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苗を貰って田植え

  レンゲの花が済んで、種がようやく少し黒くなって来た所なのに、例年になく早い梅雨入りでちょっと手順が狂いました。梅雨の中休みに、上手く田起こしが出来ると良いのですが。

レンゲの種がようやく黒くなって来ました

  得意先で苗作りを失敗された兼業農家があり、5反分のコシヒカリの苗を探して欲しいと頼まれ、我が家の得意先では一番の大型農家に頼んで、余った苗を譲って貰いました。

  ところが、100枚譲って貰ったのにまだ80枚余り残るので、誰か植える人は居ないかなあと言われ、折角だから我が家で貰って植える事にしました。とはいえ我が家の田には殆どレンゲが植わっていて、家の近くの2枚で3反だけが田植え可能。大急ぎで準備に掛かりました。

  この写真は2枚目の田植えで、今年から預かった我が家の母家に当たる隣家の田。初めての代掻きで高低が分からず余り上手くこなれていませんが、何とか遅めの昼飯前に終えました。

2枚目の田でようやく慣れて来ました

  我が家は下の写真では右手奥に写っていますが、この田からわずか100m足らずの距離なのに、田植機を洗わないと道路を汚すので、このままでは帰れないのです。

  バケツではらちがあかないので此処で昼食にし、昼からエンジンポンプを持って行って洗車し、汚した歩道も洗って帰りました。散歩中の老人が話しかけて来て、来年の事を考えると田植機も綺麗に洗っておかんとなあ…と言われたのですが、事情を話したものの分かって貰えたかどうか。

最初はバケツで水を掛けたのですが

5岸目の苗代

  南市区の今年度通常総会が区の会議所で開催され、暑いほどの快晴に恵まれた日曜日にもかかわらず、大勢の区民が出席。昨年度の決算を承認し、今年度の行事予定や予算案を可決。
  例年猛暑の8月末に開催されていた区民運動会が、10月に予定されていたので一安心です。

南市区平成25年度通常総会

  総会から帰ると、美代が山椒の実を収穫していました。毎年山椒の木が大きくなって、山椒の実の収穫量も次第に増え、今年はステンレスのボールに一杯になりました。

  山椒の木から、小さな小枝もろともハサミで切り取るのに2時間。改めて台所で実を切り離すのですが、これがなかなかの手間で4時間掛かって、収穫量は7合。何とも根のいる手仕事です。

山椒の実を収穫

  苗代は区の総会に行く前に代掻きをしておいて、昨日種蒔きをした苗箱を昼から苗床に並べました。これで後1岸コシヒカリの苗を置くとほぼ完成ですが、少し予備の苗も作る予定です。

今日で5岸目の苗代が完成

日中は真夏日

  朝夕は涼しく、夜など気温が13度位まで下がって寒さを感じる程ですが、日中は真夏のような陽射しで、草刈りに出てもぐったりしてしまいます。苗代の苗は、ワリフの上に有孔ポリを二重掛けした部分は少し焼けたものの、次第に生育も回復していてまずまず順調に育っています。

苗が伸びすぎないようにワリフを取りました

  美代が面白がって植えたアーティチョークが1本、畑の隅で大きくなって来ました。アメリカの伯父さんの家で食べて美味しかったと言って、ホームセンターで苗を買って来たのですが。

  私も派米研修時の農場研修か、大学でのホームステイ中に食べた記憶はあるのですが、さてどんな味だったか。何しろ40年あまり前の事なので、全く自信は有りません。

  昨年の春に植えたので、大きくならないまま冬に枯れるかと思っていたのに、今年になって急に成長し実を付けました。さてどのタイミングで収穫するのか分からず、困っています。

アーティチョークが1本だけ植わっています

  レンゲも花盛りが過ぎて種が載って来ました。後1週間もすれば種が黒くなりますので、種の成熟具合を見ながら田起こしをする予定です。本格的な田植え準備の始まりです。

レンゲの花が実になってきました

4岸目の苗代

  昨日苗箱に土を入れようとすると、播種機のローラーが時々止まって仕舞い上手く入らず、部品を交換する必要があると判断。修理が出来るまで待てないので、別の播種機を借りました。

