fc2ブログ

滋賀羽二重糯

  台風19号は非常に強い勢力を保ちながら、九州の南の方から関西直撃のコースらしく、このままでは日本列島を縦断しそうな勢い。雨も酷そうなので滋賀羽二重糯を刈りました。

  2枚植えてある田の内で、こっちは1/4位が注連縄を作るための青刈り用になっています。稲の状態からみて天気さえ良ければ、稲刈りはあと2~3日先でも良いかと思っていたのですが。

こちらの田は心配無いのですが

  10月10日は東京オリンピックの開会式に選ばれた程の、晴れの特異日。前夜の酷い俄雨が嘘の様に晴れたのも、オリンピック開会式の天候と同じでした。午後には稲も乾いて来ます。

  外周を刈り終わる頃、トラックとフォークリフトを持って来た佐千夫がコンバインの運転を交代してくれました。これだけしゃんとした稲だと刈り穫りは楽々。刈り穫り時の水分も23~4%だったので、乾きすぎていると銅割れしやすい羽二重糯としては、まあまあでしょうか。

  右手前の手刈りしてある所が、惣社神社の注連縄に使うために先月刈り取った部分です。

佐千夫は機嫌良く稲刈り

  もう一枚の田はこの前の台風に伴う大雨で、真ん中がベタ寝になって仕舞いました。稲刈りは台風の後でも良かったのですが、とてももたないと考えて刈ったのが正解。

  台風の大雨で押し倒されたような倒れ方だったので、株元は比較的しっかりしていたものの、次の雨を食らったら大変だったでしょう。今日も下側が乾いてなくて時間が掛かりました。

  結局刈り終わったのは6時前。とても台風が近づいているとは思えないほど素晴らしい夕焼けだったのですが、残念ながら写真を撮る余裕は有りませんでした。

こちらは台風の後までは待てません

注連縄用の稲藁

  先月21日に手刈りした滋賀羽二重糯の稲藁は、惣社神社の社務所で乾かしてあったのですが、我が家の稲刈りが一段落したので、朝から神社総代と宮守さんが脱穀に来られました。

  宮守さんは元は農家なので手慣れたもの。毎年作業をして頂いている事もあり、コンバインへ稲を入れて貰うのにも何の心配も有りません。

注連縄稲を脱穀

  神社総代さんは大工さん。初めての作業で最初は戸惑っておられましたが、脱穀したのは110把ほど。4X4把を繋ぎで一纏めに括って7束作りました。今年もいい注連縄が出来そうです。

稻藁は7束出来ました
 
  稲刈りはまだそんなにせわしくはないのですが、念のため稲の状態を確認に行って来ました。右側のヒノヒカリは台風の後でも大丈夫。台風対策に水口を閉め水戸尻を抜いておきました。

ヒノヒカリは台風の後になりそう

  帰りに畦際に動物の足跡を発見。どうやら堤防に住み着いているという噂の鹿の足跡の様です。食害は見掛けませんでしたが、回りに稲が無くなって来ているので気をつけないと。

どうやら鹿の足跡ですね

皆既月食

  朝から雲一つ無い秋晴れ。佐千夫はバイトに出掛け、美代は大阪へ。完璧な独り百姓ですが今日の圃場は隣の集落。コンバインは昨日、地主さんの旧宅のガレージに預けてありました。

  今日はまずJR安曇川駅へ美代を送り、トラックにフレコンと軽油を積んでその上に自転車を載せて出掛け、自転車に乗って帰って今度はフォークリフトで稲刈りに行きました。

トラックに自転車を積んで出掛けました

  圃場は先日の台風18号による大雨でまだこんな具合。水口部分だけはコンバインのクローラが食い込みましたが、幸いそれ程酷く煮え込む事もなかったので助かりました。

先日の大雨でまだこんな具合です

  水管理には毎日の様に出掛けますが、何時も水口側から眺めていたのでイモチが酷く、ガッカリしていました。白穂になるほどでは無かったのですが、明らかに枝梗イモチになっていました。

