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急遽田植え準備

  八条植え田植機に乗り換えた得意先農家の鈴木さんから、苗が大量に余りそうなので使わないかと電話があり、勿体ないので頂いて我が家で植える事にしました。といっても我が家はまだ、代掻きどころか荒起こしもしてない田が多いので、急遽圃場整備田で土造り資材を散布しました。

シャッター開度がまだ決まりません

  今日は佐千夫と2人がかり。軽トラに積んだ資材2種類を2:1の割合にライムソワーの中で混合。1反歩でタキアーゼS6袋・リンゴールデン3袋を基準に撒いています。

2種類の培養資材を中で混和

  此処の田は例年かなりのレンゲが咲くのですが、今年は何故か殆ど生えなかったらしく、余り見たことのない草が大量に発生。草のせいでパワーディスクでも上手く反転しません。

  このままでは水を入れても直ぐには代掻出来ないので、少し草が枯れるのを待ってみようと思っています。肥料を撒き代掻きをして田植えの準備が出来るまで、4~5日掛かりそうです。

草が多くて上手く反転しません

  代掻きに間に合うよう、昨年最後の代掻き時にチェーンが伸びて、ガチャガチャと音がしていたドライブハローを修理しました。実は昨年もチェーンが伸びて交換して貰ったのですが。

チェーンが伸びて仕舞いました

  幸い爪がすり減っていてしばらく使って無い同型のドライブハローがあり、開けて見るとこっちの部品が使えそう。早速取り外して入れ替える事にしました。またもや得意のニコイチ修理です。

下のセットと取り替えて使う予定

  ドライブハローを組み上げオイルを入れる準備をしていると、和歌山から派米農業研修の後輩の佐々木君夫妻が、琵琶湖一周の旅の途中、ホンダの1800ccのバイク・ゴールドウイングで来てくれました。大型バイクでも1000ccか1200ccなのに、1800ccなら普通乗用車並のエンジン。総重量は450㎏との事。凄いですね。

  我々が派米研修関係の話を色々している間に、家内は奥さんと山椒を取っていたそうです。勿論取った山椒はお土産にしました。バイクに跨ってバックさせ(バイクがバックするのを初めて見ました)、二人とも無線で会話も出来るというヘルメットを被って帰途につきました。

タンデムで来てくれました

我が家へ農場見学

  アメリカ穀物協会が主催する、米国大学生海外農業視察プログラムで、アメリカからの視察団15名と日本のスタッフ2名が来られました。朝7時にホテルへ行きバスに同乗。

  学生さん達に自己紹介したあと運転手さんに道案内しながら、まずは畑地区の棚田へ。「日本の棚田百選」に選ばれているのですが、此処も後継者難。色々な質問が出ましたが、アメリカの農業とはあまりにも違いが大きいので、果たしてどれだけ理解して貰えたか自信は有りません。

畑地区の棚田を見学

  一度道の駅へ戻ってトイレ休憩し買い物をしたあと、安曇川町総合体育館の駐車場にバスを止め、今年から作る事になった耕作田を見ながら我が家まで案内しました。徒歩1分です。

  残念ながら我が家の田植えは来月10日頃から。今はまだ苗代の苗を見て貰う事しか出来ませんでした。それでもこの時期に水稲の苗代を見られるのは、他では無いかも知れませんが。

苗代の側で稲作談義

  山椒の実と蜂蜜をバターと混ぜた「山椒バター」は、パンに塗ると風味があって非常に美味しいのですが、道の駅で山椒の実が売っていて質問されたとかで、山椒の木の側で山椒談義。

  勿論自家製の「山椒バター」は、少しですがおみやげに渡しました。

実山椒の木の前で山椒談義

  昨夜の夜食に間に合うよう、大吟醸「かじや村」をホテルに届けて貰ったので、お酒のラベルと同じ位置で写真を撮ろうと移動。スケッチをして貰った場所からシャッターを切りました。