  借りた播種機は元々我が家で使っていた物で、別の播種機が手に入ったので友人に譲った機種。何年ぶりかで使ってみると、何で友人に譲ったのかという理由を思い出しました。

  播種量は同じでも、前の機種で蒔くと種が横一列に並びます。私の田植機は横送りが20回なので、苗箱には種が縦20列に並んだ方が、植えた時に欠株が出来にくい様に思われます。

これだと田植機の搔取量設定が難しい…

  朝から苗床を作り始めましたが、少し軟らかかったので午後から苗箱を設置。1・2岸目は私が一人で、3岸目は佐千夫が一人で作ったのですが、4岸目の今日は今年初めて二人で設置。

  真夏日を思わせる程の猛暑で、問屋のトラックが来たり得意先農家が除草剤を取りに来たりで、手を取られた事もありましたが終わったのは、一人でした時と同じ4時過ぎでした。

午後から苗床に苗箱を設置

  我が家の苗箱はスプレーペイントで色分けしてあります。右側の赤い苗箱は「滋賀羽二重糯」で、左側の白い苗箱は「にこまる」。この方法で苗の取り違えを防いでいます。

これだと品種を間違えないでしょう

いずれも予想外

  5月初めに咲き始めたレンゲの花は何となく白っぽかったのですが、ここ数日でかなり色が濃くなって来ました。写真の田は左右両方とも我が家で耕作していますが、左側の田は今年で7年目。昨年もレンゲが咲いていたので今年の花は一段と綺麗に咲きそろっています。

  右側は昨年から預かった田で、レンゲの種を蒔いたのですがほんの少し生えただけ。早めに起こして仕舞おうかと思ったのですが、折角だから我慢して種が載るまで待つ事にしました。

レンゲが綺麗な色になって来ました

  苗代の苗は左側がワリフだけで、右側がワリフと有孔ポリの二重掛けだったのですが、どういう訳かその継ぎ目部分が一番良く苗が伸びていて、しかも予想外に二重掛けの方が悪いのです。

  普通は有孔ポリとワリフで保温した二重掛けの方が、ワリフだけの部分より暖かくて伸びが早いかと思っていたのですが、結果は全く逆でした。これは意外でした。どうやら出芽後異常に高温になった日があったので、葉先が少し焼けたようです。

6日に播種した最初の苗代

  古いドライブハローはあちこち錆びていて、錆止めをしたらその部分だけ黒くなり、何とも格好が悪いので補修用のペイントを仕入れて塗ってみました。それ程期待していなかったのですがやってみるとなかなか綺麗。これなら遠目には新車に見えないこともないかなと、悦に入っています。

古いドライブハローですが結構綺麗

2岸目の苗代

  昨日苗箱を置く予定でしたが生憎終日降ったり止んだりで、今日改めて2岸目の苗代を作りました。播種さえ済んでいれば、苗床に置くのが遅れてもそれ程問題では無いのですが、今日は第2日曜で佐千夫はサバイバルゲームの日。1岸目に続いて一人仕事になって仕舞いました。

レンゲは今が満開でしょうか

  水加減をし苗床を作り苗箱を置き始めたのが11時過ぎだったので、ここで昼になって仕舞いました。うっかりとこのまま家に入ると、苗箱をカラスやスズメにクチャクチャにされて仕舞います。

  我が家の苗代作りは連休明けに始めますので、寒さ対策はそれ程必要ではないのですが、ワリフは害鳥対策には欠かせません。種籾が発芽してしまえばこの心配は無くなるのですが。

ここまででお昼になりワリフを掛けました

  もう少しでお仕舞いと言う頃になって、カエルが番っているのを見つけました。何となく迷惑そうな顔をしているのは、水路に居たのに写真を撮るため苗床へ追い上げられたからでしょう。

