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最後の稲刈り

  「にこまる」は、九州沖縄農業研究センターで育成された稲で、ご飯は粘りが強く透明感があり光沢も良くて非常に綺麗。穀物検定協会の食味ランキングでは、長崎県産の「にこまる」が4年連続で、最高ランクの「特A」の評価を受けています。各地の食味コンテストでもコシヒカリを押さえて数多く上位入賞するので、数年前からその食味の良さが気になっていました。

  我が家では昨年から作り始め、今年は2反歩に増やして「十箱」の田に作付けしました。この写真で言えば、上半分はお預かりしている小作田。中畦を取ってほぼ真四角な田になっています。

  まだ少し刈り穫りには早いのですが、明日が夕方まで大荒れでしばらくは曇り時々雨の日が続く予報。乾燥機の都合で丁度2反分は乾かせるので、思い切って稲刈りをしました。

「十箱」の田は我が家の前を流れる川の上流にあります

  この田の西側を流れる小川は、下の写真では左上60m程の所に、わずかに一部分写っている我が家の前に流れていくのですが、昔から河床が高くて畦が低く何時も畦際が乾かないのです。コンバインで刈り難いのはほんの1~2列ですが、稲刈りには毎年難渋します。

  今年も毎年と全く同じ場所でコンバインが煮え込み、前後進を繰り返しましたがらちがあかず、トラクターを持ってきて牽引して引っ張り出しました。距離にしてわずか数メートルなんですが。

来年は畦を高くして排水対策をしないと…

  3時過ぎに無事、今年最後の稲刈りを終了。雨の前にともかくも終わってホッとしています。20俵入る乾燥機に張り込んだらほぼ満タンだったので、豊作と言っても良いかと思われます。

  夕方薄暗くなっていましたが、三軒の地主さんへ新米を持って行ってきました。毎年ならこのあと山田錦の籾摺りを済ませ、にこまるが乾いたら乾燥機からフレコンに移して、籾で残しているコシヒカリを乾燥機に戻して籾摺り。これでやっとそれぞれのお宅に所定の年貢米を持っていけるのですが、今日は取り敢えず半俵だけお届け。後は例年通りもう少し先に…と思っています。

再び石徹白へ

  5月に田中先生がご自分で書かれた掛け軸を持って、石徹白の藤屋さんへ行かれるのにお供した時は、生憎の雨。晴れていれば白山が遠望でき、遠近の山並みが素晴らしいのにと残念がっておられたので、紅葉の季節にもう一度石徹白(いとしろ:岐阜県郡上市)を訪ねる事にしました。

  今回は先生の教え子の方が2人京都から来られ、車もアルファードの新車。ハイブリッドの車を私も半道運転させて貰いましたが、20万㎞走った我が家のパジェロとは大違いでした。

  朝8時に山小屋を出て昼前に、前回は寄れなかった阿弥陀の瀧を見に行きました。流石に先生が自慢されるだけあって、紅葉にはまだ少し早かったものの、素晴らしい景観に圧倒されました。

あと一週間で紅葉も本格化するのでしょうか

  桧峠を一旦通過して、白鳥高原カントリークラブの駐車場へ。ここから見える山々を何時間も掛かって登り、1時間ほどで石徹白の集落まで滑って降りる…。若い頃、そんな本格的な山スキーをされていた先生には、脱帽以外に言葉は有りません。

ウイングヒルズスキー場では人工雪でシーズンの準備中でした

  昔は長良川鉄道・北濃駅からこの桧峠を通って石徹白の集落まで、10㎞ほどの冬の山道をスキー道具や荷物を背負って歩かれたと聞き、とても敵わないなというのが正直な感想です。

一緒に行った人達と桧峠で記念撮影

2枚目の山田錦

  雨に追われて稲刈りを急かれたり中断したりする年もあるのに、今年は何処の田も極めて順調に刈り穫っています。高島名物の時雨もなく、台風も来ない秋はちょっと経験が無いほど。

  山田錦は2反強の田と3反強の、圃場整備が済んだ田に植わっています。我が家のコンバインの能力では、どちらの田も刈り穫るのに半日は掛かるので、急な雨は大敵なのです。

  昨年の反省から今年は少し遅らせて穂肥を入れたので、背丈が短めで殆ど倒伏していないため、コンバインを下げず高めに刈り穫っていますので、カッターに藁が詰まる事もありません。