  珍しく私も美代も写っていますが、シャッターは佐千夫が切っています。

全員で記念撮影

  10時過ぎにツアーの一行をお送りし、佐千夫がライムソワーで土造り資材を散布。レンゲの花が少ない田から順に荒起こしを始めたのですが、天気が良くて助かります。

  シャッターの開け方で、1目盛り動かすと出過ぎるのに、1目盛り小さくすると同じ所を2度撒かなければならず、佐千夫が撒き終わってから1目盛りの半分量を動かせるように修理しました。

耕土培養資材の散布

  この時期まで田起こしをしないと稲藁が腐らないので、田植えの時に水面に浮いて邪魔になります。パワーディスクで反転すると藁が土の中に入ってその心配は無くなります。

  手間は掛かりますが、我が家の超遅植え稲作には欠かせない一手間なのです。

直ぐにパワーディスクで荒起こし

苗代4岸目完了

  一昨日種蒔きをした苗箱を苗代に設置。今日は3種類の品種が混じっているので、間違えないように苗箱にはスプレーで別々の色を塗っています。滋賀羽二重糯の種は毎年農協で買うのですが、赤い袋に入っていますので苗箱にも赤いスプレーで色付けしてあります。

  播種してからは移動するのに便利な様に、苗箱はパレットに25枚x6の150枚積んでいます。少し位揺れても倒れない様に、苗箱はラップで2~3回巻いておきます。最上段の空箱は雀除け。

4岸目の苗代作り

  糯の種は特に成長が早いので、播種してから出来るだけ早く苗床に置きたかったのですが、あいにく昨日は朝から雨。予想通り滋賀羽二重糯の種は、既にウド芽を伸ばしていました。

すでにウド目が出ています

  3岸目の苗床でも既に苗が伸び始めています。1岸目・2岸目の苗は1箱に90g蒔いていますが、この3岸目からは80g蒔き。見た目にもかなり薄蒔きになっているのが分かります。

かなり薄蒔きしています

  午後から1時間ほど掛かって、美代が山椒の実を収穫しました。房になった状態で山椒の木から切り取って来て、改めて夕食後にハサミで1粒づつに切り分けています。

  鮎などの魚を炊く時には欠かせないのですが、他にも山椒バターを作るのに使っています。あちこちにお裾分けをし、残りは一度炊いてから冷凍保存してあり、年中使っています。

1時間ほどで山椒を収穫

田起こし開始

  今年の苗は揃いが悪いので、ワリフを剥がすタイミングに迷いが有ったのですが、思い切って1岸目と2岸目を外しました。こうやって眺めると、播種日が3日違っても生育に大差は有りません。

本葉第一葉が展開したのでワリフを取りました

  庭の鉢植えのパンジーは今が盛り。しかし色によって花びらの丈夫さに大きな違いがあり、淡いピンク色のパンジーは雨に濡れるとくっついてしまって、全く見栄えしません。

色々は鉢植えを楽しんでいます

  玄関先のコンクリートとの境目にも、クローバーが咲いています。実はこの株には、特異的に四つ葉のクローバーが出来ます。特に探さなくても幾らでもと言う感じです。

四つ葉のクローバーが真ん中に

  昼まで南市区の総会があり明日から雨との予報なので、その前にせめて家の周りだけでも田を起こしておこうと、午後からライムソワーで土造り肥料を散布しました。

  これまで使っていたライムソワーがかなり傷んでいた事もありますが、今度のは錆びこそ酷かったものの機械的なガタツキは全くなく、ステンレス製の事もあって快調に作動してくれます。

ライムソワーは快調です

  微生物で発酵させた鶏糞を散布するので、出来るだけ早く耕起する必要があり、しかも我が家はレンゲの花が種を付けるまで待っているので草も多く、一旦パワーディスクでひっくり返します。

  この状態でしばらく乾かして、元肥を散布し水を入れて荒代掻きをし、土が落ち着いたら改めて代掻きをして田植えという手順。多分それは6月10日頃になるかと思っています。

14-05-25-8993-1.jpg

  2反3畝で元々5枚あった田は、まだ2枚に分かれています。一旦水を入れ荒代掻きをして高低差を見てから、出来るようなら畦を全部取って仕舞って、1枚の田にしたいのですが。