  各地でスズメやカエルが少なくなっているとも聞きますが、我が家の周辺ではそんな気配は有りません。夜になって辺りが静かになると、カエルの鳴き声がうるさい程聞こえてきます。

  何しろ「かじや村」自体が田んぼのど真ん中にある集落で、その中でも我が家は四方の内の三方半位を田んぼに囲まれていて、隣家でさえも道路を隔てている位なので、いわば田んぼの中の一軒家状態になるため、当たり前と言えばそれまでなのですが。

このカエルはかなり長時間こんな格好でした

今年最初の苗代

  昨日は強風注意報が出ていて、苗代の準備をしていても時折吹く強い風で、体が持って行かれそうになったほど。肥料の配達に出たついでに、満開のレンゲの田を撮ってみました。

  奥に見える建物は新築なった幼稚園。目の前にレンゲの花が有るので、遠慮無く中に入って園児を遊ばせてやって下さいと言ってあるのですが、入って遊んだ様子はありません。田んぼの降り口の草も気になって、苗代が済んでから刈りに行って綺麗にしてあるのですが。

満開のレンゲの田に子供の足跡は有りません

  昨夜から水を入れておいたので、代掻きは往復1回だけで十分でした。佐千夫はまだ慣れないのでこの辺の加減が分からない様子。いずれ自分一人でする時が来るので、任せています。

苗代を佐千夫が代掻き

  午後、苗床が落ち着くのを待って苗箱を置き始めました。佐千夫は美代の畑をミニカルチで耕耘していたので、今日の苗箱設置は佐千夫がリハビリ中の昨年同様、一人仕事になりました。

  この後は例年通り保温資材のワリフを掛けたのですが、寒い日が続くので今年は試しに、得意先農家に使い残りの有孔ポリを頂いて掛けてみました。どれ位の差が出るか楽しみです。

苗箱を並べるのは結構な力仕事なのです

今日から種蒔き

  田中祭が終わったので我が家も苗作りを始めました。周辺の農家はこの連休で殆ど田植えを終わっています。田中神社のお祭りでは五穀豊穣を祈るのですが、先に田植えを済ませてしまって宜しくお願いしますとお参りされても、神様も戸惑って仕舞われるんじゃ無いかと思うのですが。

  昨日はお祭りの後宴なので、本格的な農作業は控えて苗代の準備をしました。種蒔きに使う苗箱にはそれぞれ品種別に色を塗ってあるのですが、少し剥げて来たのでスプレーペイントで塗り直し。コシヒカリは緑で実は種籾も緑色の袋に入れています。

  苗箱はパレットに積んで移動しますが、空箱でも土が入ってからでも極めて不安定なので、グラッとした拍子に倒れないよう最上部をラップで巻いておきます。

これで6反分の苗箱です

  播種機は私が屈まなくても作業が出来る様に高さをあわせて、キャスター付きの台車に載せてあります。育苗培土を入れるホッパーは別に作ってありますが、これもキャスター付きです。

  この大型ホッパーを使うと、20kg入りの育苗培土が10本程度入るのですが、これで苗箱75箱程度は土入れが出来、作業を中断して補給する手間が省けるので助かっています。

育苗用の土をホッパーに補給しています

  今日は最初の苗代用の播種なので、少し多めに種を蒔いています。これで100gですがまだバラバラ。このあと水を撒く量を加減して、散水した水が吸い込まれて土の表面から消えるタイミングで種が落ちる様に調整すると、綺麗に整列したように播種出来るのですが。

