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田植えは後半戦

  田植えが始まる頃に咲き始めた紫陽花が、綺麗になって来ました。写真に撮るには晴れた日が良いのですが、紫陽花は雨の日の方がしっとりとして、何となく風情がありますね。

額紫陽花が綺麗に咲きました

  今日は午後から5枚で6反の田を粗代掻き。パワーディスクで起こしてあったので、このまま肥料を撒くとムラになりそうなので、一旦ドライブハローで潰して回りました。

  小作田の中でも、長く作らせて頂いている田の土はかなり軟らかいのですが、特に自作田の土はふかふかでドライブハローでホロホロと崩れる感じがします。

たっぷり水があってこのまま代掻き

  3枚で4反の田は隣同士なので、そのまま農道を通って移動出来るのですが、後の2枚はそれぞれかなり離れていて、市道を通って移動するのでその前にまず洗車になります。

  昨日代掻きをしてそのまま田に置いてあったので、そこから移動するのにまず1度洗っていて、この後2枚の田を代掻きする度に洗ってから家に帰ったので、今日の洗車は合計4回でした。

  今日のように独りで仕事をする場合には、エンジンポンプはトラクターに搭載してある方を使います。1インチと少し小さいのですが、代掻き直後ならこれで十分綺麗に洗えるのです。

代掻き用のトラクターにはエンジンポンプを搭載

田植え&代掻き

  百姓仕事は天気次第。台風4号が梅雨前線を刺激しかなりな雨が降ったので、2日おきに来る水路の水を取り合う事が無くなり、我が家の代掻きや田植えがうんと楽になりました。

  例年なら一番先に植える田を、ようやく3日前に代掻きをし今日植えたのですが、何時もは途中で交代しながら植えるのを、初めて最初から最後まで佐千夫に任せて見ました。

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  午後は明日植える積もりをしていた、2日前に代掻きした自前の圃場整備田の田植え。昨年よりは高低差は無くなっているものの、それでもまだかなり手直しが必要な感じでした。

  パワーディスクで起こした鋤床が堅く、しかも腐植が少なくて非常に締まり易い土質で、かなりハンドルを取られましたが、何とか無事に田植えを終了しました。

  毎度の事ですが田植えが終わると、田植機と道路をエンジンポンプで水洗いしてから帰ります。勿論午前中に植えた田から移動する前にも洗っていますので、今日は2回目の洗車です。

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  夕方から別の田の圃場整備を始めました。上下2枚で2反歩の田ですが、真ん中に里道が走っていたのに両側が宅地になり、里道は廃道になったため取り去っても良い事になりました。

  ほぼ同じ程の面積で、高低差は見掛け上5㎝足らずかと思っています。作業は何とかなると踏んでいるのですが作土を大量に移動するので、上の田は米作りが多少やりにくくなりそうです。

  しかしながら、上下に分かれていた2枚の田が1枚になれば、片側が宅地のため肥料撒きは大変ですが、田植えも草刈りも稲刈りも格段に楽になるのです。

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自前の圃場整備田

  昨日昼前から、昨年自前で圃場整備して4枚で3反の田を一枚にした田の代掻きを始めました。昨年は3日間に4回代掻きをして土を引っ張り、何とか無理やり田植えを済ませたのですが。

  しかしながら、矢っ張りかなり高低差が残っていて、しかも途中で台風4号が来たので3日ほど田植えが出来ず、高い所は土が締まっていて田植機が上手く動かず大変でした。

一旦ドライブハローで代掻き

 今年はパワーディスクで起こしてあったのですが、改めてドライブハローで均した状態でみると高い低いが良く分かるので、午後から土を移動しました。有る程度動かしてから植え付けの元肥を全層施肥し、改めて最後の代掻きをして仕上げます。

  ドライブハローのPTOを止めて引っ張ると、一度でかなりの土が移動出来ます。延々とこれを繰り返して、結局夕方まで掛かって仕舞いましたが、多分来年も手直しは必要でしょう。

高い所の土を引っ張って移動

  昨年はまだ田の下り口と水戸の排水口が二カ所に有ったので、使わない真ん中のは取って仕舞ってスッキリしました。これで一人前の良い田になりそうです。

下り口と水戸の排水口を撤去

田植えは道半ば

  台風4号に伴う雨は、近江西部の降り方は大した事無かったのですが、それでも金曜日は時折戦意を喪失する程の土砂降りになり、昼まで掛かって3反2畝の田にコシヒカリを植えただけ。

3日で3枚とのんびり田植え

  土・日は佐千夫がバイトでいないので、昔の様に独りで田植えをするか…と思っていたのですが、美代が手伝ってくれるというので初めて二人で田植えをしました。

  田植機に乗って植えている間に苗箱に苗取り板を差し込んでおき、往復して戻って来ると苗を抜き取り田植機まで運んでくれるのですが、これだけの事で独り仕事とは大違いなのです。