背丈は低く穂も短いのですが実入りは良いようです

  2日間で山田錦の稲刈りは極めて順調に終わりました。我が家のコンバインはフレコン仕様で籾は小さめのフレコンに受け、フォークリフトで吊って抜いてからトラックに積み込みます。

  軽トラの場合、1反歩の田の籾なら収穫の途中で、最低2回は乾燥機に張り込むために帰らなければなりませんが、このやり方だと2反分位の籾は一度にトラックに積み込めるのです。

これで米にすると約15~6俵分位でしょうか

  山田錦の収穫が終わってホッとしています。この時期になると…なのでしょうが、この田では毎年稲刈りをしていると、何種類かの赤とんぼが飛び回っているのを見掛けます。

  米作りに除草剤を1回使う以外には、殺虫剤や殺菌剤などの農薬を使わないので、生活圏が田と山を往復するといわれる赤とんぼにとって、我が家の耕作田は住み易い環境なんでしょうか。

写真だけでは判別できませんがナツアカネのオスでしょうか

山田錦の刈り穫り

  滋賀羽二重糯の籾摺りが済んで乾燥機が空きました。にこまるを刈る都合もあり23日には雨の予報なので、まだ少し早いかなとは思うのですが、隣町にある山田錦を刈り始めました

  道路に近い水口部分は少し倒れていて綠も濃く、刈り穫りにはちょっと早いかなと思うのですが、全体を眺めると決して早過ぎるとも思えないので、今日は小さい方を刈り穫りました。

水口は部分的に少し寝ていますがこれくらいなら大丈夫

  佐千夫は土曜日なのでバイトに行っており今日は独り仕事でしたが、刈り穫り自体は独りでも充分。我が家のコンバインはフレコン仕様?ですが、約30分で1袋刈り穫る事が出来ます。

  普通のお米だと1反の田の収穫は2袋~2袋半。しかし山田錦は元々収量が少なくて反収で6~6.5俵なので、今日の収穫も2反強の田で4袋でした。まずまずかな。

  山田錦は非常に長くなる品種で、コシヒカリは私のお腹位まで伸びるのですが、もっと長くて胸まで来る滋賀羽二重糯と比べても更に長く、下手に作ると私の肩を越えるのです。

  長く伸びた稲が倒伏していると、稲藁がカッターに詰まってとんでも無く時間が掛かりますが、今年は背が低く殆ど倒伏していないので、刈り初めて約2時間で順調に刈り穫りが終わりました。

まだ日の高い内に刈り終える事が出来ました

  予報では明日も良いお天気の様なので、隣の大きい方の山田錦を刈り穫る予定。こちらは少し変形していて藪の陰になるので、稲は長く伸びて倒れやすいのですが、今年は大丈夫。

  年によっては穂肥を入れるのが早すぎて、稲が伸びて倒伏する事もあるのですが、どうやら今年の施肥設計が良かったようです。2枚の田で30俵が収量目標なんですが、今年は…?

この写真はフォークリフトを一杯上げ爪に登って撮りました 

羽二重糯を籾摺り

  台風21号は予想外に進路を東に振ったので、少し強い風も吹きましたが17日の昼過ぎから夕方に掛けて、かなりな雨が降っただけ。これで今年は、台風の被害は全く無しで済みそうです。

  雨が上がったので、刈り穫りから5日程掛かってようやく乾いた滋賀羽二重糯を、籾摺りしました。糯米の場合は粳米が混じらないよう、籾摺機や石抜機・選別機などを徹底的に大掃除します。

掃除機とコンプレッサーで徹底的に大掃除

  糯米は白く無いと値打ちが無いので、乾燥が難しいと言われています。乾燥機の無かった子供の頃は良く筵干しを手伝いましたが、天日干しをしまだ暖かい内に筵で包んで保管しました。

  しかし本当は、乾燥機に風だけ送っていても水分14.5%位まで乾くと、綺麗に爆ぜます。コツと言えば乾燥の途中で1日くらい静置しておく事。時間さえ掛ければ真っ白に仕上がります。

  今年は作付けを1反増やしたので、縦型乾燥機に入りきらなかった分の4俵位を平型乾燥機に入れ、やはりバーナーは使わず日中だけ風を送って乾かしました。

  縦乾の籾摺りが済んだので、籾摺機のある隣の作業場へ移動するため、平乾の籾をフレコンに入れましたが、これは完全な手作業。昔は全部こうでしたが、フレコンを使う分だけ楽でした。