残念ながら枝梗イモチに罹っています

  しかし圃場の下手の方はイモチの被害もなく、綺麗に登熟して稲が傾いていました。全体がこんなだと良かったのですが、今年の夏場の天候を考えると仕方ないですね。

イモチが無ければこんな具合

  コンバインの音を聞きつけて鳶が10羽ほど集まって来ました。稲刈りをしているとイナゴやバッタ・カエルやたまには野ねずみが出てきます。鳶の狙いはこれでしょう。

10羽ほどの鳶が集まって来ます

  昼食抜きで稲刈りをして、2枚で2反ほどの田を2時半に刈り終わり、美代を駅へ迎えに行ってからトラックとコンバイン・フォークリフトを家へ乗って帰りました。

  自転車や軽トラを使って3台の農機具を家に戻したのですが、最後は軽トラが地主さんの家に置きっぱなし。佐千夫が帰ってから送って貰ってようやく乗って帰りました。

  乾燥機に籾を張り込んで片付けを済ませると、6時半頃から皆既月食が始まりました。私の古いカメラではなかなか綺麗には撮れませんでしたが、何か不思議な気分でした。

皆既月食が始まりました

台風一過の秋晴れ

  台風18号は紀伊半島をかすめて北東に進み、浜松市付近に上陸して東海・関東方面に大きな被害をもたらしました。近畿でも北部に位置する近江西部は、今度の台風でも大雨洪水警報が出ましたがそれ程大きな影響は無く、今日は夜明けと共に素晴らしい秋晴れになりました。

台風一過の素晴らしい秋晴れ

  朝の内は雨と夜露の影響もあり、とても稲刈りには出られませんでしたが、その間に先日刈って乾いていた籾を臼摺り。午後から2枚のコシヒカリを刈り穫りに出掛けました。

  この時期には、周囲の田に植えられていた晩生品種も既に無くなっていて、見渡す限りでまだ田に残っているのは、写真奥に見える我が家のコシヒカリだけ。農道を占領して作業していても誰も通らず、気楽に農作業が出来るだけでも良いでしょう。夕方には寒さを感じる程でした。

我が家の田以外に周囲に稲は無くなりました

  佐千夫と二人だと、一人はコンバインに乗りもう一人がフォークリフトで籾をトラックに運ぶので、効率はそれほど悪くありません。当分我が家には、オーガの付いた最新型は要らないかも?

  負け惜しみではなくこの方法だと、稲刈りの途中で籾を持って帰る必要は無く、2反分の籾をトラックに積んでおき、作業が全部終わってから家に帰って、乾燥機に籾を張り込めるのです。

何とか暗くなる前に刈れそう

  細長い田ですが外周を4周回った位で真ん中を割って、2つに分けて刈って行きます。なるべく曲がり角で切り返すことなく、しかも無駄に空走りする距離も少なくするにはいい方法ですね。

  少しイモチに掛かっていて、決して綺麗に登熟しているとは言えないし、台風でしばらく刈り遅れ気味だったので心配していましたが、刈り穫り時点で籾の水分は20%。一安心です。

真ん中を割って刈っています

台風18号接近

  台風18号が今夜にも接近。明日明け方に掛けて関東方面へ抜ける予報で、明け方には既に雨になっていたハズ。しかし幸いな事に昼から3時を過ぎても雨は降らず、助かりました。

  この前独りで稲刈りをして、どうやら刈り忘れたらしいド真ん中の一筋を、この天気ならコンバインで刈り穫りに行っても間に合った程でした。結果論ですが、もしかしたら他の田も刈れた?

まさかの刈り残しを発見

  裏側は前もって閉めてあったのですが、朝から佐千夫とハウスの表側を戸締まり。台風が紀伊半島の先をかすめ御前崎辺りを目指すらしいので、風は東から吹くと判断。この小さい方のハウスは、シートを掛け替えてから台風対策で戸締まりするのは今回が初めてです。

  まだハウスのドアなどの取り付けは完成していないのですが、こうやって台風対策に戸締まりをしてみると、改良しなければならない部分が具体的に見えてきます。

小さい方は初めての台風試練

  稲刈りが終われば、こちらの大きい方のハウスもシートを掛け替える予定ですが、取り敢えずはまだ旧来の方法でブルーシートを当て、ガムテープで目張りをしています。

大きい方の倉庫はブルーシートで

ゆうなの運動会

  一昨日から雨模様。明日・明後日は台風18号の接近で大荒れが予想され、今日が唯一の稲刈り日和だったのですが、前々からの予定で愛知県安城市の佐紀子の所へ、美代・佐千夫と一緒に孫のゆうなの運動会を見に行って来ました。実は孫の運動会を見るのは初めてなのです。

  ゆうなの最初の出場種目は 「かけっこ よーいドン!」。 スタート直後は園長先生の陰になって、シャッターチャンスは有りませんでした。走るのは速かった様に思うのですが、欲目かな。

かけっこ

  2番目は 「遊戯 ハッピー ジャム ジャム」。結構リズム感良く飛び跳ねていました。

ハッピー ジャム ジャム

 4番目が 「親子競技 親子でポン!」 親が子を抱いて玉入れをするのですが。 

親子でポン

  昼前に全競技が終わってみんなで食事をしたあと、11月に予定しているゆうなの七五三のお祝いに、美代が子どもの頃着ていた着物に合わせて、帯や被布・草履・バッグ・足袋・襦袢の襟等を揃えてお祝いに持って行き、仮り合わせに着せて見ました。