圃場整備田の田植え

  土曜日は滋賀県国際農友会のバーベキューがあり、夕方から栗東へ出かけました。日曜日はこの圃場整備田周辺の農道整備があり、大勢の農家の皆さんと共同作業で、田植えは午後から。

  それでも何とか3枚で8反8畝を3日間で植え終わったので、明日から家の近くでまだディスクで起こしたままになっている、昨年の自前での圃場整備田などを代掻きする予定です。

昨年自前で圃場整備した田

久々の大雨

  台風4号が梅雨前線を刺激し各地で大雨になりましたが、滋賀県北西部ではそれ程でもないものの、流石に田植えは見合わせて居ます。水の入らなかった田にはいいお湿りになりました。

  17・18日までは、水が入って代掻きの出来た田を順番に植えていましたが、今年は水がなかなか入ら無かったので、田植えも例年の半分以下。毎日2反ずつ位しか出来ませんでした。

細長い田の田植えは直ぐに終わります

  この2枚並んだ田も例年なら同じ日に植えるのですが、水路の下流に有るため水が回らなくて同じ日に代掻きが出来なかったので、残念ながら田植えも2日間になって仕舞いました。

  17日、別の田を植えてからこの小さい方の1反を植えたのですが、隣の2反の田は植えられないので昼食で家に帰るため、佐千夫が田植え後に今日2度目の洗車をしています。

移動前の洗車に時間が掛かります

  18日に改めて大きい方の田を植えたのですが、交互に運転して佐千夫に久々の田植えをさせました。耕土が浅くて石も結構多く、田植機のハンドルを取られて真っ直ぐに植えられません。

  一往復ごとに運転を代わり、曲がって仕舞った部分を修正したのですが、慣れとは言うものの佐千夫に全部任せるまでには、かなり時間が掛かりそうです。まあ辛抱ですね。

佐千夫と交代で田植え

  18日・19日と代掻きした圃場整備田が9反あるので、今日も田植えが出来ないことは無いのですが、台風に伴なう雨も時折結構強く降るので、溜まった他の仕事を片付けています。

  滋賀県では「近畿のみずがめ」と言われる琵琶湖を抱えている事から、農薬や化学肥料の使用を通常より半減し、環境に負荷を掛けない作り方をする「環境こだわり農産物」の生産を推進しています。我が家では、元々私が家に帰って農家を継いだ頃から、農薬に頼らず有機質肥料を主体に米を作っているのですが、制度上市街地に近い圃場は認定して貰えませんでした。

  これまで上の写真の2枚で3反の田だけだったのに、制度が変わり我が家の作る田が全部「環境こだわり農産物栽培圃場」に認定される事になったので、雨仕事に看板を作りました。

滋賀県環境こだわり農産物生産圃場の看板

田植えは順調

  先月末から2日おきに2日間の給水制限が始まりました。昨日も近江西部に大雨注意報が出ていたのに殆ど雨らしい雨は降らず、折角除草剤を撒いても玄関先の田の水は半日も保ちません。

  昨夜8時頃、満々と水を漲っておいてから除草剤を撒いたのですが、今日の午後4時で既に殆ど無くなりました。理想的な減水深は1日2~3㎝なのですが、此処は10㎝位でしょうか。

今年はレンゲが多かったせいか特に水保ちが悪いのです

  田の水保ちの善し悪しは土質に因るところが大きいので、苗が隠れそうなほど水を漲って除草剤を撒き、出来れば1週間はこのまま水を入れずに我慢したいところなのですが。

こちらは例年水保ちが良いので大丈夫

  田植え自体は順調なのですがこちらの思い通りには水が入らず、代掻きに手間取っています。周辺は連休の頃に植わった田が殆どで、既に中干しに入っている所も多く、例年なら水路の水は独り占めなので給水に不自由しないのですが、こんな年は記憶にありません。

  水が入った田から肥料を撒き田植えの準備をしています。レンゲが多かったので少なめの水で代掻きをし、レンゲを泥の中に埋め込む様にしているのですが、今年は水加減に苦労しています。この田も本当なら昨日の予定だったのですが、1晩おいてようやくピッタリの水加減になりました。

まだまだ高低差があります

田植えを再開

  田植えを再開と書くと変な感じかも知れませんが、得意先農家で余った苗を貰って植えた3反半は別にして、我が家で育てた苗で植える田植えとしては、今日が初めてになります。

  玄関先の田はとにかく水保ちが悪く、代掻きをしてでさえ水は一日と保ちません。その上今年は大量のレンゲを鋤き込んであるので、果たしてどうなるか見当がつかないのですが。

自前の苗で初めての田植え

  台風3号が接近中との予報で雨の降る前にと、午後から家の近くでまだ荒起こしの済んでない田へ、佐千夫が培養資材を散布し私がパワーディスクで起こすというパターンで作業。

佐千夫が培養資材を散布

  佐千夫の方はトラクターの足は速いのですが、三種類の資材を撒くので積み込みに結構手間が掛かります。私の方は作業は単純なのですが、トラクターの足が遅いので時間が掛かりました。

  それでも気になっていた5枚で6反の田を起こせたので、台風の雨の前の仕事としては上々でした。レンゲの最盛期はお祭りの10日程後でしたが、特にこの圃場は出来が良くて、ロータリーで鋤込んだだけではレンゲが多すぎて、上手く田植えが出来ないのではと心配だったのです。

お祭りの頃にはレンゲが花盛りでした

レンゲをディスクで鋤込みました

無理矢理代掻き

  3月から晴れの日が多く、冬に殆ど雪が降らなかったせいもあって、安曇川沿岸土地改良区では5月末から、安曇川の右岸地区と左岸地区へ、2日おきに2日ずつの給水に踏み切りました。

  6月になって田植えを始める我が家としては、代掻きを始める時期に給水制限が始まって、思い通りには水が来ないので田植えも遅れ気味です。こればかりは仕方無いですね。

  玄関先の田を一番先に荒起こししたので、ドライブハローで細土してから昨日の内に水を入れ初めました。元々水保ちの悪い田なのに、運悪く今日明日は水路に水の来ない日なのです。

どうにか水が入り始めました

  水路の水は予想通り極端に少なくなりましたが、何とか1晩で代掻きが出来る程度に水が入りました。この田は上下2枚に分かれているので、一旦上の田を代掻きして下の田に流します。

  しかしながら、調子の悪かったドライブハローを直している内に水が減って来て慌てました。特に藁やレンゲが多い場合の代掻きは、上手く埋め込んで仕舞うため水加減が非常に大事なのです。

これで果たして上手く代掻きが出来るかどうか

  幾ら何でも水路に全く水が無くなるのはおかしいので見に行くと、上流で水路を完全に堰き止めて代掻きをしている者がいたので、ちょっと譲って貰って何とか無事代掻きを終えました。

  レンゲが非常に多かったので、代掻きをするのには水はヒタヒタ位が丁度良いのですが、代掻きが終わったら水を張り、自然に減水して田植えが出来る状態になる様に管理しています。

何とか代掻きを終えました

  この田は一日おいて、明後日・月曜日には田植えが出来るかと思うのですが、例年なら最初に植える水路の下流域の田は、水の関係で何時から田植えが出来るか分からない状態です。

二人で荒起こし

  幼稚園の前の田でもレンゲの種が黒くなって来たので、荒起こしに行きました。写真奥の家の親父さんのお話では、先生が付き添って園児が集団で遊びに入って居るのを、少なくとも5~6回は見掛けたとのこと。レンゲの花盛りの田は極めて少ないので、楽しんで貰えて嬉しいですね。

ようやくレンゲの種が黒くなりました

  今日・明日とはバイトが無く佐千夫が手伝ってくれるので、佐千夫はライムソワーで耕土培養資材を撒き、私がパワーディスクで起こす様に仕事を分担しました。

  昨年はブロードキャスターを使ったのですが、こういう市街地では培養資材の粉を巻き上げて仕舞うので、洗濯物が干してあったりすると、ライムソワーでも非常に気を使います。

軽トラから培養資材をライムソワーへ

  それでも今日は午前中に3枚で4反・午後は3枚で6反の田を起こせたので、一安心。あと残っているのはそれ程気を使わないで済む田ばかりなので、ちょっと気楽です。

パワーディスクで反転

パワーディスクで

  苗代の苗が伸び始めました。後で播種した方がどんどん追いついて来るので、最初の方の岸の苗には液肥で追肥をしてやり、後の岸の苗は伸びすぎないよう早めにワリフを取っています。

苗代の苗がかなり伸びて来ました

  苗代作りが一段落したので、本格的な梅雨に入る前に田を起こしたいのですが、レンゲの花が済んでもなかなか青みが抜けないし、種も黒くなって来ないのでちょっと見切り発車しました。

  最初に鶏糞を微生物で発酵させた資材や、珪酸・燐酸等の土作り資材・グアノ燐酸等をライムソワーに入れてレンゲの上から撒くのですが、これが我が家の美味しい米作りの第一歩。

ヤンマートラクターのライムソワーで培養資材を散布

  昨年はこの状態でロータリーを使って田を起こしたのですが、今年はまだレンゲが青みを残しているので、パワーディスクを使って起こしています。しばらく様子を見て、改めてロータリーかドライブハローで細土し、レンゲを土に埋め込んでから代掻きをしたいのですが。

日の本トラクターのパワーディスクで田起こし

少し時間を掛けてレンゲを埋め込みたいのですが
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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