平乾から籾を出すのは一苦労です

  我が家はフレコンで籾を移動しますので、フォークリフトで吊って作業場に持って入り、乾燥機に張り込む時は手製のシューターを使って、籾を落とし込んでいます。

  乾燥機にフレコンから直接籾を張り込む農家は余り無いかと思いますが、我が家の場合は隣の乾燥機との間が余り広くなので、どちらにもこのシューターが無いと張り込めないのです。

労力的には何の苦労も無くて楽ちんなんです

稲刈りは中休み

  苗代跡地の七夕米・コシヒカリを刈り穫って、次ぎに刈るのは「にこまる」か酒米の「山田錦」。例年通りならいずれも刈り穫りは今月下旬なので、まだかなり先になりそうです。

「にこまる」はまだ田面に水があり排水して乾かしています

  良い天気が続くので、七夕米のコシヒカリや滋賀羽二重糯を、日中だけ乾燥機を送風にセットして乾かしているのですが、この時期になると気温が下がって来て、非常に時間が掛かります。

  取り分け滋賀羽二重糯はバーナーを使って乾燥していても、17~8%まで乾くと一日位は一旦乾燥機を止めて置くほどで、元々粳米を乾かすよりも時間が掛かって仕舞うのです。

  この間に次の籾摺りに備えて、一杯になった籾殻コンテナーの籾殻を撒きに行きました。此処は川の堤防の下の田で、東・北・西の三方を破竹の竹藪に囲まれていて日当たりが悪く、しかも粘土質で水捌けが良くないのですが、籾殻を鋤き込むと排水性が見違える様に良くなって、コンバインが煮え込まなくなり秋の収穫作業が非常に楽になるのです。

この田は藪の側で日当たりも水捌けも悪いのです

  夕方、近くの田で煙が上がっているのを見掛けました。野焼き禁止と言うのが原則ですが、夏の間に頑張って野菜を作った後始末をしておられた様です。夕暮れに野焼きの煙が上がるのは、田舎の秋の風物詩の様に思っていて、子供の頃から慣れ親しんだ風景なんですが。

野焼きは秋の風物詩のようなものなんですが

南市区民運動会

  広辞苑には載ってないが、雨天順延と同じように猛暑順延と言う考え方もあると区長さんにメール。同じ事を考えてましたと返信が来て、9月1日の予定が今日まで順延になりました。

  今回で37回を数えるのですが、第1回の区民運動会では私は競技委員長を務めました。以来ずっと関わって来て今回も審判長をしています。しかし私の本当の役割はカメラマンなのです。

穏やかな秋晴れに恵まれて区民運動会が開かれました

  南市区のホームページを作るのに写真を撮っているのですが、自分の出番のためにカメラバッグに仕舞おうとして取り落とし、愛用のカメラを故障させて仕舞いました。上手く直ると良いのですが。

  小さな子供さんが楽しそうに走り回ってくれると、こちらも嬉しくなります。色々な種目を行いますが近年は少子高齢化で、小学生・中学生などの学年別リレーなどが組めなくなりました。

これはパン食い競争なんですが

  多分第6回の運動会からこの種目が出来たと思うのですが、南市区民運動会の最後を飾る種目が「一発逆転15人リレー」。 この種目は得点が2倍になるので「一発逆転…」と名付けました。

  選手は各ブロックで年齢別に選出しますが、スタートの1・2走だけは小学生で、3走以降は男女を問わず誰がどの区間を走っても良いのです。私は7年前に左膝を痛めて一度だけ走れなかった事が有りますが、今年も50歳以上の部の選手で20回目、通算31回目の出場を果たしました。

  帰ってから道路際を掃いていると隣家の幼稚園児に、「おっちゃん運動会で走ってたやろ?遅いと思ってたら無茶苦茶早かったし、びっくりしたわ」と誉めて貰いました。また来年も走るかな。

リレーメンバーとして何とか責任を果たしました

七夕米を刈穫り

  苗代跡地は7月7日に植えたので七夕米と呼んでいますが、麦の後作でも6月中には植えるので、こんなに遅く田植えをする農家は日本中でも余り無いかと思っています。

こんな写真を撮れるのも今日でお終いになります

  我が家の七夕米は早生品種のコシヒカリなので、コシヒカリとしては多分日本一遅い田植えでしょう。これだけ遅いと出穂は8月下旬。少しでも猛暑を避けて稲を稔らせるのが第一の目的です。

  ここ何年も残暑が厳しいので、こういう作り方を始めた11年前とはかなり事情が違いますが、それでもこの超遅植えコシヒカリは、収量は少ないものの抜群に美味しいのです。

  作型を分散して収穫期をずらす事も目的の一つ。こうすれば1ヶ月に渡ってコシヒカリを収穫出来るので、我が家の様な小さな農家でも、かなりの面積にコシヒカリを植える事が出来ます。

今年は全く倒れてないので非常に楽に刈れました

  毎日の様に写真を撮って来ましたが、いよいよ稲刈りとなるともう田んぼの写真は撮れないし、何か寂しくなりますね。今日は抜ける様な秋晴れに恵まれて、佐千夫と交代で刈り穫りました

  後残るのは山田錦とにこまるですが、両方とも月末の収穫になります。それまで時間はたっぷりあるので乾燥機は送風にセットし、じっくり風だけ送って七夕米を大事に乾かす予定です。

これで苗代跡地の七夕米はお終いです

久々の平型乾燥機

  1週間前にはしばらく秋晴れの天気予報だったのに、昨日は急に夕方6時から雨の予報。しかし良い方に外れて雨が降り始めたのは夜中過ぎ。お陰で羽二重糯の刈り穫りは無事終りました。

  昨夜は福井県嶺南地方で大雨警報。高島市は滋賀県北部の予報より、福井県嶺南地方の予報が当たる事が多いので、今日も何となく不安定な天気でしたが、夕方ようやく綺麗な夕焼け。

ようやく綺麗な夕焼けになりました

  昨日は滋賀羽二重糯を3反刈ったのですが、予想外に収量があって予定していた乾燥機には入りきらず、臨時にトラックにブルーシートを敷いて、一晩仮に保管していました。

  昨日持って帰った稻藁もこのままでは陰干し出来ないので、別の倉庫にバラバラにして保管する事にしました。上手く乾いて、年末まで綺麗な色を保ってくれると良いのですが。

稻藁も別の倉庫に保管しました

  籾の方はこのまま天日干しと言う訳にはいかないので、15年前から使ってない平型乾燥機を倉庫から出して来て、別の倉庫で組み立てました。これでしばらく通風乾燥する予定です。

15年振りに組んだのですが無事稼働しました

羽二重糯の刈り穫り

  稲刈りはようやく終盤になってきて、今日は滋賀羽二重糯を刈り穫りました。滋賀羽二重は富山県農業試験場で、「これに勝る糯米は無い」と太鼓判を押された、美味しい品種なのです。

  しかしながらこの羽二重糯は、普通に作ればコシヒカリより長くなり、しかも茎がしなやかで曲がりやすく、おまけに刈り遅れると籾がこぼれ、胴割れしやすいというやっかいな品種。

  近年お餅を食べない家庭が増えたのも一因ですが、我が家の周りでも作り難い滋賀羽二重糯を、作付けしない農家が増えました。乾燥を考えると少しだけ作ると言う訳にもいかないので、それなら我が家が作る羽二重糯を、必要なだけ買いたいと言う得意先農家が何軒もあります。

今年の羽二重糯は少し小出来です

  今年の作付けは3ヶ所に分かれた3枚で3反。その内の1枚には減反部分に、惣社神社で使う注連縄用の青刈り稲がありましたが、先月23日に刈り穫って既に脱穀も済ませ保管しています。

当たり前ですが青刈りの時とは全く色合いが違っています。

  もし稲刈りの時稻藁をカッターで切らないで落とし、長いままで直ぐに倉庫で保管したら良いのなら、手刈りや脱穀の手間も省け一石二鳥かと、試しに我が家で年末まで保管する事にしました。

天気予報が外れて夕方まで雨は降りませんでした

地主さんと稲刈り

  今年は倒伏している田が少ないので、絶好の秋晴れが続くのと相まって心穏やかに稲刈りをしています。我が家の稲刈りも既に半ばを越えました。苗代跡地ももうすぐ刈り穫りです。

  「滋賀羽二重糯」の方が先になりそうですが、苗代跡地の「七夕米」が終わると、「山田錦」と「にこまる」を刈って今年の稲作は終了する予定です。早くも何か寂しい気分ですね。

実は昨年はこの苗代跡地も倒したのです

  神明講の田を刈っての帰りに、得意先農家の新型コンバインに出会いました。我が家の2倍半位の馬力数で、全くロス無く畦に沿ってカーブしながら、羨ましいほど綺麗に刈っていました。

  我が家のコンバインだと植えてある条に沿って真っ直ぐに、それも株を掻き分ける様にセンサーを使って刈っていても、時に隣の条を引っかけて刈り損ないが出来て仕舞います。

  半分位は完全な倒伏状態だったこの田を、遠くから見ていると音も無く静かにスイスイと刈って行くので、どんな作り方をしてもこれなら大丈夫やなと、悪態の一つも突きたくなるほどでした。

楽そうに刈っているのを見ると羨ましいですね

  午後には幼馴染みが地主さんの田へ移動。大阪からお墓参りに帰った来たついでに、稲刈りに立ち寄ってくれました。テープカットの真似をして、まず地主さんに一鎌入れて貰い、その後はコンバインにも乗って貰おうと思ったのですが、肝心のコンバインが故障して仕舞い残念でした。

  子供の頃は彼も米作りを手伝った事があるとか。お父さんがお医者さんだったので、これは意外でした。年貢米は精米して真空パックし、彼と彼の3人の子供さん達に送る予定です。

  それにしてもこの写真を見るまで、彼とはこれ程背丈が違うとは思っていませんでした。小学校の頃は小さい方から並ぶので、我々は二人とも何時も前の方に居た様に思うのですが。

後ろのトラックが邪魔ですが

稲刈りの準備

  何軒ものお宅から依頼を受けて田をお預かりしていますが、幼馴染みの地主さんは初めて。
しかもこの同級生、地元に家があって時々帰っては来ますが、大阪在住のいわば不在地主さん。

  今年から預かって、時々メールに写真を添付して稲の生長振りを報告していましたが、いよいよ明日の稲刈りには帰って来るとのこと。先に刈った彼の田の新米も少し準備しています。

綺麗な黄金色の稲穂に仕上がりました

  折角来てくれるのにがっかりさせては申し訳ないので、今日は午後から畦の草刈りをしました。稲穂が垂れているので下手をすると、穂まで巻き込んで刈って仕舞います。

  我が家は畦から少し離して植える様にしていますが、普通は畦際ギリギリまで植えてあって、稲刈り直前の草刈りはちょっと無理。勿論稲が倒伏していないのが絶対条件です。

これで今年何回目の草刈りかなあと思いながら刈っていました

  今年初めてお預かりした田なので、我が家流の土造りは出来ておらず、少し控えめに作っていますので収量はまあまあかなと言う所。しかしこの穂並みなら喜んで貰えると思うのですが。

見るからに美味しそうと思うのは私だけでしょうか

注連縄用藁を脱穀

  先月23日に刈り取った注連縄用の稻藁は、惣社神社の社務所脇で陰干ししていましたが、良く乾いたので今の内に脱穀し、稻束をばらばらにしてもう一度保管する事にしました。

  朝から宮守さんと氏子総代さんが軽トラに稻藁を積んで来られ、我が家の玄関先の田で脱穀作業。150束程なので作業自体は直ぐに済んだのですが、年末までの保管が一苦労でしょう。

今日は朝一にこの脱穀作業をしました

  今日は家の近くの2枚で3反歩のコシヒカリを刈り穫り。土地改良区が年明けに水路と農道を整備してくれたので、田の近くまでフォークリフトで入れるようになりました。

少し出来が悪いかなと思いますが倒伏するよりはまし?

  稲刈りの途中で、3条刈っている一番外側が上手く刈れないのを発見。覗いて見るとコンバインの刈り刃が1枚折れていました。何処かで石でも噛んだのでしょうか、珍しい事故です。

  中途半端な稲刈りになって仕舞いましたが、丁度片方の乾燥機一杯分位は収穫。2日に刈って乾燥機に入っていた籾が乾いたので、私が稲刈りをしている間に佐千夫が3俵だけ籾摺りをし、残りをフレコンに出してくれました。これで刈り穫った方のコシヒカリを乾燥機に入れて乾かせます。

  まだ少しだけですが、幼馴染みの同級生の田の籾摺りが出来て玄米になったので、精米し2㎏入りの真空パックにしておいて、8日に来る幼馴染みの地主さんに何パックか渡す予定です。

  我が家では乾燥機の籾はバーナーを使わず、風だけを送って乾かしています。10月になって気温が下がると乾くのに時間が掛かり、毎日稲刈りと言う訳にもいかないは痛いのですが。

  こんなやり方で籾を乾燥すると手間も時間も掛かりますが、それでも出来るだけ自然に近い方法で美味しい米に仕上げる、我が家のこだわり。乾燥が終わったら年間籾で貯蔵しています。

このコシヒカリは少し刈り遅れ気味でした
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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