちと言うところでしょうか。

真ん中を刈り広げています

蕎麦の花

  昨夜はまだかなり遅くまで降っていたのに、今朝は夜明けから素晴らしい秋晴れが戻って来ました。とはいえ今日稲刈りが出来るかどうか、稲刈りをしなければならないかどうかは別問題。

  あちこちの候補圃場を見回って来ました。第一候補のこの田は、毎年奥の方を流れている小川の川床が高くて、水が染み込みます。昨年バックホーでかなり川床を掘り下げ、畦を高くしたのですがまだ不十分。 左奥隅の水口部分は何時も水浸しで、今でもまだ抜けていません。

この田は奥の方が水浸し

  こちらは手前側の水路から水が入っていました。確か水戸尻は抜いておいたのにと確かめると、何と水口が開いたままになっていました。そんな馬鹿な…とは思ったのですが、大失態でした。

  この圃場は毎回あちこちから水を回し、少なくとも2箇所にかなり高い止水板を入れないと手前の水路に水が来ないので、まさか水が流れるとは思っていなくて確認しなかったミスです。

こちら側が水漬かり

  山田錦の刈り穫りがまだ少し先になるのは分かっているのですが、刈り旬が短いので念のため見に行きました。この色だと上の6反歩を刈ってからでも大丈夫のようです。

山田錦葉もう少し先になりそうです

  行き帰りの道路際に蕎麦の花の咲いている田があります。私の毎日の行動範囲で、毎年見掛ける蕎麦はこの1枚だけ。帰りに写真を撮ったのですが、道路反対側にも車が止まっていました。

  山田錦を見に行く時にも居られたのでご挨拶すると、この蕎麦を作っておられる方でした。写真を撮りたくて山田錦の圃場からUターンし、同じ道を帰って来たのが幸いしたようです。

  京都市内で蕎麦を使って SOBA Cafe をされているとか。京北町の周山にもお店があると聞いてびっくり。周山には7年前八木町へ行った帰りに寄ったのが最後ですが、結婚前に美代が勤務していた北桑田高校があり、我々の仲人をして頂いた高宮さんのお宅もあるのです。

  つい先日までは毎日の水の見回りにはUターンせず、そのまま別の田を見に行っていたので、コシヒカリやヒノヒカリの刈り穫り前ならお会いできないところでした。

今年の蕎麦葉何処も不作のようです

アキアカネ

  我が家の玄関の戸は当然毎晩閉めますが、昨日から開け閉めがやり難くなりました。どうやら戸の一番下の部分が浮いているのが原因らしく、釘の頭を潰して何本も打ち込みました。

  我が家が建ったのは多分明治40年代。この戸もやはり造られてから100年以上経っていると思われるので、100年振りに大修理? をした事になります。

この戸は毎晩閉めています

  日曜日にはバイトに出掛ける事が多い佐千夫ですが、珍しく今日はバイト無し。一緒に稲刈りをするのかと思っていたら、日曜日は休日にして欲しいとの事。日本海で魚釣りだそうです。

  昨日は隣町の圃場整備田を一緒に刈ったので、今日の予定は近くのヒノヒカリ2枚だけ。私独りでも十分なので午後から稲刈りに出掛けました。回りの田は全部刈り取りが済んでいて、残っているのは我が家の耕作田だけ。既に畦草を刈って秋起こしを済ませた所もあります。

前方に残っている田も我が家です

  日曜日なので、安曇川町上水道水源地の前にトラックを駐車。稲刈りの途中でもフレコンが一杯になったら、コンバインに乗ったまま此処まで来て、リフトでトラックに移しています。

  ちなみに此処までは、我が家からまっすぐ南へ400m位。それでもコンバイン・リフト・トラックなど3台の移動には美代を煩わし、行きも帰りも2往復送り迎えして貰いました。

安曇川町の水源地前で作業

  2枚目の田へ行くと、夏場にあれだけ水が入らず苦労したのに水路一杯水が流れていて、幸いコンバインが煮え込む程では無かったものの、何と水口部分には水が溜まっていました。

何と水が溜まっていました

  9月には農道のど真ん中と水路側に彼岸花が咲くのですが、今はまだ葉は出ていなくて枯れた茎だけが残っています。その茎の上に赤とんぼが止まっていました。アキアカネでしょうか。

  赤とんぼは6~7月頃に田んぼの中で孵化し、成虫は夏の暑さを避けて山へ飛んで行き、秋になると帰ってきます。以前は群れをなして飛んでいた赤とんぼが近年全国的に減少していると言われ、 田んぼに使う色々な農薬が一因だとの説もあるようです。

  田植えが早くなってトンボの生態と合わないのも一因とか。その点我が家の様な超遅植え田植えだと、トンボには優しいようです。そのせいか我が家の回りでは、結構赤とんぼを見掛けます。

  一方で昔は夕方になると、この辺りでは「カーカ」と呼んでいる「カゲロウ」の仲間が、川の下流から水面の上を一杯飛んできたものですが、最近では「カーカ」をあまり見掛けなくなりました。

