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4岸目の苗代

  風が納まってから掛け直しましたが、昨日は3岸目の苗床のワリフが剥がされた程の強風。大雨を予想して田の荒起こしを先にしたので、苗代作りは少し遅れ気味。

  朝から苗床を作りながら滋賀羽二重糯などを播種し、昼から4岸目の苗床に置きました。

  今年は苗の生長が非常に早く、24日に苗床に置いた3岸目も既に本葉第1葉が展開したので、昼前にワリフを取り去りました。

今年の苗は非常に生長が早いのです

お箸初め

  3月に生まれた「ゆうな」のお箸初め(お食べ初め)の祝いに、おびや餅を搗いて愛知県の安城へ出掛けました。しかし昨日からの台風2号崩れの大雨のお陰で、滋賀県から福井県に抜ける道路が通行止め。

  琵琶湖を北回りで岐阜から愛知の方へ抜けるためには、直進が通行止めになっている交差点を右折して仕舞えばいいのですが、そこへ行くまでに1時間のノロノロ運転を余儀なくされ、交差点の手前500mほどの追坂峠の上でついに完全にストップ。仕方なく琵琶湖を南回りで抜けることにして後戻りし、結局名神高速には栗東から乗りました。

  お陰で北回りなら普通180㎞の距離を、今日は270㎞走って予定より2時間半遅れ。それでもあやすと笑うようになった「ゆうな」の成長ぶりに驚かされながら、写真もいっぱい撮れたので大満足の一日でした。

あやすと笑うようになった「ゆうな」は、生後3ヶ月

イチゴ園で交流会

  アメリカやヨーロッパで農業研修をした研修生OBの集まり、滋賀県国際農友会の平成23年度会員交流会を、東近江市にある川副剛OBのイチゴ園で開催しました。

  川副君は平成5年度の第29回派米農業研修生で、平成6年から2年間アメリカで農業研修。帰国後は1000㎡のイチゴ園のイチゴの他にメロンも作っています。川副君のイチゴ園は、愛東マーガレットステーションの直ぐ側にあり、ロケーションは抜群。

  イチゴの味の良さはOBなら良く知っているので、多くの会員が子供連れで参加してくれました。普通こんな行事を組むときは天気を心配しなければならないのですが、イチゴ狩りもその後のバーベキューも屋内なので、2日前に梅雨入りし台風2号も接近中で小雨が降り続いていましたが、全く天気を気にせず楽しむ事が出来て助かりました。

川副OBのイチゴ園でイチゴ狩り

ポンプを搭載

  まだ5月というのに太平洋上に梅雨前線があり、九州南部が平年より8日ほど早く梅雨入り。しかもフィリピン沖には台風2号が発生し、月末には沖縄方面に近づくというおかしな天候で、数日ごとに雨が降ってそれも土砂降り。

  お陰で、秋に荒起こしの出来なかった田は乾く暇もなく、どうしようも無いので少し無理をして田起こしをしています。ところが今の時期は、既に大方の田は田植えが済んでいて、残っているのは大型農家と我が家の田だけ。

  これで一番困るのは、トラクターにくっついた土を道路に落とすと、犯人は私と特定されて仕舞うことなのです。大勢の農家が一斉に農作業をしている連休の頃なら、たとえ道路を汚しても誰がやったのか分からないのですが、今はもう我が家の周辺でトラクターに乗っている者は、他には誰も居ないからなのですが。

  よく乾いた圃場なら、それほど泥がくっつくことは無いのですが、こうなると対策を立てるしか有りません。タイヤを中心にかなり念入りにトラクターを洗い、道路に落ちた泥も洗い流して帰るのですが、我が家のトラクターはそのためにエンジンポンプを搭載しています。

  初代のポンプは年期が入っていて始動しなくなったので、新しいポンプを載せ替えました。代掻きに使うもう一台のトラクターにも載せ替えるので、まだワイヤーで仮止めしただけですが、上手く作動するかどうか試運転をしてから、田を起こしに行ってきました。

  市街地での農業には余計な手間が掛かるのです。

トラクターにエンジンポンプを搭載しています。

苗代の管理

  百姓仕事は天気次第。昨日播種した3岸目の苗箱を、苗床に並べようかどうしようかと迷った挙げ句、トラクターで培養資材を撒いて田を起こす方に切り替えました。

  明日から天気が下り坂との事で、こういう時には天気予報とにらめっこで仕事を選びます。同時に苗が伸びすぎたりしないよう、温度管理に細心の注意を払います。

  今日は1岸目の苗床のワリフを剥がし、苗を夕方まで日光浴させました。

  今年は少し苗の作り方を変えたので、特に神経質になっているのですが、予想通り例年より少し生育が早いので、本葉第一葉が展開したのを確認し、晴れて気温の高い日には日中はワリフを外し、夜間だけ掛けて保温する管理方法に切り替えました。

昼の間だけ、苗を日光浴させています。

2岸目の苗代

  昨日、2岸目の苗代を作る積もりで準備をしていましたが、昼前に突然のにわか雨。インターネットで確かめると、中国地方から丹後・丹波地方にかけて大きな雨雲があり、3時過ぎには本格的に降り出すという予報。苗代作りは諦めて肥料の配達をしてきました。

  お陰で土曜日に播種したコシヒカリは、倉庫の中で4日間待機していた分けで、1㎝ほどのウド芽が出ていました。これ以上遅くなると、芽だけでなく根も箱の下に伸びるので、ちょっとやばいギリギリのタイミングでした。

  7日に播種し9日に苗床に並べた1岸目のコシヒカリは、手作業で苗床を作っていた頃の様な禿げも無く、少しまだらになりましたが順調に生育しています。ワリフを外して液肥を掛けましたが、覆土の手直しをしたのも良かった様で、ここまで来れば一安心です。

好天に恵まれ、2岸目の苗代を作りました。

レンゲの花が満開

  苗代を作りながら、100mほど向こうに見える田のレンゲが気になっていました。5/2のブログで畦塗りをしていた田ですが、半月経ってレンゲは今が花盛りです

  10年余り小作しているのに、今までこんなに田んぼ一面にレンゲが咲いたのは初めて。隣の自作田の畦を塗りに行って、我が家をバックに写真を撮って来ました。秋に田起こしが出来なかったので、昨年少し咲いていたレンゲが実って、種が田一面に広がったのでしょう。

  普通は秋に培養資材を散布して荒起こしをし、春になってもう一度細かく砕いて田植えの準備をするのですが、これだとレンゲの種が土の中深くに入って仕舞って、芽を切らないのでしょう。レンゲを作り、なおかつ培養資材を撒いて田を起こすのなら、秋起こしは諦めて春まで待たないと無理という事になりますね。

  これは6月に田植えをするから出来る事で、4月に田植えの準備をする農家では、レンゲを作ってその後に田植えをするのは、不可能と言うことになります。

レンゲの花が満開になりました

大雨の影響

  昨夜、琵琶湖に近い集落の得意先農家から、10日からの大雨で湖の水位が上がって、湖辺の田が広範囲に水没していると電話が有りました。琵琶湖の水位はそんなに急には下がらないので、もしかして植えたばかりの稲が長時間水の底になると、被害を受けるかも知れないとの事。

  今朝、肥料の配達に行くついでに見て回りましたが、琵琶湖の水位はまだまだ高いものの、田畑からは一夜で水が引いた様で、被害の出る心配は無さそうです。

  ついでにこの農家の苗代を見に行って来ました。今年80才。とても元気な方で、殆ど一人で9haほどの水田で米を作っておられます。周辺の農家は田植えの最中ですが、この農家の田植えは1週間ほど先で、今はまだ準備をしているところ。

  苗代はこの写真の他にもう1枚有って、苗は全部で2700枚。何種類もの大型の農機具を使いこなし、私が積んで行く肥料もフォークリフトで、自分で倉庫に仕舞われます。普通の年寄りなら、せいぜい軽トラだけやがと言うと、自分では年寄りとは思ってないで…と大笑いされていました。

今年は完璧な苗が出来たと自慢されていました

土砂降りの2日間

  10日から降り出した雨は、初夏のこの時期には考えられない事ですが、梅雨前線に向かって台風1号崩れの低気圧から湿った空気が流れ込み、近畿北部各地に大雨洪水警報が出るほど、とんでも無い大雨になりました。

  我が家の苗代は11日には朝から完全に水没。まだ苗代全体の水路が仕上がっていないので、臨時に仮排水路を確保。それでも夕方まで水は抜けず、12日の朝になってようやく正常な水位に戻りました。これで籾は酸欠にならずに済みそうです。

  大雨でちょっと薄かった覆土が洗われて、芽を出しかけた籾がかなり露出して仕舞っていますが、まだ小雨が降っていて手の施しようがありません。後1日の辛抱ですね。

2日続きの大雨で苗代はグッタリ

苗代に苗箱を設置

  7日に種を蒔いた苗箱150枚を、1本目の苗床に設置しました。トラクターで細土するときから、土が偏らない様に気をつけていたので、珍しく長い苗床が平らに出来ました。

  普通トラクターで耕起すると、ロータリーの爪が土を後ろに蹴飛ばすので、端っこがどうしても盛り上がります。逆に端から2~3m辺りが凹んで仕舞うので、水を張ってからの手直しが欠かせないのですが、苗床がこんなに平均に出来上がったのは初めてでした。

  遅まきながら米作り40年。70才近くになって、コツを掴んだ気分です。

  新兵器のヤンマーティラーもうまく作動して、代掻きも非常に楽に済み助かりました。畦を立てる都合で秋起こしが出来ず、稲株は立ったままだったのですが、天気の加減でぎりぎりに起こした割には、綺麗に出来上がりました。やっぱり機械の威力ですね。

ようやく1本目の苗床が出来上がりました。

苗代地の準備

  先月14日、コシヒカリの籾種を浸漬し始めました。昨年の猛暑で種籾の休眠が非常に深くて、通常より長めに浸漬しなければならないと聞いていたのですが、例年に比べて異常に気温が低くて水温が上がらず、20日経っても芽を切る気配が有りません。

  珍しくぬるめの風呂の残り湯に1日漬けて、ようやく籾が鳩胸状になったので、脱水して播種に備えて乾燥。お祭りが終わるのを待って苗代地作りを始めました

  例年に比べて少し作業が遅れ気味なので、ちょっと手抜き気味?に畦を作っています。1本の苗床に150枚の苗箱をおく予定で、今年も6本の畦を作りました。写真の左手奥の水が張ってある田は、すでに田植えが済んでいます。毎年こんな風景ですが。

苗代地に仕切りの畦を作り始めました

田中神社・例大祭

  田中神社例大祭の4日は、朝から爽やかな五月晴れに恵まれ、気持ちの良いお祭り日和になりました。

  12時半に傘宿を出発した南市区の傘鉾は、惣社神社に参拝したのち流鏑馬(やぶさめ)と合流し、「り組」の行列となって惣社神社を1時15分に出発。1時50分に田中神社の大灯籠で「ま組」「つ組」と出会い、馬場区の佐田神社へ参拝したのち傘鉾はしばらく休憩。

  2時を回って流鏑馬の社参から一連の行事が始まりました。今年の流鏑馬は西川雅文君が勤めてくれ、使発走(すばし)は佐千夫がご奉仕しました。

  佐千夫は西川君の父親の鉦太郎さんに勧められ、初めて使発走を勤めたのが小学校6年生で、今回は6回目になります。

 此処何年かは非常に暑くて、鉦叩きの小さな子供さんなどはぐったりとして寝込んで仕舞いましたが、今年は少し風が有って雨の心配もなく、無事に全ての神事を終える事が出来ました。

田中神社・例大祭 流鏑馬神事

田中祭・宵宮渡

  田中神社例大祭の宵宮に南市区では、午前中惣社神社で湯立祭が執り行われ、傘宿の安原さんのお宅では傘鉾の飾り付けが行われて、午後から南市区内で宵宮渡しがありました。

  黄砂の影響もあり終日曇り空で、惣社神社へお参りしたときには小雨がパラっと来て、傘鉾にビニールシートを掛けましたがそれ以上降ることもなく、無事巡行を終えられて幸いでした。

惣社神社社頭で宵宮渡の記念撮影
プロフィール

 平井 貞夫

Author: 平井 貞夫
 かじや村は鍛冶屋村。私の住む戸数10戸の小字名。
「かじや村便り」は平井農産のホームページに載せていましたが、平成22年5月号からブログへ移行しました。
 青文字の部分をクリックして頂けば、関連するブログやホームページへ移動します。
 
 滋賀県高島市安曇川町田中  平井肥料店/平井農産

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