この2枚が一緒に出来たら良いのですが

8条植え田植機

  お得意先農家で長年みのる式田植機を使っておられたのに、今年ヤンマーの8条植えに乗り換えられた方があります。毎月箕面の浅井治療所へ一緒に行くこともあり、非常に親しくしています。

  雨が降ると、朝8時頃に電話が来てしばらくすると一服に来られますが、何時もご自分で作られた野菜が手土産。田植機を変える事については勿論色々と相談に乗りました。その事もあって気になるので、田植え初日の今日肥料の配達を兼ねて見に行って来ました。

隣の田の農家も見学中

  このお得意先農家のご主人は実は83歳。10町歩ほどの田で殆どの農作業を一人でこなしておられ、しかも加工米以外は全量ご自分で販売されている、スーパー爺さん農家なのです。

とても年には見えません

  試運転のために来ていた販売店の店主は、私とは町の消防団で一緒に活動した仲。ごく親しいので遠慮のない言い方で、「試運転でエンジン全開で植えた人は初めてや」と笑っていました。

隅をどうやって植えるか検討中

  午後農薬散布器具が届いたので、もう一度出掛けて見てきました。流石にベテラン農家でも午前中は顔が引きつっていましたが、昼からはかなり余裕のある顔つきに変わっていました。

イモチ病の薬を散布

  我が家では苗代の3岸目を作っていたのですが、配達ついでに写真を撮っていて時間が掛かり、終わったのは6時を過ぎていました。それからもう一度従兄の所へ配達に行ったのですが。

苗代3岸目

田の均平化の準備

  昨日肥料の配達が早めに終わったので、佐千夫はいそいそと魚釣りに出掛けました。パジェロには何時も釣り道具が積んであり、冷凍庫には氷が待機していて、直ぐに準備が出来るのです。

  今朝写真を撮ってと言うので、何時もなら自分で写すのにおかしいと思ったら、大きなスズキが釣れたので一緒に撮って欲しかったようです。このスズキは58㎝の大物でした。

昨夜の釣果で最大のもの

  何時まで経っても田植えの準備をしないので問い合わせたところ、昨年夏には小作を返上したという隣家の前に有る母家の田は、連休前に1枚畦を取って5枚が4枚になっています。

  下の写真で、手前に写っている隣の田を作っているのは、得意先農家で同級生。先日植えた田を補植していたので聞くと、元々彼の田の田尻側には、擁壁だけで土手が無かったとの事。

  少しでも畦があると草刈りをしなくてはならず、この手間は馬鹿にならないのです。夏場なら月2回は刈らないと、直ぐに草藪になってしまいます。早速畦を削り取ってみました。

擁壁沿いの畦は不要なので取っています

  この田尻側にある2枚は殆ど高低差が無いようなので、ついでに中畦を取り去って左右を繋ぎ一枚にしています。これでこの田は最初にあった5枚から2枚減って、畝町は3枚になります。

  70㎡しか無かった一番小さい田は、田の字型に並んだ4枚の田の1枚の中にありました。これは論外としてこの時点では田頭から見て、上の段に2枚下の段に1枚ということになりました。

中畦も取り払いました

  写真では判りにくいのですが、田の字の真ん中の横棒にあたる畦は交点で3m程食い違っていて、鍵の手になっています。これでは草を刈るのも面倒なので、せめて一直線に出来ないかと直していて、実はこの右側の上下2枚の田には、それほど大きな高低差は無いように思えました。

  この際やから取って仕舞うかと上下の田の間にある畦を取り払って、結局上下左右を繋いだ逆L型の右側の田と、高低差があって一緒には出来そうもない左上の田の、合計2枚になりました。

  取りあえず今年はこれで代掻きをしてみて、作土の深さを見ながら上段の田から下段の田へ泥を引っ張り、来年は全体を大きな1枚に出来ないものか検討する積もりです。

結局殆どの畦を取り去りました

  夜食に佐千夫の刺身が豪勢に並びました。スズキ・メバル・ガシラの刺身とスズキの塩焼き。いずれも淡泊ながら新鮮そのもの。これでは魚釣りばかりしてないで仕事しろとは言えませんね。

