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決壊堤防の工事

  台風18号で決壊した市内南部を流れる鴨川の堤防は、秋晴れに恵まれたお陰か既にかなり修復が進んでいます。写真右手奥に重機が動いていますが、高さだけは元の堤防並に見えます。

  堤防が決壊し濁流が流れ込んだ手前の田には大量の土砂が堆積していて、何処までが元の田だったのか見当も付きません。来春の田植えまでに元の姿に戻ると良いのですが。

堤防だけは修復されていました

  この田の様に泥が入って稲株が見えない程になっていても、砂利では無いので作土と一緒に耕起出来れば、むしろ耕土が増えるくらいで今後の稲作には影響は少ないと思えます。

この田は泥だけ入っているので、まだましなのでしょうか

  逆にこの田のように土砂や瓦礫が流れ込んだ田は、特にまだ稲刈りが済んでなかったら何処から手を付けたら良いのか、農家は途方に暮れておられるのでは無いかと思っています。

  この地区には知り合いの農家もあって被害を心配しているのですが、こちらもまだ稲刈りの最中で手伝いにも行けず、左手奥のビニールハウスが潰れているのを気にしています。

これだけ酷いと何処から手を付けたら良いのか…

乾燥機の修理

  2台ある乾燥機の内、小さいサタケの方で大きな音がするようになり、どうやらベアリングが壊れているのかなと思いながら、取り敢えずはCRC-556を掛けて凌いでいました。

  今日は土曜日で佐千夫が居ないこともあり、独りで出来る農機具の修理日。実はこれが密かな楽しみなのですが、異音がするのは乾燥機の上部搬送部分。昨日午前中に刈り取って張り込んだ籾がほぼ乾いたので、籾は出さないでそのまま修理する事にしました。

予想通りベアリングが壊れていました

  ベルトを外し、プーリーをギアプラーで抜いてカバーを外してみると、やはりベアリングは酷く壊れていました。カバーがあって分からなかっただけで、これではこれ以上使うのは無理。

  ベアリングを抜くのに普通はベアリングプラーを使うのですが、生憎我が家にあるのはギアプラーだけ。しかも軸がかなり長いので、ちょっと無理をしてカバーごとギアプラーで抜きました。

  ベアリングをプラーで抜きました

  ベアリングを交換する前には、上部搬送部のラセンの末端部に有る乾燥機中央のギアボックスからも、かなり大きな音が聞こえていました。しかしこっちの赤いベアリング自体は結構綺麗だったので、新しいベアリングを入手するため、福井近畿クボタの部品センターへ行って相談。

  こちらはベアリング交換は出来ず、ギアボックスごとアッセンで交換になるとのこと。部品代は8500円。取り敢えず部品を注文して帰ったのですが、貰って帰った黒い方のベアリングを交換すると、ギアボックスからの音がしなくなりました。もしかしたら音が伝わっていただけかも…。

こちらも大きな異音がしました

  直ぐに部品の手配を取り止めて貰いしばらく様子を見て、音がするようなら改めて修理しようと思っています。これだけで修理が済めば、部品代735円で直った事になるのですが。
  追記:30日籾摺りをしました。乾燥機からは異音が無くなり、修理完了と見ています。

  平成16年、米作りを止められた得意先農家から安くで譲って頂いて、佐千夫とバラして持って帰り我が家で組み直したのですが、これでまたまだまだ使える事と思っています。

気持ちよく稲刈り

  10日以上も秋晴れが続いているので、ピッタリの刈り旬にコシヒカリを刈り穫りすることが出来るのですが、稲刈りをした時点で籾は既に良く乾いていて、乾燥機に掛ける必要が無いほど。

  さて、今日刈り取りを予定している田はどうかなと見に行って、路肩で綺麗に咲いている小さな赤い花を見つけました。そう言えば毎年咲いているなとは思ったのですが、名前が…。

  ブログに載せるのに花の名前が分からん…では格好悪いので、植物に詳しい先輩に写真を添付してメールを送りました。程なく返って来たメールでは、「ルコウソウ」だろうとのこと。

  「縷紅草」と書くようで、葉が丸かったら「マルハルコウソウ」。昼顔の仲間だとの事でした。美代に写真を見せると、それなら他の所で見つけ我が家にも植えたいと思っていたとか。

ススキにまとわりついたルコウソウ

  今日稲刈りをした圃場は隣町にあるのですが、昭和58年だったかな?圃場整備が出来てからずっとお預かりしています。少し遠いのでコンバインはトラックで搬送します。

  毎年3回だけはこんな風にして出掛けるのですが、今日は積み込みは私がして佐千夫に下ろさせました。次に陸送する時には積み下ろしの両方をやらせて、この仕事に慣れさせる予定です。毎年こんな風にしているのですが、それでも気になるのは老婆心なんでしょうか。

今日はコンバインをトラックで搬送しました

  今日の圃場は殆ど倒伏していなかったうえに、晴天続きで非常に良く乾いていたので、刈り取りは楽々でした。最初の外周2周だけは私が刈ったのですが、あとは佐千夫に任せました。

  佐千夫は段々と慣れて来て、それほどやかましく注意しなくても良くなりましたが、それでも時折気になる事があります。余り口喧しくは言わない様にしているのですが。

今日の稲刈りも順調に終了しました

今夜は雨の予報で

  台風一過の秋晴れとは言いますが、10日近くもこれだけ晴天が続くのは珍しい気がします。菜蒔きの時期を迎え稲刈りが済んだ田で、大根や蕪などの種蒔きされているのを見掛ける様になりましたが、折角種を蒔いたり苗を植えたりしても、これだけ雨が降らないとちょっと心配。

  しかし台風20号の余波なのか今夜は雨の予報が出ていて、稲穂の具合からはそれほどせわしくは無いのですが、部分的に倒伏しているので思い切って稲刈りをしました。

  隣は同級生の耕作地で9反歩ありますが、9日から14日に掛けて刈り取ったので、上手い具合に台風の大雨に遭わずに済んだ様です。しかし稻藁が焼いて仕舞っているのが気になりますね。培養資材を撒く準備をして積んであるのに、何で一緒に鋤き込まないのかなあ。

  9/27 追記
  他にもあちこちで藁を燃やしている田を見掛けます。どうやら台風の大水で、水戸尻に溜まった大量の藁の始末に困って、天気が良く藁が乾いている内に燃やしたものらしいですね。

稲藁は良い堆肥になるのですが

  夏の暑さを避けて山で過ごしていたアキアカネが、急に涼しくなったのが良かったのでしょうか、例年より早く里に下りて来たようです。稲刈りをしていて今日初めて見掛けました。

アキアカネが飛び始めました

  この田は初めてお預かりしたときは、上下2枚で2反歩あったのですが1枚に均しました。そのため今でもくっきりと明らかな差が付くほど、稲の出来具合が違います。

  今年はこれが幸いして、いつもは出来の悪い上手の方は倒れなかったので、素晴らしい黄金色になりました。残念ながら台風で倒された下手の方が面積は大きく、雨に当てたくないので少し早めに稲刈りをしたのですが、夜9時過ぎには小雨になったので、今日の稲刈りは正解でした。

黄金色に輝く稲穂は素晴らしいですね

秋晴れが続きます

  8月末から台風18号が通過した16日までとは打って変わって、日中は少し暑いものの素晴らしい秋晴れが続いています。同級生から連休にはボランティアで、先日の堤防決壊でハウスの中に入った土砂を出しているとメールが来ました。きついけれど頑張っているとも書いてありました。

  我が家は次の稲刈りまでちょっと間が空きそうです。例年だと20日過ぎからコシヒカリを刈り始めるので、日程的には不思議な事は無いのですが、まだちょっと勿体ない感じですね。

あと1週間ほどで稲刈り出来そうです

  次に刈り取る予定の田を見回っていて、蕎麦の花が綺麗に咲いているのを見掛けました。蕎麦は作るのはそれほど難しくは無いと思うのですが、収穫するのが手間なので二の足を踏んでいます。しかし何時か自分で蕎麦を作り、手打ち蕎麦をみんなで食べてみたいですね。

蕎麦の花が咲き始めました

  あちこちの田を一回りしてきて、我が家の耕作地の畦にも、彼岸花が咲いているのを見つけました。草刈りのタイミングが悪いと、出掛けた花を草と一緒に刈って仕舞う事もあって、多分今まで気が付かなかったのでしょう。彼岸花は救荒作物とも言われますが、アルカロイドを多く含んで生では毒があり、ネズミやモグラが穴を空けて畦を崩さないようにと言う配慮との説もあります。

珍しく我が家の耕作地の畦に彼岸花を見つけました

羽二重糯を青刈

  夏の猛暑が9月の残暑へ続いていつまでも暑かったせいで、ここ数年彼岸花の咲くのが非常に遅かったのですが、今年はお彼岸にあわせてぴったりのタイミングで咲き始めました。

  8月末から雨が降り続き、台風18号の襲来もあって気温が下がり、急激に秋めいてきました。気温が下がると出芽してくる彼岸花にとって、特に夜温が下がったのが良かったのでしょう。

  此処は安曇川町では南端の八田川の堤防で、北向きの斜面になるので日当たりが悪いはずなのに、例年何処よりも遅く咲くのですが、今年は他の圃場の畦と同じく既に咲き始めました。

今年の彼岸花は非常に綺麗です

  南市区の惣社神社では、年末に飾る新年用の注連縄を区と神社の役員で作ります。減反の田に何も植えない位ならと植えた羽二重糯の稲藁を、青刈するようになって7年目になります。

  今日は少し暑いくらいの秋らしい日和に恵まれ、我が家の滋賀羽二重糯を植えている東堀の田で、手前側の減反部分に植えた稲を約100束、注連縄用に手刈りして貰いました。

例年のように滋賀羽二重糯の稲を青刈しました

  昔は農家だったという人も何人かいましたが、現在は誰も稲を作っていないので、皆さん怪しげな手つき。刈り取った稻束は軽トラで運んで、役員さんのガレージの中で陰干ししています。

この顔ぶれは現在では誰も米を作っていないのです

竹炭ランドから来客

  社寺建築の大村棟梁に竹炭を探して欲しいと頼まれ、長岡京市で竹炭を焼いている学生時代の同級生の林君に連絡。村上さんと二人で軽トラ1台分の竹炭を持って来てくれました。

  名神高速を下りてから非常な渋滞だったそうで、予定より1時間遅れで11時前に到着。その足で大村棟梁の倉庫へ持って行って下ろし、フレコンに詰めて保管して貰いました。

竹炭は土嚢袋に3.5㎏入っていました

  今日は稲刈りを一旦中断し、次の稲刈りに備えて準備をしています。明日は惣社神社の注連縄を作るのに滋賀羽二重糯を青刈する予定。滋賀羽二重糯の稲藁は軟らかくて加工し易いのです。

  本当はもっと背丈を伸ばして、長い稲藁を作った方が注連縄を作るのには良いのですが、そうなると青刈りの時は良くても稲刈り前には確実に倒伏して、刈り取りが大変になって仕舞います。

  手前は減反対象になっていて青刈り用に植えている所なので、この部分だけは少し早めに穂肥を入れて背丈を伸ばしても良かったのですが、注連縄用だけでは無いので難しいですね。

この前の草刈りからは1ヶ月経っています

  南市区の役員さんや惣社神社の氏子総代さん達が、皆で我が家の田で稲を手刈りするので、田の回りの畦草を刈って綺麗にしておきました。この前此処を草刈りしたのはお盆明けだったので、1ヶ月振りの草刈りです。気温が高く雨が多かったので、草はもうかなり伸びていました。

  稲を青刈りするため、少し早めに水を落として田を乾かしてあります。田面にひび割れが目立つのはそのためですが、明日の稲刈りが終われば改めて水を入れる予定をしています。

1時間ほど掛かって綺麗になりました

水害の爪痕

  我が家のお米は、姉の嫁ぎ先の米屋さんで精米し宅急便で発送しています。先日の水害で通行止めになっていた隣町への道路が通れる様になったと聞いて、出掛けてきました。

  予想以上に水害の爪痕は酷く残酷で、遠くに鴨川の堤防が決壊した部分も見え、バックホーの動いているのが分かります。殆ど原形を止めない田にはまだ立っている稲もありました。

まだ水の抜けない田がありました

  市役所の人達が大勢出ておられ、呑気にカメラを構えたら咎められそうで、軽トラの窓からシャッターを切っただけですが、何処が田なのか畦なのか全く分からない程の土砂でした。

市役所の人達が大勢出ておられました

  ほんの少し行くと、道の両側に蕎麦畑が広がっていました。堤防が決壊した鴨川は安曇川と比べると川幅も小さく、しかも普段は水が余り流れていない川なので、被害範囲は限定的でした。

  とはいえ決壊した川の水流が直撃した下流の集落では、JR湖西線で逃げ場が無くなった水が溢れ、深い所では床上まで浸水。圃場の中に置いてあったコンバインが、ほぼ完全に水没しているのも見掛けました。農作業小屋で出荷前の新米が全部、水浸しになった農家もあったそうです。

少し離れると蕎麦畑が広がっていました

今夜は十五夜

  台風18号による大雨の影響は、二日続きの素晴らしい秋晴れに恵まれたというのにまだ色濃く残っていて、昨日の稲刈りは2枚の田を刈るのに夕方まで掛かって仕舞いました。

  片方は遅くまでまで水が抜けなかったのに田面も良く乾いていて、稲も大して倒伏していなかったので楽だったのですが、もう一方は早めに堰板を抜いてあったのに、まだ田が軟らかく稲もその分湿気があって、悪いことにこっちの方が早くから寝ていたので、手間取って仕舞いました。

  それでも例年より少し早く出てきた彼岸花がずらりと並んでいて、しかも花の色が少し濃いように思ったのですが。一昨年もこの田を刈る時初めて花を見たので、不思議な気がしました。田植え時期はほぼ一緒の6月中旬ですが、刈り取り時期は今年は一昨年より1週間くらい早いのです。

最近は彼岸が過ぎて出て来たのに早いですね

  我が家のコンバインはグレンタンク仕様では無くて、一昔前の袋取りなのですが、籾袋の代わりにフレコンの小さいのを入れて籾を受けます。3俵ほどの籾が入るのですがリフトで抜きます。

  農道が上手く使える田でないとこれは無理ですが、幸い我が家の耕作地は大体このやり方で籾が運べるので、助かります。コンバインはまだ220hしか乗って無いので、暫くはこのやり方です。

写真ではちょっと不安定な姿勢に見えますが

  昨日はトラックを地主さんの家の駐車場に止めさせて貰い、フォークリフトで運んだ籾を積み替えました。フレコン3袋で大体1反分の籾になります。米にして9俵あまりかな。

  何とか夕方まで掛かって稲刈りを済ませたのですが、乾燥機の調子が悪くて籾を張り込むのに手間取り、折角の満月も横目で見ながら夜中まで仕事をしていました。

リフトで運んでトラックに積み替えます

秋晴れに稲刈り

  台風18号の被災地の状況が明らかになるにつれ、安曇川が決壊しなくて本当に良かったと胸を撫で下ろしています。二十八水と呼んでいる昭和28年の大水害の時と同じように、安曇川下流では殆ど決壊寸前まで堤防が崩れ初め、関係者は覚悟を決めたと聞いています。

  御殿川は普段は川幅5m程の小さな用水路なのですが、大雨になると周囲の田から溢れた水で、境が分からなくなって仕舞います。16日にはこんな状態でした。

台風の度にこうなるのですが

  昨日・今日と秋晴れに恵まれ、ようやく水が引いて田も乾き始めました。御殿川の周辺の田も水が引けば普通の農地。右の建物は遺跡を発掘している事務所です。

水が引けばこんな状態なのですが

  我が家の田も何とか入れる様になりましたので、稲刈りを再開しました。台風で倒されてちょっと酷い格好になりましたが、何とか刈り取りを終える事が出来ました。

  この方向の倒れ方は刈り取りが楽なんですが、それでも所々酷い所があって結構手間取りました。同じような肥料設計でも田の地力で酷く倒れる所があって、来年の反省材料ですね。

台風ですっかり倒されて仕舞いました

台風一過の秋晴れ

  「漬かず込まずの鍛冶屋村・嫁にやりたや鍛冶屋村」と、安曇川下流域では古謡にうたわれていたと、母から聞かされました。その母はこの話を祖母から聞いたと言うのですが、私の住む鍛冶屋村は安曇川の中流域にあって、しかも周辺の地区からは少し高みになっています。「大水が出ても家が水に漬かる事はなく、川でさえ水込みしない鍛冶屋村」と言う意味だと言う事なのです。

  祖母はその当時、大水の度に浸水騒ぎを経験していたと思われる、安曇川では下流域の青柳地区の生まれでしたから、この様に謡われていた鍛冶屋村から縁談が有った時、一も二もなく承知し我が家へ嫁いで来たと話していたそうです。明治41年3月の事でした。

  昭和28年、当時私は小学校6年生でしたが、安曇川の堤防があちこちで決壊し大きな被害が出ました。祖母の実家の辺りまで、長靴を履いて見に行った記憶があります。「二十八水(にじゅうはっすい)」と今に語り伝えられる大災害でした。丁度60年前の出来事です。

  昨日はこの八田川にも川幅一杯に水が流れ、畦を越えて溢水しそうな程でした。奥の方に我が家のコシヒカリと山田錦が9反半ほど有りますが、何とか難を免れ無事でした。

大きな被害が出なくて良かったです

  台風一過の秋晴れと言いますが、昼過ぎには日差しが戻って夕方には綺麗な秋晴れになりました。あちこちの水浸しになった田の水戸尻を抜き、稲刈りに備えて排水しています。

半日前でこんな風でした

  今朝見に回った時には、水は結構良く抜けていて倒伏も思ったよりは少なかったので、次の台風も発生していて気になりますが、田面が乾いたら何とか稲刈りが再開出来そうです。

多少の倒伏は仕方ないですね

大雨特別警報 解除

  かつて経験のない程の雨が降って、大雨特別警報が発令されていましたが、昼過ぎに解除されました。それでも安曇川に架かる常安橋付近の水位が気になって、見に行って来ました。橋は通行止めでしたが、ガードマンの方の話では2mほど水位が下がったので、もう大丈夫とのこと。

  消防団に在籍中は、分団に所属していると消防車で出動しますが、副団長・団長になると分団を離れるので、自分の車にパトライトを付けて巡回していました。赤色は緊急車両用で黄色だと道路工事用に間違えますので、私の場合は紫色を使っていたのですが。

  200m位光が到達する特殊なライトも装備し、夜中にこの常安橋の上から安曇川の濁流を見ていた事を思い出します。これだけの水が流れ込んでも、琵琶湖は知らん顔なんですよ。

安曇川の常安橋も水嵩が減りました

  周辺の農地も気になって見に回って来ましたが、田の中に置いてあって半ば水没しているコンバインを何台も見掛けました。中にはマフラーが完全に水中に沈んでいるのも…。

コンバインも半ば水没しています

  コンバインでの収穫後の稻藁は何処の田でも、大雨に浮いて風で下手に吹き寄せられていますが、よく見ると田の畦に彼岸花が出ていました。例年よりかなり早いようです。

早くも彼岸花が出始めました

大雨特別警報 発令

  台風18号が紀伊半島をかすめて通過し豊橋市付近に上陸。数十年に一度の大雨との事で、先月制定されたばかりの大雨特別警報が午前5時に、京都・福井・滋賀に発令されました。

  安曇川町にはその名のとおり、滋賀県一の大河安曇川が流れています。長年消防団で活動していましたが、副団長をしていた20数年前に一度だけ、避難命令を出した事があります。消防団の先輩からは、上流の朽木地区で300mm降ったら安曇川は危ないと言われていました。

  今回は大雨特別警報が出て、その朽木地区で470mmを超える雨が降っています。勿論安曇川の下流域の集落には、避難勧告が出ました。酷いことにならないと良いのですが。

  安曇川町は北側に安曇川が南側には鴨川が流れていますが、鴨川の方が夜の内に決壊し、下流の集落は床上浸水しています。妊婦さんがおられるとの事でレスキューが出動していました。

鴨川が決壊しました

  雨はまだ降っていましたが気になって、夜明けを待って田を一回りしてきました。次に刈り穫る予定のコシヒカリの田は、畦を越えて水路から水が流れ込んで水浸しになっていました。

  排水さえ出来たら稲刈りは出来そうですが、ちょっと時間が掛かるかも知れません。この田は地主さんの家から丸見えなので、出来たらこの事態は避けたかったのですが…。

雨が上がって水が引くまでお手上げです

  玄関先の稲刈り跡には水が10㎝程も溜まっていて、切り藁が浮かんでいます。まさに数十年に一度の大雨で、これほど一気に雨が降ったのは経験が有りません。

玄関先の田も藁が浮いています
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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