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レンゲの田起こし

  天気が定まらず北の寒気の影響か夜は酷く寒くて、苗はなかなか生育してきません。間もなく九州は梅雨入りかと思われますが、急に天気が崩れて雷が鳴ったり土砂降りになったり。

  レンゲは播種したのが遅かったせいもあり、上手く生えなかった所もありますが、それでもまだ花盛りの田も多く、まだ種にならないので田起こしを見合わせています。

環境こだわり農産物生産圃場でレンゲが満開

  花が終わって実を付けている物もあれば、既にその実が成熟し黒くなっているものもあります。後1週間もすれば田を起こせると思うのですが、どうやら天気の方が下り坂の様です。

レンゲはまだ花と実が混在しています

80歳で10町歩

  肥料の配達に近くへ行ったので、得意先農家の苗代を見てから田植えをされているのを見に行ってきました。私より10歳年上ですが元気元気。殆どの農作業を独りでこなしておられます。

  田植えに専念するため苗運びは知人に頼んでおられましたが、もう既に田植えは終盤になっていて、10町歩分で2700枚あった苗は殆ど植えられ、残り少なくなっていました。

苗代の苗が少なくなっていました

  お昼前に行ったのですが既に5反歩を植え終わったとか。みのる式の田植機は4条植えで、苗の補給にも手間が掛かります。それでもこの作業量。鈴木さん、とても80歳とは思えませんね。

流石にビシッと真っ直ぐに植わっていました

アンネのバラ

  庭先に「アンネのバラ」が3鉢有り、今年初めて花が咲きました。美代が昨年6月、勤めていた高校の事務員さんから頂いて来て挿し木をして増殖し、既に2鉢が余所に嫁入りしています。

アンネのバラは開花とともに少しずつ色が変わります

  得意先の農家のご主人から頂いたのですが、こっちの花は肝心の名前が分かりません。秋に種から育てた芽を枯らさないよう家の中で管理された苗を、春になって頂いて植えたものです。

こっちは名前の分からない花なんです

  苗代は大荒れの天気の晴れ間を見て、最後の「にこまる」と「滋賀羽二重糯」を苗床に置きました。予備にコシヒカリを60枚ほど作る予定ですが、今年の必要量は確保出来たと思っています。

少し葉色が褪めてきたので液肥で追肥しました

季節の移ろい

  ようやく天候が安定して来ましたが、それでも大陸から寒気が入っての天候異変で俄雨が降ったり雷が鳴ったりし、例年とはかなり様相が違っている様に感じます。

  少し遅い様に思いますが庭先の芍薬やバラが咲き始め、一気に賑やかになってきました。山椒の花も実になっていますが、まだ青いので収穫は少し先かなと思っています。

ようやく芍薬が咲き始めました

鉢植えのバラも咲き始めました

山椒は色々な料理に使えるので、重宝します

  5岸目の苗代に酒米の山田錦150枚+予備10枚を置きました。順調に育てば10月の下旬に収穫し、来年の2月頃マキノ町の吉田酒造で、純米酒「かじや村」に醸造されます。

  今日はもう1岸、滋賀羽二重糯とにこまるを置く予定でしたが、山田錦の岸をを終えたところで予報通りの俄雨。午後は3時から会議の予定も入っていたので、明日に順延です。

5岸目は純米酒「かじや村」原料米の山田錦

最終の種蒔き

  昨日とは打って変わって穏やかに晴れたので、朝から310枚の育苗箱に土を入れ、午後は山田錦で1岸分150枚+予備10枚と滋賀羽二重糯・にこまるの2品種で1岸分150枚を播種。

  我が家の倉庫はシートハウスで水道設備が無く、土を入れるだけなら良いのですが播種までするとなると、道具一式を外に運び出さないといけないので、フォークリフトが大活躍します。

こうすると一気に全部運べるのです

  今日は3品種を播種したのですが、育苗箱と種籾を入れる袋の色を合わせて間違えない様にしています。山田錦はブルー、にこまるは黄(白)、そして滋賀羽二重は赤(オレンジ)。

育苗箱は品種によって色分けしてあります

  基本的には品種別に違った型の育苗箱を使うのですが、今年は急に滋賀羽二重糯の作付けを増やしたので、オレンジ色に塗った育苗箱だけでは足りず、少し混在しています。

石徹白へ

  生憎の雨でしたが、若い頃から何十回もスキーに行かれたという岐阜県石徹白の藤屋旅館へ、ご自分が書かれた書の掛け軸を届けたいと言われる田中先生のお供をして、パジェロを運転して行って来ました。 ( 「石徹白」 は 「いとしろ」 と読み、岐阜県郡上市にあります。 )