スズキ・メバル・ガシラの刺身

ライムソワーの蓋

  寒暖の差が大きくて天候不順ですが、雨が降らないので仕事をするのには助かります。しかし早くも安曇川の流れが細って来ているのを見ると、この夏が干魃にならないと良いがと心配です。

  我が家の苗代では、一番先に苗床に下ろしたコシヒカリが3日ほど前に顔を覗かせ、ようやく少し伸びてそれらしくなって来ました。今の所順調のようです。

土が黒いので分かりにくいですが

  ライムソワーの蓋は金属製の方が丈夫だとは思うのですが、ホームセンターへ見に行ってもなかなか適当な素材が見つからず、結局9㎜のベニア板を買って来て自作する事にしました。

蓋はやっぱり木で作る事にしました

  まだこの時点では接着剤だけで止めていますが、載せて見るとライムソワーが少し反っているので、多少の隙間は見受けられます。まあこの位なら我慢できるかと製作続行。

どうやらサイズはピッタリです

  蓋の色とホッパーへの止め方を色々思案中ですが、取りあえず赤に塗ってゴムバンドで止めています。蝶番で止めても良いのですが木が少し弱いので、その場合には補強が要りますね。

蓋はやはり赤にしました

ライムソワーの修正

  北海道では雪になったとか。道理で寒いはず。今日は朝から風もあって気温が上がらず、ちょっと季節が逆戻りした感じです。道路際の山椒が実を着け始めました。

山椒が実を着け始めました

  ライムソワーの上部に抜けていたボルトを、ホッパーの左右に4本ずつ入れたのですが、どういう訳か真ん中の方が盛り上がって仕舞って、このままではとても蓋は付けられそうもありません。

  穴の位置を合わせてボルトを入れ、この状態にするのだけでも結構大変だったので、蓋を取り去ってホッパーの前後を延ばした様な状態で使うため、わざわざボルトを抜いてあったのか、或いはボルトを入れ無い状態で放置されていたものなのか、全く見当も付かないのですが。

ホッパーに上部が弓なりに反っています

  ステンレスは非常に硬く、とても人力では修正出来そうも無いので、フォークリフトの爪で押さえてみました。勿論直接爪で押さえたらホッパーに傷が付くので、材木を挟んでいます。

フォークリフトの爪で押さえて修正

  何度も場所を変え、少しずつ押さえて何とか凹ませたのですが、それでもなかなか真っ直ぐにはなりませんでした。最後はリフトの爪を入れ、ベコベコしていた開口部を鈑金しました。

  まだ真っ直ぐにはなっていませんが、 これなら蓋を作っても何とか填められそうです。ホームセンターで色々な素材を探したのですが、結局9㎜のベニア板で作る事にしました。

これなら蓋も付けられそうです

ライムソワーの修理

  一昨日届いたライムソワーは、こんな格好でパレットに載っていました。機械的なガタツキは無かったのですが、予想通り相当酷く錆びています。屋外にかなり長期間放置されていたかな。

結構錆びていました

  あちこちが錆びているので取りあえずホイールを外し、ワイヤーブラシで錆を落としてから錆止めをし(左側)、スプレーペイントで本体は赤くホイールは白くペイント(右側)しました。

まずは錆止め

  ホイールを取り付けてみました。出来るだけ早く使いたいので、それほど丁寧には処理していませんが、此処までやっておけばこれ以上錆が広がる事は無いでしょう。

  いずれ農繁期が終わったら、改めて全部分解して塗装し直すかも知れませんが、ホイールが綺麗になったのでそれほど格好悪くも無いから、当面はこのままでも大丈夫。

本体も錆止めとペイント

  トラクターに取り付けて見ると、我が家でこれまで使っていたのが120㎝幅だったので、かなり大きく見えます。ホッパーの幅は150㎝ですが、上手い具合にトラクターの車幅とピッタリ。