  播種作業が始まると私は出来上がった苗箱を降ろす方に回りますので、水が引いて泡が消える頃に種が落ちるようにする水加減は、我が家ではもっぱら美代の役目なのです。

播種量は100g/箱程度です

田中神社例大祭

  田中神社の例大祭が執り行われました。傘宿でまず記念撮影をし、傘宿を出た傘鉾は南市区の惣社神社へお参りし、記念撮影をしてから午後1時に田中神社へ出発します。

  昔は写真屋さんに撮影をお願いした事もありましたが、デジカメになってから自分たちで撮影し、傘鉾巡行に参加してくれた皆さんにお渡ししています。と言っても最近は、カメラマンはもっぱら私の仕事で、南市区のホームページにも写真を載せています。

南市の惣社神社で記念撮影

  傘鉾が神社を出て行くのを見送って、裏道から先回りして待機。我が家で作っている田はまだレンゲの花が満開なので、ちょっと逆光になりますが傘鉾の行列を一緒に撮りました。

我が家の作っているレンゲの田と傘鉾

  例大祭のハイライトは何と言っても流鏑馬による「弓の手」の披露。本来は馬が前足を石段に掛けて行うのですが、舗装されているので滑って仕舞います。これでは非常に危険なので先年石段を改修した折に、「弓の手神事」の間に馬がとどまっている部分だけは砂場にしました。

流鏑馬による「弓の手」が披露されました

田中祭の宵宮渡し

  明日4日は田中神社の例大祭ですが、南市区では前日の宵宮の午前中に惣社神社で湯立祭が執り行われ、午後から2時間ほど掛かって傘鉾と鉦・太鼓で町内を一巡します。

  田中祭の傘鉾は、花嫁衣装の着物3枚帯3本を使って飾り付けるため、組み上げるのには熟練者の指導が欠かせません。段々と分厚くなってなかなか針が通らなくなるのです。

区の会議所で傘鉾の飾り付け

  南市区は南・中・北の3町に分かれていますが、南の町では町傘として参加するため、傘宿ではなく区の会議所で飾り付けられ、傘宿の安原さん宅へ持って行ってお祭りに参列します。

  傘宿から最初に南市区の惣社神社へお参りするのですが、今年の傘宿は惣社神社の目の前。道路を渡ったらもう神社なので、何時もの様に町内を通って神社へ行くのと勝手が違いました。

まず最初に惣社神社へお参り

  記念撮影の後でお隣の五番領区にある天満宮へ参拝。その後町内を一巡するのですが、鍛冶屋村へ回って来るのは4時前になります。逆光になるので家の前では日陰を歩くことになり、皆さんの顔が分かりにくいので今年は、苗代地をバックにしてレンゲの花と一緒に写してみました。

我が家の前から鍛冶屋村を通って帰って行きます

連休田植え

  ちょっと覚えのないほど厳しい寒さの続く連休前半でしたが、我が家のある「鍛冶屋村」では2軒の兼業農家の田植えが終わりました。昨夜など霜注意報が出ていて心配しています。

  強い寒気の南下で3月並の天気だそうですが、お陰でチューリップの花が長持ちしています。明日は「田中祭」の「宵宮渡」で、傘鉾の行列が花盛りの我が家の前を通ります。

チューリップが少し散り始めました

  チューリップの少し南の方に山椒の木があります。何時の間にか勝手に生えたものですが、今では私の背を超える程になりました。裏庭には大きな葉山椒があるのですが、こちらは実山椒。

  実を取る時期を見極め丁度良い頃を見計らって、料理に使う一年分を採っておきたいと思っています。葉山椒も若芽を採って冷凍しておくと、一年中色々な料理に使えるのです。

山椒の若葉が眩しいほど

  朝夕7~8度にまで冷え込んで、折角田植えの済んだ田の苗が寒さに震えているのでは無いかと気になりますが、我が家の田植えは6月なのでぼちぼち苗代の準備を始めました。

  トラクター作業で出来る事は全部終わっていますが、苗代を作るのには細かな手作業が欠かせません。佐千夫が例年の様な苗代を形作るため、中畦を造り苗床を平らにし導水路を造っています。慣れない作業を一人でやらされたので、休み休みしながらの仕事振りでした。

  苗代を苗がおける形に作り始めました
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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