  竹を割って細くして輪を作り竹の棒に先に差し込んで、その輪に蜘蛛の巣を巻き取って網を作り、「カーカ」を捕捉して魚釣りの餌にしていました。子供の頃の楽しみだったのですが。

彼岸花の茎にアキアカネが

初めてのヒノヒカリ

  クボタコンバインの修理状況を見て、今日・明日の仕事を決めようと思って営業所へ行くと、コンバインの修理は殆ど終わっていて、午後から稲刈りが出来るとの事でした。

  これは有り難い。ベアリングが飛んで車軸が見えていた箇所は、車軸そのものを交換。他の部分も殆どのベアリングを交換してありました。営業所長は、高くついて申し訳ないと言ってくれましたが、それは仕方ないこと。具合の悪いところが全部直っている安心感には、代えられません。

足回りを全部修理してくれました

  午後からの稲刈りに使えるのならと、コンバインは圃場へ運んで貰いました。

修理が済んでコンバインは昼前に圃場へ

  乾燥機に入っていた籾は午前中に籾摺りして空にし、午後から稲刈りに出掛けました。私はトラックで先発して外周を1周刈っただけ。後はフォークリフトで来た佐千夫が全部刈ってくれました。

殆ど全部佐千夫が刈ってくれました

  3反2畝ある圃場なので、外周を5周刈った所で中割り。3分割した状態で稲刈りをしています。我が家のコンバインは、センサーが不調で自動操縦が出来ないので、中割は結構難しいのです。

  稲の真ん中を走っていると、条に沿って真っ直ぐ刈っている積もりでも、何時のまにか少しずつ曲がって仕舞ったりします。佐千夫は何度も後ろを振り返り、確かめながら刈っていました。

圃場を3分割して刈っています

  圃場の奥は東側と北側が八田川の竹藪になっていて、朝日が当たらず半日は日陰になるので、どうしても稲は軟弱徒長。それなりの対策は取っているのですが、今年もくちゃくちゃでした。

  台風19号に伴う大雨の影響がまだ続いていて、圃場は思いの外軟らかかったのですが、それでもこの奥の部分以外は倒伏もなく、比較的順調に稲刈りが出来て助かりました。

気持ちよく稲刈りをしています

ヤンマーコンバイン

  クボタコンバインが修理中で使えないのですが、秋晴れの天気が続くのは月曜日までの予報。出来たら週末までにヒノヒカリを刈って仕舞いたいので、ヤンマーコンバインを引っ張り出しました。

  8年前、病気で米作りを止められた得意先農家から譲っていただいたのですが、使ったのはその年の滋賀羽二重の1反歩だけ。以来故障続きで、遂に昨年はラジエーターまで修理しました。

ヤンマーコンバインの出動です

  昨年10月末にチェーンを修理したのですが、これで大丈夫と思って出掛けたのに何となくおかしい。低速で1速なのに稲が時々詰まって、脱穀部まで連続して上がって来ません。

  少しずつ少しずつ、ゆっくりと刈りながら田の2辺を刈って、2つ目のコーナーを刈って3辺目に入ると、コンバインは全く稲を刈らなくなりました。何度か試したのですが、降りて調べると刈り刃が動いてない。何と刈り刃を動かしている部分のリベットが、4本とも飛んで仕舞っていました。

稲を刈らなくなりました

  どうしようも無いので一旦家に帰り、ヤンマーの代理店へ行って事情を説明。リベットとリベットをはめ込む道具まで借りてきました。これで上手く修理できたらまだ今日中に稲刈りを終われます。

リベットを貰って来ました

  リベットはこういう風にして填めるというのですが、どうも上手く出来ません。バイスで挟んでレンチで絞めていくだけなのですが、幾ら絞めても外して裏から確かめてみると緩いのです。

リベットを取り付けているのですが

  何度もやりましたが、結局リベットそのものが短くて合わないのでは無いかと考え、再度ヤンマーの代理店へ。長目のリベットは部品として持って無いと言われ、一旦溶接して貰いましたが何となくしっくりしない。当然刈り刃の裏側はサンダーで削らなくてはならないので、強度的に心配。

  幸い店に1個だけ新品の刈り刃が有ったので、思い切って交換する事にしました。

諦めて新しい刈り刃・受け刃を購入

  これで大丈夫…のハズだったのですが、昨年なおしたチェーンが時々止まるのは直らなくて、どうしても刈り穫りが進みません。テンションを張り直したり色々やって、遂に諦めました。

  どうやらこのチェーンを駆動しているギアの軸がおかしいのか、時々滑っているようです。明日バラしてみようと思っていますが、クボタコンバインの修理とどっちが早いかですね。

コンバインの修理

  朝、滋賀羽二重糯を乾かしている乾燥機を見に行き、帰って来ると美代が花に水をやっていました。しかし前の列のオキザリスはともかく、後ろのシクラメンや夕顔は季節外れの感じがします。

  シクラメンは早くも咲き始めたらしいのですが、夕顔は夏に咲いた花の種が庭に落ち、芽を出したのを鉢植えしたのだとか。これでもちゃんと花が咲いているのだそうです。

色々な秋の花が咲き始めました

  午前中一杯掛かって佐千夫と2人がかりで、籾摺機一式を大掃除。糯米を籾摺りしようと思うと、コシヒカリが混じらないように徹底的に掃除しておく必要があるのです。

  籾摺りをしながら玄関先の田でコンバインを大掃除。足回りを洗っていて、クローラの駆動輪の直ぐ後ろの転輪の異常に気付きました。ベアリングが入っているのですが、その外側の蓋が無くなっていて軸が剥きだし。これは普通では無いのでクボタへ電話し、点検に来て貰いました。

  転輪が2番目以降だと、少し位稲刈りをしても大丈夫との事でしたが、我が家の場合は無理をするとクローラが外れるとか。まだ半分位稲刈りが残っているので、直ぐに修理をお願いしました。

台車に載せられてコンバインが…

  出来るだけ早く修理するとは言ってくれたのですが、明日の稲刈りは無理になりました。

稲刈りを再開

  台風19号は最初の予想より南の方を通り、淡路島から岸和田へ上陸してそのまま東へ進んで、津から伊勢湾へ抜けるという全く予想外の動きで通り抜けました。

  台風一過の秋晴れとはいかず、昨日も一日中ぐずついていましたが、夕方には雨も上がってハウスを開けました。今日は何とか晴れ間が戻ってきましたが、普段のハウスはこんな風です。

普段のハウスはこんな状態

  次に稲刈りをするのは何処の田になるか、一回りしてきました。どうやら山田錦は例年通り、一番最後になるようです。今年は穂肥が上手く入れられなかったので、極端に短くなりました。

  来年山田錦を作りたいが、栽培が難しいらしいと心配されている方があり、肥料設計次第でこんなに短くて倒伏の心配もない稲も作れると、セルフタイマーで写真を撮って送りました。

今年の山田錦は非常に短くてこんな状態

  見回りから帰って来ると宅急便が届きました。少し遅かったら留守中に届いたわけで、運の良い時はこんなものですね。荷物はカメラのバッテリー。10年前のNIKON coolpix 8800 ですがバッテリーが何処にもなくて、ネットで探してようやくアメリカのサイトで見つけました。

  直ぐに注文しましたが、日本へは発送しないとのこと。どうしても欲しいので受け取り人をシアトル在住の友人にし、アメリカへ出張する別の友人に頼んで持って帰って貰ったものです。

カメラ用のバッテリーが届きました

  午後から佐千夫と稲刈りを再開しました。二方をコンクリート擁壁に囲まれていて地主さんの家の前。非常に水捌けの良い田なのですが、流石にまだ台風の大雨の影響で土は軟らか。

地主さんの家の前で稲刈り

  稲刈りに不自由する程では無かったのですが、コンバインのクローラはグチャグチャ。佐千夫が運転して隣の田まで移動したあと、道路は直ぐに竹箒で掃きました。

直ぐに掃かないとこの通りです

  地主さんの家の北側は、我が家の玄関先の田になります。面積は両方合わせて1反2畝ほどなのですが、3枚になるので手間は掛かります。刈り取り水分は20%でした。

玄関先の田も刈り穫りました

南市区民運動会

  台風19号が接近中で天気が心配されましたが、第39回の南市区民運動会を開催。私は第1回大会から競技役員をしていて、今年も審判長をつとめました。勿論選手としてもリレーに出場。

  我がAブロックでは、永年YES(旧・安原農機)さんのテントをお借りしています。テントを立てて大会の準備をしていると小雨。雲行きが怪しくなりましたが、予報では夕方まで降らないハズ。

Aブロックのテントは毎年YESさんから借ります

  運動会はラジオ体操から始まります。まだこの時点では空には黒い雲があって、何時降り出してもおかしくないほど。ちょっと慌てましたが幸い天気は段々と良くなって、薄日も差してきました。 

ラジオ体操が始まりました

  競技が進むにつれてお客さんも段々と増え、何時ものように賑やかな運動会になりました。

かなりお客さんも増えてきました
 
  運動会最後の種目は「一発逆転15人リレー」。1走2走は小学生ですが、3走以降は男女や年齢にかかわらず誰が走っても良いルール。私は50歳以上の部の選手で23年間走っています。

  残念ながら夏に痛めた膝の回復が思わしくなくて、事前に練習できなかったのがこたえました。バトンを渡す寸前につんのめって2度も渡し損なったのですが、何とコーナーを走る時に頑張ったせいで、右側の背筋を痛めていたのに気付きました。来年はもう少し練習しておかないと。

一発逆転15人リレーに出場

  区民運動会では炊き込みご飯を準備し、参加者全員テントの下で賑やかに食事をします。普段なかなか話をする機会のない区民の皆さんと、色々な話が出来るのも運動会の楽しみ。

  最後にみんなでビンゴゲームをしましたが、珍しく私もビンゴになり賞品を頂きました。

昼食はみんなで炊き込みご飯

  後片付けを済ませてから我が家の台風対策。こっちのハウスはこの前の反省を踏まえて少し修正しながら、閉め切りました。無事台風が通り過ぎるのを願うのみです。

またまたハウスを閉め切りました
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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