  深さもありますので、土造り資材は3~4割方多く積み込めそうです。これまで使っていたのは牽引型を改造してトラクターに載せたもの。この型式なら運転席からレバー操作が出来るのも有り難いですね。おまけに中身が確かめられる覗き窓まで付いています。

取りあえずトラクターに載せました

  意外だったのは蓋が無かっただけでなく、ステンレスの本体上部がかなり歪んでいた事かな。ホッパー両端の前後に2個ずつ、ボルトが取り外されたままの穴が空いていました。

  とても手で押さえてどうにかなるほどの硬さではなかったので、荷締め機で締め上げてボルトを入れたのですが、それでもまだ、仮に蓋があったとしても取り付けは無理なほど反っています。

  どうするとこんなに歪むのかなあ。もしかしたら蓋を開けたままバックして、何処かにぶつかって潰れたのでしょうか。もう少し直さないと蓋は取り付けられないようです。

苗代 2岸目

  一昨日種を蒔いて倉庫に保管していた苗箱を、苗代の2岸目に設置しました。今日は佐千夫がバイトに行っていて、一人百姓の上に朝から曇り空。雨を気にしながらの作業になりました。

今日の方が真っ直ぐでしょう

  それでも苗床を作ってミリオンマットを敷き、苗箱を置き始めてから約1時間半。実は佐千夫と二人でやっていても余り所用時間は変わらないのです。これは何とした事でしょうね。

意外と早く出来ました

  長年使ってきたみのる式の4条田植機を、ヤンマーの8条植えに替えられた得意先農家から、余ってきたからとワリフを3枚頂きました。我が家のワリフがかなり古くなって来たので大助かり。

頂き物のワリフで覆っています

  遅めの昼食を食べてから、インターネットオークションで落札・購入したライムソワーを、運送店へ引き取りに行ってきました。ホイールが錆びているのは承知の上でしたが、現物には蓋が無くてビックリ。エッ何で? 帰ってから改めてネットの写真を確かめると、確かに蓋は写っていません。

  写真にある物が全てとも書いてあって、私の不注意でした。まあしかし、機械的にはガタツキが無いので、気になる所を磨いて錆止めをし、塗装し直してから蓋を自作して使おうと思っています。我が家で使っているのより一回り大きいので、改修が済んで使えるのが楽しみです。

蓋が無かったのでちょっと驚きました

苗代 1岸目

  今年から本格的に使い始めた「軽易土」ですが、湿り気が強いのか少し固まりが見られます。床土の場合は私が一枚ずつ均すので良いのですが、覆土は直せないのでちょっと心配。

  昨年から使っている従兄は、床土と覆土の両方に使って全く手直しする事もなく、全然問題は無いと言うので気にし過ぎかとは思っていたのですが。

  我が家で取り扱っているもう一種類の「ベスト培土」は、かなり大きな粒状なので、この二種類を混ぜて覆土に使う事にしました。これだと綺麗に出てくるかと考えた訳です。

二種類の育苗培土を混ぜています

  予想通り詰まる事もなく、綺麗に覆土する事が出来ました。床土に撒いた水が吸い込まれる位に種が落ちる様に水加減をすると、播種された種は綺麗に並んでくれます。

  床土が硬い粒状培土だと、蒔いた種が床土の表面で跳ねてなかなか綺麗に並ばないのですが、「軽易土」は粉状なのでその点は大丈夫。例年以上に綺麗な筋蒔きが出来ました。

  この写真は最後の一枚で、覆土するのを途中で止めて撮ってみたもの。これで90g蒔きです。

綺麗に揃って蒔けているでしょう

  佐千夫は朝から苗床をこなし、高低差を均して苗床を作ってくれました。午後から美代と二人で種蒔きをし、その間に出来上がった苗床に、佐千夫と苗箱を設置。約2時間の作業です。

幅も足りず高低差も直っていませんが

  佐千夫が初めて一人で作った苗床なので少々不完全でしたが、何とか夕方にはワリフを掛け、苗箱の設置を完了しました。これでようやく今年の稲作がスタートしたという実感がしています。

ワリフを掛けて苗代一岸目が完成

苗作りの準備

  苗代地作りと平行して苗箱に土を入れました。明日はこの苗箱に播種し苗床に置く予定です。我が家では1本の苗床に150枚の苗箱を設置しています。これで大体6反分の苗になります。

  昨年従兄に使って貰って好評だったので、今年は我が家でも本格的に「軽易土」を使い始めました。昨年も試験的に使って性能的に問題ない事は判っているのですが、とにかく軽いのです。

こんな態勢で苗箱に土を入れています

  長年使っていたレーキは、柄が腐って昨年から使えなくなっていました。苗床の表面の土を均すのに不可欠なので、別の道具に使っていた柄を流用して付け替えました。

  実は柄が腐ったのでバラしてみたら、柄の中にある金属部分の真ん中に開いているべき穴が、半分以上外れていてまるで役立っていなかったりして、如何にも安物の印象でした。

  ホームセンターで買ったので中国製?なのでしょうか。しかし買うときに一々バラして見る訳にはいかないので、内部構造については点検のしようが有りません。

レーキの柄を交換

  佐千夫が設置した塩ビの取水口に廃農ポリを詰め、水路にも土を積んで1岸目の苗床に水を張りました。これでいよいよ今年の稲作が始まるという実感が湧いて来ます。

  柄を付け直したレーキで均したのですが、水を入れてみるとまだ完全には平らになっていない所があり、明日代掻きをしながら修正したいと思っています。

水が入り始めました

  気になって「カラスノエンドウ」と「レンゲ」の写真を撮って来ました。レンゲが生えているとカラスノエンドウは少ないので、レンゲの種が多ければカラスノエンドウは生えないのかな?

レンゲ

  カラスノエンドウの花は名前の通り、食用のエンドウの花に似ていますね。

カラスノエンドウ

苗代作りとレンゲ

  中央ユニバーサル子供園の周辺には、3反歩・2反歩・1反歩と大きさの違う小作田が3枚あります。それぞれ4枚・2枚・2枚あったのを全部1枚に均して、面積は合計で6反歩。

  昨年は2反歩の田でレンゲが満開だったので、子供達に自由に遊ばせてやって下さいと子供園に申し入れました。今年は入っても良いだろうかと打診があり、勿論望むところでどうぞどうぞ。

14-05-07-8647-1.jpg

  しかし行ってみるとどうも昨年とは様子が違います。緑色になっていたのに花が少ないので、車から降りて見るとレンゲではなくカラスノエンドウが優占状態でした。

  それでも子供園に近い方には無数の踏み跡があり、子供達が入った事が判ります。出来たら写真を撮りたかったのですが、こっちも仕事中でなかなかタイミングが合いません。

  昨年は殆どレンゲが咲かなかった3反歩の田の方は、一昨年蒔いた種が二年越しに芽を出し、かなり綺麗に咲いています。これならしばらく楽しめそうです。

レンゲが花盛り

  苗代は昨日の段階で機械作業を終了。道路側にある水の取り入れ口や水路の整備は、毎年佐千夫がします。昨年から塩ビパイプを埋めて水口にしています。

水jの取り入れ口を佐千夫が整備中

  反対側はトラクターが出入りするのでどうしても土は固まっていて、スコップでの手仕事ではなかなか大変。で、今年はバックホーでスコップ代わりに畦を作りました。これは楽ちん。

バックホーで畦を修正

  昨日の午後から小浜へ魚釣りに出掛けた佐千夫は、昨夜12時過ぎに帰って来ました。「釣れたのか?」と聞くと明るい声で「釣れた!」 これがその釣果の半分で後の半分はあちこちへ。

昨日の釣果の一部

  今夜の食卓には佐千夫の手料理が並びました。メバルの煮付けと刺身です。鯵と比べると身が淡泊なのだそうですが、新鮮な刺身も美味しかったし煮付けもなかなかのものでした。

煮付けと刺身
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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