  「石徹白聖雪」と書かれた書を昨年秋表装に出された時には、出来上がったら宅配便で送りたいと言われたのですが、ご自分で届けに行きませんかとお誘いしたものです。

「石徹白聖雪」の軸を藤屋の奥さんに説明をされる田中先生

  本当は宅配で送るより自分で持って行きたかったんや…と先生。藤屋さんも思いがけない贈り物に驚きながらとても喜んで下さり、往復8時間半は非常に値打ちのあるドライブになりました。

  帰り道、ゴルフ場への道を入った所にある旧道へ案内して頂きました。先生はこの石碑の「旧道桧峠」の文字が非常に良いとお気に入りなのだそうです。

「旧道桧峠」の石碑

田起こし開始

  何処の田もレンゲが花盛りなので、せめてもう少し種が載るまではと待っているのですが、レンゲの余り生えて無い所だけは先に、苗代作りの合間に少しずつ田起こしを始めました。

  同じように種蒔きをしたのですが、播種時期が少し遅かったのと田面の乾き具合で、上手くレンゲが生えた田と生えなかった田があり、同じ田でも部分的な生えムラが出来てしまいました。

レンゲの生えてない田を先に起こし始めました

  ラジエーターを修理したお陰でトラクターは快調。田を起こしていると色々な小鳥が虫を食べに寄って来ます。代掻きの時に来るサギが姿を現さないのは、不思議ですね。

ムクドリやセキレイの他にはカラスなども来ます

田植機の修理

  試運転の田植えは昨年から故障している施肥機を使わず、動力散布機で肥料を全層施肥して何とか済ませましたが、本格的に田植えを始める前に交換しておこうと整備し始めました。

  ところが施肥機を田植機本体に止めているネジが錆び付いていて、4本の内の3本までは抜いたもののどうしても1本が抜けず、いつもの安原エンジンサービスの賢君に頼みました。

  日曜日というのに気軽に手伝ってくれたのですが、二人がかりでもネジは抜けず結局ねじ切って仕舞いました。どうしようもないので後は賢君がプラズマアークで切断してくれたのですが。

プラズマ溶接機で切断して施肥機を外して貰いました

  錆び付いて田植機本体に残ってしまった部品は、大きなネジを溶接し特殊な工具で引き抜いてくれ、何とか別の施肥機を載せられる状態にして貰った田植機に乗って帰って来ました。

何とか施肥機を取り外せました

  別の田植機から取り外して田植機と一緒に貰ってあった中古の施肥機は、少し型式が違うのですが多分このままでも載せ換えられそうに思われます。しかしやはり気になる錆は有ります。

こちらは別の田植機から取り外してあった施肥機

  施肥機を分解して錆止めをし、塗装し直して組み込もうと思って居るのですが、取り外した物よりは状態は良いものの、バラしてみると錆の酷い部分があるので、大丈夫かなと心配しています。

バラしてみると錆が気になります

急な田植え

  得意先農家から田植えが終わったが、1反分ほど苗が残ったと電話が有りました。今年は天候不順で育苗に失敗した農家も多く、あちこち聞いてみましたが大体田植えは終わっています。

  折角言って貰ったのに誰も使わず捨てるのは勿体ないので、秋起こしをしてあった玄関先の田に肥料を撒き、我が家で植えることにして一昨日、急遽代掻きをしました。

苗代つくりと田植えが同時進行中

  中一日おいて土が落ち着いたので、朝から降り出した俄雨がやむのをのを待って苗を貰いに行き、田植機を整備し代掻き水が落ちるのを見計らって田植えをしました。

  1反足らずの大きさですが上下2枚に分かれていて、私の田植機で3往復すれば植わって仕舞うほど細長い田。石が多くて耕土は浅く、なかなか真っ直ぐに植わらないのが難点です。

田植機の試運転を兼ねて今年の初田植え

2岸目の苗代

  昨日、朝から土入れをし午後から種蒔きをして、苗箱150枚を準備しました。佐千夫は毎月第2日曜には仲間とサバイバルゲームに出掛けるので、今回は美代に手伝いを頼みました。

  播種機のホッパーには育苗倍土が40kg程しか入らないので、キャスター付きの大型ポッパーを自作して使っています。此処には約200kgの土を入れられるので、補給の手間が省けます。

  もっとも播種機全体をキャスター付きの台車に載せ、私が屈まなくても仕事が出来る様に高くしてありますので、土の補給はフォークリフトが無いと出来ないのですが。

  空の苗箱も自動的?に供給出来るよう簡易な装置を作り、3箱ずつ積んでおいて次々に送り出せるようにしています。これだと仮に手伝いが居なくても、独りで土入れが出来るのです。

苗箱に土を入れてから、改めて種蒔きをします

  明日は天気が悪くなるとの予報で、朝から苗床に並べました。今日は佐千夫が一緒なので時間を計りながら作りましたが、苗床に苗箱150枚を並べるだけなら、約1時間程で終わりました。

  苗床の準備をするのに時間が掛かり、並べ終わってからも苗床の巾を決め、ワリフを掛けてからの後始末にも時間が掛かるものの、苗代1岸を作るのに必要な時間は3時間足らずでした。

2岸目の苗代が出来ました

ラジエーター修理

  日の本トラクターが昨年末からオーバーヒート気味なので、念のためラジエーターキャップを新品に交換し、洗浄液を入れて何度もラジエーターを洗いましたが、全く効果は有りませんでした。

  本格的な農作業に入る前に修理をしておこうと、トラクターからラジエーターを外し、2年前にフォークリフトでお世話になった大垣の、池田ラジエーター工業所へ行ってきました。

日の本トラクターのラジエーターを修理のため取り外し

  一昨日電話をしてお願いしておき、夕方持って行くと直ぐに部品を手配して、早ければ明日の夕方仕上がりますとの返事。所が昨日の昼過ぎには、もう出来ましたと電話がありました。

  仕事を少し早めに切り上げて、2時間掛かって大垣まで行ってきましたが、ラジエーターから取り外した古いコアは水垢が詰まってコテコテ。これではオーバーヒートするはず。

  タンクなどコア以外の部品は全部再利用し、塗装し直されたラジエーターは新品同様。今日種蒔きが済んでから早速組み込んで試運転しました。当たり前ですが上々の仕上がりです。

コアだけを新品に交換し塗装し直されたラジエーター

苗代作り開始

  天候不順は仕方無いのですが、週間天気予報が前日位になってからころころ変わるので予定が立たず、7日に播種したコシヒカリをようやく朝から苗床に並べ、苗代を作り始めました

  関東地方に竜巻をもたらしたような急激な天候異変に遭うと、仕事によっては途中で切り上げる分けにはいかないので、時間の掛かる苗代作りには気をつかいます。

  昨年・一昨年は独りで作っていたのですが、今年は膝の手術後のリハビリのお陰で元気になって、風邪気味で仕事を休んでいたのに佐千夫が手伝ってくれ、非常に楽でした。

  大げさに言えば労力も時間も半分以下で済んで、しかも綺麗に仕上がって上々の出来なので、今年の米作りは極めて順調なスタートを切れたように思っています。

7日に播種した苗箱を苗床に置いて、苗代を作り始めました

レンゲが花盛り

  昨日の土砂降りがウソの様に晴れ上がって、素晴らしい五月晴れになりました。ぼちぼち種蒔きをしたいのですが、家内はお祭りに帰って来た長女と孫をつれて、朝から竹生島さんへお詣り。

  長男も一緒に行ったので、私が一人残って配達をしたり倉庫を整理したりしていましたが、夕方一区切りついたところで、昼過ぎに帰ってきていた孫達と一緒に、レンゲを見に行ってきました。

ゆうなはレンゲの中に座り込んで花摘みです

  出がけから既に雲行きが怪しくなっていて、佐紀子がレンゲの花で冠を作ってゆうなの頭に戴せてやろうとしたのですが、何ほども作れないまま大粒の雨に追われるように帰って来ました。

裕大の方はレンゲの中を走り回っていました

 昨年初めて気がついたのですが、秋起こしをせず勿論春になってもそのままにしておくと、特に種を蒔かずともレンゲの生えて来る田が有るのです。これは新しい発見でした。

  普通はこの時期、何処の田も全部耕起が済んで田植えをしていますので、レンゲを見掛ける事も珍しいのですが、我が家の田植えは1月先なのでしばらくレンゲが楽しめるのです。
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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