  一つずつ包みを開ける度に、ゆうなは歓声を上げて大喜び。ピンク色が大好きなんだそうです。

包みを開ける度にゆうなが歓声

  仮に試着をしてから記念写真を撮りました。ちょっと緊張しています。 

七五三詣りの着物を試着

逃げ腰で稲刈り

  午後から雨の予報だったのですが、朝は日差しもあって上天気。ネットで雨は3時過ぎまで降らないと確認して、稲刈りに出掛けました。今日も佐千夫はバイトで独り百姓です。

  両親と一緒に稲を手刈りしていた昭和40年代ならこんな日は、 「逃げ腰で稻刈り」 と言うのが母の口癖でした。まだ稲木にハサ掛けをしていたので、俄雨でも来ようなら大変でした。

  天気予報も毎日、「曇り時々晴れ、所によりにわか雨」 と書いておけば当たると言われていた時代。当たらない予報を出すよりも、滋賀県より西に位置する府県の現在の天気が分かったら、後はこっちが1~2日後の天気を判断する材料にするのに、と考えていたものです。

逃げ腰で稲刈りしました

  幸いこの田は我が家から200mくらい。昔は田の真ん中に有った関電の高圧線の鉄塔を、30年?ほど前に一番下手の水戸尻側に移して貰いました。鉄塔は等間隔に配置されていると思っていたのに、恐る恐る頼んでみたらあっさりと受けて貰えたので、ビックリした覚えがあります。

  鉄塔の移動を機会に、上・中・下3枚に分かれていた畝町を1枚に均しました。 鉄塔の部分を抜くと9畝足らずの細長い田で、田植えは5条植え田植機なら2往復半でお仕舞いです。両隣と田植え時期が極端に違うので水管理はやりにくいのですが、出来の良い綺麗な田でした。

  田の隅では畦がそれ程高く無ければ、デバイダーの先を少しずつ上げながらゆっくりと前進。畦際に近いほど少しずつ稲株を高めに刈って行きます。稲が刈れたら副変速レバーをニュートラルにし、しばらく回してからバック。こうすると、刈り取った稲を落とさないので無駄が有りません。

隅刈りをするよりこの方が楽々

  細長い田は方向変換の回数が少なくて済むので、作業効率は抜群です。市道の側の田なので交通量も多く、迷惑を掛けないようにフレコンは歩道の上で抜いています。

  2袋だけだったので1袋はフォークリフトで搬送、後の1袋はコンバインに載せたまま帰りました。昨日から乾かしていた籾の内、少なかった方の乾燥機の籾が乾いたのでフレコンに抜き、代わって今日のコシヒカリを張り込みました。刈り取り時水分は21%。まずまずかなと思っています。

歩道の上でフレコンを外しています

明日は午後から雨

  絶好の稲刈り日和が続いていましたが、明日・明後日が雨で台風18号も近づいているとの予報。朝露が落ちて稲刈りが始められる前に、取り敢えず摺り糠を撒きに行きました。

  隅から撒こうとバックしていると、案の定摺り糠ワゴンのタイヤが沈み始めました。

摺り糠を撒きに行きました

  川床の方が田面より高いので、この田は川沿いだけが何時もぬかるんでしまいます。少しでも水捌けが良くなる様に毎年こんな風に摺り糠を入れています。佐千夫がバイトで独りでは作業効率が悪いのですが、二人ならトラクターを移動しながら摺り糠を落として行きます。

  今年は秋の収穫作業が済んだら、バックホーで川床を掘削して掘り下げようかと思案中。

川沿のぬかるむ部分に入れて行きます

  2枚で3反の田のコシヒカリを刈りに行くと、農道沿いを流れる幹線水路に魚が群れていました。春の小川でメダカを見ることは有りませんが、夏から秋に掛けてはよく見掛けます。

秋の小川に魚が群れていました

  稲刈りをしていて、ようやくこの田の異変の理由が分かりました。草刈りの折など何時も外から見ていて、何となくおかしいとは思っていたのですが、どうやら根腐れを起こしている様子。

  幹線水路沿いの田で水の便は良いのですが、上下2枚で3反のこの田は隣の田と共通の取水口から水を入れます。お隣さんは当然5月田植えなので、我が家とは水の必要な時期が違っていて、どうにも管理がやりにくいのは確かなんですが、やはり私の手抜かりでした。

  今日は一人百姓。籾は近くに止めたトラックに積み、そのトラックまではフォークリフトで行ったり来たり。おまけに水口部分が軟らかくて曲がり切れず、煮え込んで仕舞って時間を浪費しました。

  トラクターでコンバインを牽引して脱出。美代は生まれて初めてコンバインを操作しました。

稲が青いのは我が家ではおかしいのです
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR