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田植えから1ヶ月

  我が家の畑はそんなに大きくないのですが、トマトやキュウリ等の野菜の他に美代が色々な花を植えて楽しんでいます。背丈は短いのですが百合の花が咲き始めました。

百合が咲き始めました

  5月末、得意先農家に苗を頂いて植えたので、今年の田植えは例年より早く始まりましたが、我が家の苗は6月10日から植え始めたため、通常のコシヒカリとは生育の状態が違います。

  5月連休に植える周辺の農家では、田植え後50日位経った6月中旬から中干しに入ります。我が家のコシヒカリは、田植えから35~40日位を目処に燐酸・苦土の入った調節肥を40㎏散布し、自然に水が無くなるのを待って軽く中干しをしています。

  下の写真の田は田植えから丁度1ヶ月が経ちました。此処に植えているのはコシヒカリと違って、背丈も短く倒伏の心配も無い品種なので、どんな調節肥を入れるか様子を見ています。

田植えは6月27日でした

  穂肥も普通は田植え後70日位の7月上旬になりますが、我が家の場合は下の写真の田のように、田植えから50日ほど経ってぼちぼち穂肥時期になります。

  調節肥を入れてわずか10~15日ほど。普通なら穂肥時期には葉色が落ちてきて、如何にも肥料が欲しいという色合いになるのですが、我が家の場合はわずかに色ムラが見え始める程度。

  葉の色が濃い場合は穂肥を控えるのですが、此処で判断を誤ると後で後悔する事になります。穂が出てから色が褪め過ぎても既に手遅れ。天気予報を眺めながらの判断が必要になります。

田植えは6月17日でした

コシヒカリの幼穂

  梅雨入りも梅雨明けも早かったので、この夏の暑さの峠はもう既に越えた?という話もあります。福島の友人は彼岸花を見掛けたと写真を送ってくれた程で、植物は既に秋を感じているのでしょうか。周辺で出穂が始まったので、我が家で最初に植えたコシヒカリの幼穂を見てきました。

最初に植えたコシヒカリ

  田面の具合や稲体の色合から見れば、ぼちぼち穂肥時期かなと思っていたのですが、切り取った茎を割って見ると既に幼穂はかなり上がっていて、ちょっと意外でした。

  コシヒカリの茎の下位節間があまり伸びていないのは、倒伏の危険性が少ないと言う事なので嬉しいですが、こうなると早めに穂肥を入れても大丈夫とみて、準備をする予定です。

最初に植えたコシヒカリの幼穂

 夕顔が咲き始めたと思って見ていたら、隣にもっと豪華な花が咲き始めました。同じく夕方から夜に満開になるので、暗くなってからフラッシュを焚いて撮影しています。

  トランペットと言うのだそうですが、最初は下向きに一輪だけ咲いて大したこと無いかと思っていたのに、こういうふうに一杯咲いてくると見事ですね。

トランペットは夜に満開

今更戻り梅雨?

  雷が鳴って、通り雨の様な俄雨がバラバラと降って直ぐに陽が差してきて、お陰で夕方からとても涼しくなって過ごしやすいのですが、こんな天気がこの先しばらく続く予報でちょっと心配。

  5月の連休前後に植わった周辺の圃場では、既にぼちぼちとコシヒカリが出穂し始めていますが、このぐずついた天気が稲熱病を発生させるのでは無いかと気になっています。

  我が家の玄関先の田は6月10日に植えたコシヒカリですが、出穂は多分来月10日過ぎ。一発肥料を入れてあるので今の所まだまだ色も濃く、元気一杯と言う感じです。

玄関先のコシヒカリ

  得意先農家から苗を頂いて、今年一番先にこの田に植えたのは5月31日でしたが、出穂時期は兎も角背丈だけは、周辺の田のコシヒカリと遜色ない程に育っています。

  苗代を植え終わって見に行ったら既にかなり大きくなっていたのですが、稲の持つ生命力には本当に感心させられます。野菜ならこんな風に放りっぱなしではまず無理ですね。

今年一番先に植えたコシヒカリ

  美代が畑に植えたアーティチョークは、試食してみたら味は期待ほどではなく、しかも可食部はほんの少しだったので、花が咲くまで待って見ました。どうも鑑賞用の方が正解でした。

アーティチョークはアザミの一種

倉庫前で整地作業

  先日従兄が、ハウスの前が凹んで道路との段差が酷くなっているのに気づいて、私が田植えの終わるのを待って2トンダンプに一杯の土砂を持って来てくれました。

  従兄は元建設会社の技術者で、今は自分でユンボやダンプを持っていて、宅地にする田の床土を我が家に運んでくれたものです。自分で山の土を貰って運んだ事も有りますが、こうやってダンプから降ろした土の量を見ると、手で積み込んで運ぶ土など何の訳にも立たない様に思えます。

ダンプで残土を持って来てくれました

  我が家の重機はこのフォークリフトだけ。整地作業が出来るようにリフトの爪の先に整地板を取り付け、押したり引いたりしながら出てきた大きな石を取り除き、地ならしをします。

フォークリフトが我が家の重機

  従兄は整地をして均せば、直ぐに車で通る事が出来ると言ったのですが、実際にやってみるとその通り。一応整地しましたがまだまだ凹凸が大きくて、石を取り除きながら均す必要が有ります。

  余り高くしすぎると水がハウスの中に流れ込むので、一度雨が降って雨水が何処へ流れるかも見極める必要がありますが、少しずつ修正しながら使いやすくして行く予定です。

これで道路との段差が無くなりました

草刈りが一巡

  田植えが終わって、気になっていた畦や農道の草刈りを始めました。我が家では田植えの元肥を動力散布機で撒くので、どうしても肥料が畦にも飛び散っています。

  7月に入ってから降り出した戻り梅雨の豪雨で一気に畦草が伸び始め、5月の連休に植わった回りの田では、既に2度目の草刈りを済ませている農家も多く、その差は6~70cmも!

  この田も取り敢えず田んぼ側だけでもと草刈りをしましたが、水路側も早めに刈らないと手に負えなくなります。この水路は、写真奥の八田川(天井川なのです)の下を潜って、向こう側の集落まで行っているので、本来は利用している農家が管理する筈なんですが、30年来私の仕事です。

6/22・23に田植え。此処でやっと草刈りが一巡

  特に市街地にある田では、畦草が刈ってないと目立って仕舞いますので、余計に気を使います。都市計画道路沿いのこの田にも、環境こだわり農産物栽培圃場の看板を立てました。

7/1に田植。ちょっとスッキリしました

  草刈りをしていて、隣の集落の農事組合の役員さんが軽トラの後ろに乗って、動力噴霧器で農道の真ん中だけに除草剤を掛けておられるのに出会いました。炎天下、ご苦労様です。

農道に除草剤を散布中

銀桂会を開催

  朝の内はまだ曇り気味で薄日も差し、除草剤を撒いたり畦草刈りをしたのですが、昨日までの猛暑・酷暑とは一転して、午前も午後も時折前も見えないような土砂降りになりました。

  夕方からスキー部のOB会・銀桂会を開催。電車の都合で3時17分に乗ったのですが、京都駅まで行って地下鉄で四条烏丸まで行き、準備の始まっている祇園祭の鉾を見てきました。

雨の長刀鉾

  生憎の土砂降りで、例年より人出が少なかったように思えましたが、3条の方への道すがら人形の老舗「田中弥」さんのショウウインドウで、祇園祭の立派な人形を見つけました。

店頭にあった祇園祭の鉾

  スキー部OB会・銀桂会は、出席して下さった先輩には申し訳ない程常連の出席者の中で欠席者が多かったのですが、その分ゆっくりと現役の学生達とも話が出来て、良い会合でした。

  堀川監督からは、2月に行った現役とOBとの合同合宿は、大きな成果が有ったとの報告。特に現役学生達がスキーの魅力を再認識したようで、今後に期待出来そうな予感がしています。

半年ぶりの銀桂会です

今年の田植え終了

  苗代の代掻きが済んで、トラクター仕事は一段落。次は田植えをした順番に調節肥を撒くのですが、動力散布機自体が既に13㎏位あるので、肥料を1袋余り入れると33~40㎏位背負う事になるため、足を取られて転倒しない様に昨日から、田植えをした順に田の畦草刈りをしています。

畦草を刈るとスッキリ涼しげになります

  代掻きから中一日おいて今朝から、苗代跡地とその下の田の合計2反歩強に田植えをしました。しかし強烈な暑さで、苗を補給するたびにこっちもスポーツドリンクを補給。

  軽トラに置いていたペットボトルが飲み加減の熱さになっていましたが、とにかく滝の様に汗になって出る分は入れておかないと、熱中症で引っ繰り返りそうな程でした。

田植機に苗を補給しこっちも水分を補給

  何とか昼食前に2枚の田植えを済ませましたが、普通なら1日はそのままにしておくところ、これでは折角植えた苗が茹だって仕舞いそうなので、直ぐに水を入れています。

これで今年の田植えは完了です

苗代仕舞い

  日課の水見を済ませ、まだこっちはこれから朝飯と言う時刻に、「やっと苗代仕舞いですなあ」と言いながら得意先農家が続いて2人来られ、のんびりと一服。何しろ2人とも、早朝4時半過ぎから肥料撒きと草刈りを済ませて来たと言うので、こっちは内心イライラしながら、でも一緒にお茶。

ようやく苗代仕舞いです

  その間に佐千夫が、もう使わないと決まって余って仕舞った苗を、農道脇の空き地に廃棄してくれ、10時過ぎから二人で苗代跡地に植えるコシヒカリの苗を、苗ラックに積み込み。

  その後、苗代の中にある畦をドライブハローで往復して潰し、苗床も耕起してなるべく平らにしてから、植え付けの肥料を2種類、反当たり60㎏を散布。実は猛暑でこれが結構しんどいのです。

代掻き前に畦を潰して肥料撒き

  しばらく水が載るのを待って、本格的に代掻きを始めたのは夕方5時でしたが、何とか暗くなる前に上下2枚で2反強の田の代掻きを終えました。田植えは明後日の予定です。

暗くなる前に何とか代掻き完了

田植えは終盤

  我が家は田植機に付いている施肥機も使うのですが、植え付けの肥料は基本的に代掻きの前に散布し、土の底の方にも肥料が入るようにしています。いわゆる植代施肥になります。

  レンゲが種を載せ、茎や葉が枯れるのを待って田植えの準備を始めるので、本当の意味での全層施肥は時間的に難かしいのですが、我が家で肥料を撒く時に使っているのがこれ。

  肥料を動力散布機で撒くのに使う散布筒ですが、残念ながら現在は製造中止になっている製品。何度も何度も修理を繰り返して使っていたのが下の3本で、壊れて使わなくなって放置してあるからと連れの得意先農家が譲ってくれたのが、上の2本。我が家のと比べるとまるで新品です。

肥料散布用の筒

  例年なかなか水が入らない神明講の田ですが、昨日までの大雨でようやく水が回ったので代掻きを済ませ、朝から田植えをしました。何とも変な形の田で、圃場整備からも外れています。

  しかも水路の末端になるのでなかなか水が来ず、左側の宅造地から絶えず水が流れ落ちて来て乾かないので、今年は畦を作って水を遮断しました。お陰で今年は楽々な田植えでした。

神明講の田も植わりました

  3年間減反していた田に今年は加工米を植える事にしましたが、毎年何度かトラクターで起こして草が生えない用に管理していたのが裏目に出たのか、全く水が溜まりませんでした。

  昨日からの大雨でようやく水が入ったので、午後から代掻きを始めましたがそれでも部分的に水が廻ら無い所があって、回りから少しずつ少しずつ代掻きをして、ようやく夕方完了しました。

3年間減反した田なんですが

羽二重糯を田植え

  毎朝、田植えの済んだ田を一回りして水管理。特に直近に除草剤を入れた田にはしばらく気を使います。今年から預かって5月末に植えた母家の田のコシヒカリは、もうこんなに生長しました。

5月末に植えたコシヒカリ

  このところ、「 午前中に田植え & 午後から代掻き 」の毎日で、今日は午前中上下2枚で3反の田にコシヒカリを植え、午後からそのすぐ上の田で滋賀羽二重糯を植えました。

  毎年一部分減反していて、その部分に惣社神社の注連縄を作るために藁を取る、青刈り稲も作っている田を夕方遅くまで掛かって代掻き。此処にも滋賀羽二重糯を植える予定です。

上下に分かれていて高低差が酷い2枚の田

  明日から天気が崩れるとの予報ですが、この我が家での通称「お地蔵さんの田」に滋賀羽二重糯を植えて、ちょっと一息。まだ苗代地を含めて7枚残っているのですが、水が入らない田もあって雨を頼りに、水が入り次第代掻きをし田植えをしたらいいやと、腹を括っています。

田植えが終わると何時もこれです

今年の圃場整備田

  JR安曇川駅から西の方へ伸びる道は、滋賀県立農事試験場湖西分場で行き止まりになっていましたが、農事試験場が廃止になって都市計画道路が延長され、綺麗な市街地になりました。

  此処には元々、2人の同級生が地主さんの2枚ずつの田がありましたが、いずれも少しずつ道路に取られました。今春にはこの道路の反対側に中央幼稚園が新築移転して、中央ユニバーサルこども園として開園。ますます晴れがましい環境になりました。

  小さい方の田は昨年2枚を1枚にしたのですが、大きい方も今年4回に分けて代掻きをしながら土を移動。最後の仕上げの代掻きは夕方暗くなるまで掛かって、何とか終了しました。

2反の田1枚にするのに10数時間掛かりました

  この田が上下2枚に分かれていた昨年までは、下の畝町を植えていて苗がなくなると、上の田の道路際まで上がって来て苗を補給していました。この差は大きいですね。

  当たり前ですが昨年までは、下の田で稲刈りをしていてもコンバインのホッパーが満タンになると、わざわざ上の田まで上がって来ていたのですが、この無駄も今年は無くなります。

まだまだかなりな高低差がありました

  人通りの多い都市計画道路沿いの田なんで、出来るだけ真っ直ぐに植えたかったのですが、ミニ圃場整備をした大きい方の田は床がガタガタ。ハンドルを取られてフラフラでした。

  水を一杯に張っても苗が水没する様な場所は無く、これなら除草剤も効きそうなので一安心です。こんな時期に田植えをして、草だらけでは目も当てられませんので。

水を張ってこの状態なら上々ですね
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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